先月、「理想の競技会」としてご紹介した「WDSFワールド・スーパースターズ・ダンススポーツ選手権」での1対1のタイマン方式が、なんと、グランドスラム今年度最終戦である上海大会で採用されました

当ブログでは、判りやすさをとってタイマン方式と紹介しましたが、要はラテン、スタンダードとも、6組のファイナリストを二組ずつ3ヒートに分け、それぞれ五種目ある種目で、各組が自分たち以外の5組と必ず対決する方式で、WDSF公式サイトでは「new duel format(新決闘形式)」と紹介しています。

その「新決闘形式」をお披露目する意味もあるのでしょう。決勝ラウンド進出選手の紹介を兼ねた楽しい競演が公開されましたので、ご覧ください

サンバ
Balan - Moshenska, GER and Schmitt - Salikhova, FRA | 2018 GrandSlam LAT Shanghai


チャチャチャ
Silvestri - Varadi, HUN and Imametdinov - Bezzubova, GER | 2018 GrandSlam LAT Shanghai


ヴェニーズ
Zharkov - Kulikova, RUS and Sodeika - Zukauskaite, LTU | 2018 GrandSlam STD Shanghai


フォーメーション
Nikitin - Miliutina, RUS and Glukhov - Glazunova, RUS | 2018 GrandSlam STD Shanghai


スロー
Linis - Ancane, LAT and Abel - Galkina, EST | 2018 GrandSlam STD Shanghai


カップルチェンジあり、フォーメーションありと、どのヒートも趣向を凝らしたパフォーマンスで、こんな大会なら盛り上がること請け合いですね

この後、実際に新決闘形式による試合が行われた訳で、WDSFのメイン競技会での採用は、評価の公正化、可視化を分かりやすく推進したもので、オリンピックを目指した改革の一つでしょうが、日本の公式戦でも早く観られるといいですね〜

直近の可能性としては、来年3月10日(日曜)に、三笠宮杯と同じ駒沢体育館で開かれる東京オープンでしょうか

ドミトリー・ザルコフ&オルガ・クリコヴァの衝撃的なアマチュア引退発表といい、今回の上海大会は競技ダンスの歴史に残る大会になったようです