今、日本に海外から帰国する場合、2週間の待機場所の確保と到着空港から待機場所への公共交通機関以外の移動手段を用意することが求められています。
ということは、基本的に日本に帰国することができます。
ところがオーストラリアでは、現在のところ1日当たりの帰国者数の上限が決められています。
シドニー350人、パース 75人、ブリスベンとアデレードで約70名となっているようです。
あまりにも厳しい上限のため、海外に足止めされて帰国できないオーストラリア人がなんと推計10万人いるそうです。
しかも数少ない帰国枠をめぐって、より高額のチケットを購入した人が優先されるという事態となっており大問題となっています。
見込みではこれらの人たちが全員が帰国するまでに約6ヶ月かかるだろうと見込まれています。
海外に足止めされている間に家族が亡くなってしまったりする人もいます。
オーストラリアはコロナ以前から、自然保護のために細菌やウィルスの持ち込みを防ぐため靴裏に土がついていたりしないかチェックしたり、自然を守るために検疫は厳しいです。
今回はコロナの影響で厳しい制限を導入していますが、日常生活のバランスというのはとても難しい問題です。
同様の議論は日本でもありますよね。
また帰国者数を制限しているということは、国外に行く人もそれだけ少なくなってしまうということを意味しているため、オーストラリアに乗り入れている航空会社によっては経済的に大変難しい状況のようです。