奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家具と暮らしの一体感をデザインする注文住宅の空間提案事例、間取りと同時に家具のレイアウトと空間の仕上げを考える事で暮らしをより上質に。

2024年04月20日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

インテリアの要素と

暮らしの雰囲気による心地の違いを

デザインすることで

空間の質も使い勝手も変化します。

 

※和モダンを意識した自由な空間をイメージしたリビング階段と土間のある暮らし提案のLDK設計プラン

 

 

リビングテーブルの選び方も

その一つです。

 

リビングテーブルの導入は

いくつかの点で

見極めが重要です。

 

リビングテーブルは

人や家庭によって

その重要度が異なる家具のひとつです。

 

食事や作業を

ダイニングテーブルで行う前提がある人は、

ソファの前に配置する

アクセサリー的に考えるかもしれません。

 

一方、

リビングテーブルで

食事や作業を主に行う人もいます。

 

その場合、

リビングダイニングに

ダイニングテーブルが無いケースもあり、

そこではサイズや高さといった

スペックはより重要になってきます。

 

リビングテーブル自体は

リビングダイニングという空間の中で

低い場所に重心をつくり、

余白を埋めるという意味では

有能な存在です。

 

しかし、

サイズやレイアウトを

軽視すると「邪魔」あるいは

「有っても無くても良いもの」に

なってしまうものでもあります。

 

リビングテーブルは

有名なデザイナーによる名品から

無垢材の一枚板天板を

使用したものも含め

素材やデザインの選択肢も多様です。

 

その選択においては

いくつかの点を

しっかりと見極めて

選ぶことで

その価値も変わると言えます。

 

食事や作業がメインの場合と

使い勝手を良くするポイント。

 

リビングテーブルを選ぶにおいて、

まず「どの目的のために導入するのか」

という点の見極めは重要です。

 

例えばそこで

食事や作業を行うことが多いのか、

それは同時に何人か、

あるいはソファの前に置いて

軽食などを置いておくことが

メインなのか?。

 

場合によっては

「ソファの前にあるのが普通だから」

という理由かもしれません。

 

食事や作業を

複数人で行う場になるなら、

幅と奥行は

ダイニングテーブルと同じように

ある程度の大きさが無いといけません。

 

テーブルはいわば「場所」なので

大きい方が

心身ともにゆとりに繋がります。

 

しかし空間の使い勝手も

広さの認識も「それ」で変わります。

 

この場合、

ソファの前に配置されることが多い

テレビボードやその他の周囲の家具、

あるいは壁やドアなどとの

距離感も余裕を持ったものにしないと

回遊性が損なわれます。

 

ここで美しく

使い勝手の良いものになる

ポイントを挙げるとすれば

ソファのクッション部よりも

大きいサイズにしないこと、

そして「脚はなるべく中央に寄せること」です。

 

リビングテーブルを

ソファの前に置く場合、

テーブルとソファの間に

身体を入れて出入りします。

 

その時にソファより

大きいサイズのリビングテーブルだと

身体をぶつけやすくなるなど、

使い勝手に影響します。

 

テーブルの総幅は

ソファの肘掛けと肘掛けの間の

クッション部までの

総幅であれば

出入りにも影響しにくくなります。

 

また、

脚が天板の4隅に

ぴったりついているようなものは

やはり出入りに

影響する場合があります。

 

脚のデザインや

取付位置についても

打合せができるのであれば、

その点もふまえたものに。

 

このブログでも何度か書いている

家具と間取りと暮らしのバランスがあるので

僕の場合は

設計に入る際に

そういう部分も含めて

家具のコーディネートと共に

インテリアのショールームへ

ご案内させていただくようにしています。

 

それも含めての設計と間取りプランなので。

 

小さくても良い場合は

選択肢が広がるという事。

 

逆にそこで食事はしない、

飲食の機会はあっても

グラスや小皿を置く程度なら

サイズは小さくても

良いかと思います。

 

ソファの前に

リビングテーブルがあるのが

普通だから置くという場合も同様です。

 

この場合、

選択肢は「テーブル」と

銘打っているものでなくても

良いかもしれません。

 

背もたれの無いベンチは

一般的なリビングテーブルと

ほぼ高さが変わらず、

そのうえで奥行きは小さくなります。

 

軽食程度なら

問題ないサイズ感であることが多く、

そのことで空間の余白が生まれます。

 

これで空間そのものが

より軽やかに見えることや、

ソファの前、

あるいはテレビの前が広くなることで

回遊性が増す効果もあります。

 

もちろん、

本来は人が座るためのものですから

来客の際には

移動させても良いです。

 

コの字型でソファに

差し込むような

レイアウトができるものも有用です。

 

身体の近くに

飲食物などを

置いておくことができるので

便利なうえ、

ソファの前が開放的になります。

 

空間を広く見せることも、

ソファ前を小さいお子さんの

遊び場として

活用することなどの

メリットがあります。

 

スツールの活用なども

視野に入れると

より幅広いコーディネートが

可能になるかもしれません。

 

一枚板のリビングテーブルは

汎用性が高いという事。

 

基本的にはテーブルという家具は

天板と脚があれば成立します。

 

そうはいっても

インテリアですので、

やはりデザインや素材、

色合いを含めた「見た目」は重要です。

 

これを選んではいけない、

というものは無く、

それぞれが好みのものを

選ぶのがベストですが

大前提として

空間全体の雰囲気に

沿うものを選ぶのが良いかと思います。

 

ビビットカラーで目立たせる

というのもポイントになる

考え方もあります。

 

サイズが大きく

空間の主役級になるものなら、

そのテーブルが持っているイメージで

全体を作りあげるのも「あり」です。

 

また、

空間全体のテイストが決まっている、

あるいは他の家具を含めた

インテリアに差し込む

アクセント程度であれば、

全体のイメージと

乖離していないものを

選ぶことが得策です。

 

例外は無垢材の一枚板天板です。

 

人気の樹種でも

リビングテーブルとして活用しやすい、

サイズが小さいものは

価格も抑えめで取り入れやすい一方、

樹種次第では

ガラスや金物を多用した

モダンな空間の

アクセントにも

ナチュラルテイストの空間にも

ハマりやすく

お勧めしやすいものとなります。

 

リビングテーブル上を

「もの置き場」にしないために・・・・・。

 

リビングテーブルを

使用するうえで気を付けたいことは

日常における「もの置き場」と

なってしまうことです。

 

丁度良い場所に

丁度良い高さのスペースがあり、

普段使うものや

一度使用したものを「とりあえず」

置いてしまいがちです。

 

一つか二つならまだしも

様々なものが重ねておいてあるのは

単純に空間全体の

見た目の美しさを損なうだけでなく、

いざという時に

目的のものを

見つけにくくなるといった

弊害も生み出します。

 

リビングテーブルを

導入するにあたっては

ものを置きっぱなしにしない

という意識を高めると同時に、

その近くに

片づけを行い易い

収納家具などを

配置することもお勧めです。

 

例えばソファの横に

座面と同程度の

小さい収納家具があるだけでも

「そこに物を入れる」という

意識を根付かせて

空間を美しく見せるとともに、

テーブルランプなどを置いて

よりインテリア性を

高めることが可能になります。

 

暮らしの雰囲気を空間から

イメージする事も

設計時には大切な時間です。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

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気軽にご連絡ください。

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住まい手さんご家族との打ち合わせ、住まいの新築計画、(仮称)懐の深い佇まいと広く感じる多用途のある木漏れ日の家、少し先の事もイメージしながら可変性のある間取り提案。

2024年04月20日 | 家 住まい 間取り プラン

暮らしのイメージを整えつつ

住まいの新築計画でのプランを

相談中のところ。

 

 

※暮らしのイメージを具現化しつつ外観の佇まいと雰囲気も提案しながらの打ち合わせ中

 

程よい広さの感覚を

どれくらいに計画して

住み方をイメージするべきか?。

 

家自体に暮らしの懐の深さを

色々と考えつつ

提案のカタチとして

ファーストプランを打ち合わせ。

 

空間には兼ねる要素をデザインして

ミニマムだけど

マキシマムが同時に存在する。

 

そんな暮らしの空間を

提案中です。

 

リビング階段と

計算して範囲を間取りに溶け込ませた

吹抜けの範囲が醸し出す立体的要素。

 

一つの用途ではなくて

多用途な空間だから派生する

暮らしの魅力が

程よく馴染むようにと思います。

 

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暮らしを考える上で大切な人生観と生き方を見直すように、理想を考えつつも足るを知るという視野も家づくりでは大切にしています。

2024年04月18日 | 和モダン 思想

 

他人と自分を比べて落ち込んだり、

努力が報われないと悲しくなったり、

嫉妬心をもてあましたりなど、

ネガティブな感情で

心を乱されることは多いものです。

 

 でも、「もうダメだ」と

決めつけているのは自分自身です。

 

よく例えられますが

半分の水が入ったコップを見て、

「もう半分しかない……」と悲嘆に暮れるか、

「まだ半分ある!」と嬉しく思うか。

 

同じ事象でも、

意識の持ち方を変えるだけで、

「心のありかた」は

全く変わるものです。

 

「足るを知る」とは、

古代中国の思想家、

老子の言葉。

 

「足るを知る者は富む」、

つまり満足するという意識を持つことで、

精神的に豊かになり、

幸せな気持ちで生きていける

ということを表しています。

 

不満を言っても、

ある種自分がミジメになるだけで

状況は変わりません。

 

 しかし、「意識の持ち方」を

少し変えると

喜びや幸福感、

安らぎに満たされた人生を

おくることができます。

 

暮らしを常に考える立場としては

様々な状況下の中で

暮らしを丁寧にの「意味」も

家族の価値観とともに

ご提案しています。

 

そういう角度からも

住まいの設計を考えています。

 

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注文住宅の設計と暮らしの趣を考える雰囲気のデザインに色と素材の選択は重要な意味を持ちます、居心地と共に考える素材の色使い。

2024年04月17日 | 家 住まい 間取り プラン

「明るい色」は面積が広くなるほど

明るく見えるのか?暗く見えるのか?。

 

 

注文住宅の設計デザインと間取りの提案、建築家とつくるオーダーメイドの家造り

※色や素材等の提案を織り交ぜながら住まいの設計打ち合わせ途中

 

 

新築やリフォームの際に

悩むことの多い素材事ですが

仕上がりイメージは大切です。

 

中でもズレが起こりやすいのは「色選び」。

 

周辺の明るさや対比する

背景の色や隣の色、

周辺の見え方によって

目的の「その色」自体も見え方が変わります。

 

皆さんも普段の生活の中で

同じ色や模様のはずなのに

実際に見ると

見え方が違うという事はありませんか?。

 

家の中や家の外、

日陰や日向での違いも大きいです。

 

実際に家づくりでは

屋根や外壁にはじまり、

床、天井、壁紙など、

たくさんの色選びが必要になります。

 

完成を想像しながらの色選びは

楽しい時間でもありますが、

完成後の仕上がりの

イメージが出来るかできないのかで

大きな価値の差が生まれます。

 

色選びで失敗する原因のひとつは

サンプルブック(色見本)

だけに頼ること。

 

単体で見るのではなくて

周辺状況をあわせて見る事が大切です。

 

同じ色でもハンカチと

ベッドカバーでは

イメージが大きく異なります。

 

また、

太陽光で見るか室内の照明の光で

見るかによっても印象は変わります。

 

色のイメージは

「面積」と「光」に左右され、

面積が広くなるほど

明るい色はいっそう明るく、

逆に暗い色はいっそう暗く見える

傾向にあります。

 

そのため、

サンプルのイメージそのままで

仕上がりをイメージすれば

こんなはずじゃなかった・・・

という具合になります。

 

「色」には人それぞれ好みがあり、

落ち着く色というものがあります。

 

そのため色選びの失敗を避けるには、

「できるだけ大きなサイズ」

「実際の環境に近い状態」で

確認することができる機会を

積極的に活用することが

ポイントです。

 

ついついデザインや機能や性能に

気を奪われて

うっかり見落としがちな「色」ですが、

そういう部分も

確認しておくことが

成功のカギです。

 

外装や内装などの色選びは

できるだけ実際に採用する

状況下に近い状態で

そしてできるだけ

シンプルに考えることがお勧めです。

 

イメージ設計時の提案には

そういう意味が含まれています。

 

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暮らしの空間に充実の「余白」が生まれるスキップフロアの魅力、注文住宅だから可能になる立体的な空間利用の設計デザインで快適な暮らしの空間を実現できる住まい造りの魅力。

2024年04月03日 | 設計の事デザインの事

暮らしの空間に

充実の「余白」が生まれる

スキップフロアの魅力。

※住宅の間取り設計で空間の段差を立体的に活用するスキップフロアの設計提案実例

 

家を建てる際、

「土地は狭いけど広く見せたい」

「いつも家族の気配を感じていたい」

というような悩みや希望が

浮かぶ方は多いかと思います。

 

そんな思いがある際に

間取りと共に

立体的な空間利用を考えた

暮らしのスペースとして

おすすめしたいのが「スキップフロア」です。

 

段差を活かして

空間を広く見せることができるので、

たとえコンパクトな住まいでも、

広々と感じられます。

 

そんな「スキップフロア」の魅力や、

注意点、

スキップフロアと

相性の良い間取りなどを・・・・・・。

 

スキップフロアとは、

1つの空間に、

さまざまな高さのフロアをデザインした

空間のことです。

 

例えば、

床から30センチくらいの

高さに設けたフロアは「小上がり」と呼ばれ、

リビングの小上がり和室などに使われます。

 

また、

1階と2階の間に設けたスペースを

「1.5階」や「中2階」と呼びますが、

こちらもスキップフロアです。

 

このように、

フロアごとの高低差で

空間を区切る方法を、

スキップフロアと呼びます。

 

段差をうまく活用することで、

デッドスペースを減らして

床面積を広く使ったり、

収納スペースを

増やしたりすることができます。

 

スキップフロアのある住まいでは、

次のような魅力が感じられます。

 

視覚的に広く見える。

スキップフロアのある間取りでは、

段差で部屋を区切ります。

 

視界をさえぎる壁が最小限ですむので、

空間が立体的になり

広がりが生まれます。

 

そのため、

部屋が広く見えて、

開放感を感じられるのが大きな魅力です。

 

自然光・風を取り入れやすくなる。

空間が上下につながっているため、

日当たりや

風通しがよいことも魅力です。

 

壁や扉が少ないので、

自然に風が通り抜け、

換気しやすい住まいになります。

 

また、

日当たりいい高いところに

窓を設ければ、

空間全体に明るい光が

届くようになりますし、

窓の外側に向けての

開放感も生まれます。

 

床面積を広く使える。

限られた面積を、

広く使える点も大きなメリットです。

 

空間を区切る壁が最小限で済み、

床の段差で空間を仕切っているため、

廊下を設ける必要もありません。

 

壁や廊下などの

無駄なスペースが省ける分、

リビングを広くしたり

収納を増やしたりすることができます。

 

家族とのコミュニケーションが増える仕組み。

自然と家族間の

コミュニケーションが増えるのも、

スキップフロアの魅力です。

 

空間がゆるやかにつながっているため、

声や気配が届きやすく、

どこにいるのかを感じやすくなります。

 

同じフロアにいても、

高低差によって

程よい距離感を保てるのもいいです。

 

知っておきたい注意点。

一方で、

人によっては

デメリットと感じることもあります。

 

事前に知っておけば、

そういう面も納得して

間取に取り入れることができます。

 

建築コストがかかる。

同じ面積の住宅と比べても、

スキップフロアには

材料や設計の手間が増えることで

建築コストは高くなる

可能性があります。

 

また、

壁がない分、

構造的な強度や耐震性を

通常以上に検討する事になります。

 

空調効率について。

 

空間を仕切る壁が少なくなるため、

空調効率が

低くなってしまうケースもあります。

 

せっかく一体感のある

間取りになっても、

室内の気温が

快適に保てなくては、

過ごしにくいですよね。

 

建物の気密性、

断熱性にも配慮して

プランニングしておくことが重要です。

 

プライバシー確保。

コミュニケーションが

取りやすいということは、

プライバシーの確保が

難しいケースもあるということです。

 

夜勤や部活動で

生活時間にズレがあるなど、

家族のライフスタイルによっては、

暮らしにくい可能性もあります。

 

家造りの際に行う

間取りと暮らしの条件整理の時間で

開放的でコミュニケーションの

取りやすい家にしたいのか、

お互いのプライベートを尊重し

干渉し過ぎない家にしたいのか、

その程よさを含めて

あらかじめよく検討しておくことが大切です。

 

バリアフリーのさまたげになる。

 

スキップフロアは

段差を活用した間取りですので、

バリアフリーの

考え方にはなじまないこともあります。

 

小さなお子様や

高齢の方がいらっしゃる場合は、

手すりや落下防止柵などの

対策も含めて計画しておくことが大切。

 

キップフロアと相性のいい間取り例

スキップフロアを取り入れるとしたら、

どのような間取りと

相性がいいのかイメージしにくいかもしれません。

 

スキップフロアと

相性のいい間取りを少し・・・・・・。

ビルトインガレージ

ビルトインガレージとは、

1階や半地下に作られる

住宅一体型の車庫のこと。

 

一般的な居室よりも

天井を低くできるので、

その分、

居室にあたる上階の天井を

高くしやすくなります。

 

ガレージの上にスキップフロアを計画し、

そこにリビングを設ければ、

座ったときに視点が下がり、

部屋が広く見えます。

 

吹抜け

開放的で、

どこにいても家族の気配を感じられる

「吹抜け」もスキップフロアとの

相性が良い間取りです。

 

スキップフロアを

ちょっとした隠れ家や

秘密基地のように利用して、

遊び心のある空間にすることができます。

 

ロフト

窓がなく、

天井高の低い空間はロフト収納や、

シアタールームにするのも良いです。

 

スキップフロアは、

デッドスペースを減らし、

空間をムダなく使いたいという方に

ぴったりの計画手法です。

 

スキップフロアは、

実際の面積よりも空間を広く活用することができ、

デッドスペースを

少なくできる点も魅力です。

 

家族の気配を感じやすく、

コミュニケーションの取りやすい

暮らしも叶います。

 

部屋を広く見せたい、

収納スペースを増やしたい、

室内空間に

メリハリをつけたいという方には

オススメのスキップフロア。

 

そのメリット・デメリットを

十分に理解したうえで、

アイディアや遊び心を活かした

暮らしの場面を計画してみませんか?

 

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廊下のない間取りとはどんな住まいなのか、プランを考える際に廊下の役割をどのように考えて家造りをするのかによって暮らしや生活環境は良くも悪くも変化します、間取りの工夫と廊下の関係性。

2024年04月02日 | 家 住まい 間取り プラン

廊下のない間取りとは

どんな住まいなのか?。

※廊下を極力排除し、玄関ホールとリビング(LDK)を介して各居室や水回りへ移動する間取り

 

間取りやプランにも

様々な使い勝手がありますが、

一階などでは特に

廊下のない間取りを計画、

ご提案させていただく事もあります。

 

一般的な間取りでは、

部屋と部屋との間には

廊下があります。

 

しかし、

考え方によっては

廊下を使わない事で

暮らしの環境や動線が

良くなるというケースもあります。

 

そのあたりについて

少し書いてみたいと思います。

 

廊下がないと、

床面積を効率よく

使える事もあります。

 

そしてコストダウンになるなどの

メリットがある一方で、

音やにおいが伝わりやすくなる、

冷暖房の効率が下がるといった

デメリットも生じます。

 

廊下のない間取りの

魅力や注意点について、

これから間取りを検討する方は

参考になれば幸いです。

 

廊下のない間取りとは?。

 

最近の住まいは、

床面積を小さくコンパクトに

設計することも増えています。

 

木材や設備の価格高騰が

続いた影響もありますが、

客間や大きな子供部屋が

不要になるなど

ライフスタイルの変化も関係しています。

 

全体の床面積は小さめでも、

リビングや個室は

できるだけ広くしたいもの。

 

そんな希望を叶えるのに

役立つのが「廊下を作らない」

という考え方です。

 

極端にプランをデザインする際は別ですが

一般的に廊下は

移動のためだけに使うスペースなので、

できるだけ少なくして、

その分部屋を広くしようという

間取りなのです。

 

廊下のない間取りの

代表例としては、

リビングを通り抜けて

個室に移動する間取りや、

玄関ホールをなくして

土間スペースから

リビングにつながる間取りなどがあります。

 

他にも、

リビング階段や吹き抜けを取り入れた

間取りも多いですね。

 

階段ホールや廊下が不要となるので、

コンパクトな住まいにちょうどいい階段です。

 

廊下のない家のメリットとは?。

面積を有効活用できる。

家全体の床面積が同じだった場合、

廊下のない間取りの方が、

ひと部屋の面積を

広く取ることができます。

 

コンパクトな住まいでも、

ゆったりとしたリビングや、

広々した個室を設けられるなど、

床面積を最大限有効活用できるのは、

大きなメリットです。

 

室内の移動がスムーズになる。

部屋と部屋を

ダイレクトに行き来できるので、

動線を短くすることができます。

 

そのため、

室内の移動が楽になるという

メリットが得られます。

 

例えば、

キッチンで洗い物をしながら

洗濯機を回したり、

料理をしながら

お子様の宿題を見たりといった

「ながら作業」が楽になります。

 

家族のコミュニケーションが増える。

廊下のない間取りでは、

必ずリビングを通って

個室へ行くので

顔を合わせる機会が増える、

リビング階段の吹き抜けを通して

2階にいる家族の気配がわかる、

といった変化が生まれます。

 

家族の接点が増えて、

コミュニケーションが豊かになることも、

メリットの1つとして挙げられます。

 

廊下のない家のデメリット。

一方で、

ライフスタイルによっては、

廊下のない間取りは

住みにくいケースもあります。

 

どんなデメリットがあるのか知っておくと、

間取り計画で

安心して廊下の無いプランを

導入できます。

 

生活音やにおい、光が気になる。

廊下がない分、

他の部屋での生活音やにおい、

光が伝わりやすくなってしまう点が、

よく挙げられるデメリットです。

 

例えば、

リビングで他の家族が見る

テレビの音が2階の個室に伝わって、

勉強や仕事に集中できない、

トイレの場所が

リビングに近くて落ち着かない、

といった問題が起きることも。

 

家族の生活時間にずれがあると、

小さな音や光も

ストレスになってしまうことがあります。

 

音や光の伝わり方も考慮して、

間取りを検討するように。

 

冷暖房効率が下がる。

廊下のない間取りでは、

部屋と部屋が

扉一枚でつながっていたり、

キッチンからリビングまで

ひと続きの

大きな空間になったりすることが

一般的です。

 

そのため、

冷暖房が効きにくい、

室温を一定に保ちにくい、

といった問題が出てくるケースもあります。

 

これを防ぐために大切なのは、

住まいの断熱性や

気密性を重視した

住まいづくりをすること。

 

デザイン性や価格だけでなく、

住宅性能にも配慮した

計画性がポイントです。

 

動線が交錯することがある。

リビング空間が廊下の役目を果たす

となるような間取りでは、

個室へ入るのにテレビの前を通る、

キッチンの中を抜けて

洗面室へ行くといった

レイアウトになることがあります。

※よく考えた間取りはそのあたりの移動も

 考慮した間取りとなります。

 

廊下がないことで、

このように動線が重なってしまうと、

かえって使いにくい

間取りになってしまうことも。

 

リビングのどの部分を通って

移動するのか、

ということまで考えて、

部屋と部屋の配置を

確認すると安心です。

 

廊下のない家は、

スペースを有効活用でき、

コンパクトな住まいでも

広々とした間取りにできることがメリット。

 

一方で、

生活音などが伝わりやすく、

間取りに制限が生まれるといった

デメリットが生じる可能性もあります。

 

今回ご紹介した

メリット・デメリットを把握した上で、

廊下のスペースを

最小限にした間取りを計画すると、

床面積を最大限に活かした

開放的な暮らしが実現しやすくなります。

 

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インテリアと暮らしの雰囲気をデザインする手前の段階に住まい手さんをご案内して家具のサイズや座り心地などとあわせて間取りのサイズ感をイメージする設計デザインの基礎部分を打ち合わせ。

2024年04月01日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

新しく、家を新築したり

リフォーム

リノベーションを考える際に

家具も一新したいという方は

多いと思います。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにて

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにて

 

この日は住まい手さんと一緒に

住まいの間取り検討に合わせて

インテリアの方向性検討に

家具ショールームへご案内を・・・・・。

 

家具は実際に間取りの中に

どのようにレイアウトするのかによって

見え方も変化するので

そのあたりも重点的にご説明しながら

背もたれの「見える」という意味を

ご説明させていただいたり・・・・・。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにて

 

新築やリフォームの際に

新しく購入する家具としては

以下のようなものが多いかと思います。

 

 

ダイニングテーブルと椅子

テレビ台ソファ前のサイドテーブル等

 

家を新築・リフォームするなら揃えたい

家具にも方向性が重要です。

 

そして

間取やプランを考える際には、

予算やどんな家具を置きたいか、

事前に打ち合わせする事が大切です。

 

例えばダイニングテーブルですが、

丸テーブルと

四角いテーブルでは

暮らしのプランも変わってきます。

 

予算検討もとても重要です。

 

ダイニングテーブルは

良い物を選ぶと価格差も大きくなりますし、

椅子も1脚それぞれ

オーダーの場合もあります。

 

総予算の中に入れて

家づくりを検討していくと、

家が完成した後で

家具を新しく購入する

予算がないという事も防げます。

 

僕は、いつも家造りの計画の際には

家具を見る事から

始めるようにしています。

 

サイズ感やどのようなレイアウト

どのようなインテリア性があり

肌感はどのような雰囲気が好みなのか?。

 

住まい手さんにとって

しっくりくるのかどうか?。

 

色々な考え方があるかと思いますが

僕は基本的にサイズ感や

座り心地、

直接体に触れるソファや椅子

勿論テーブルも

心地に寄り添うところを

まずは「住まい手さん自身も知る」ところから

始めの提案としています。

 

家具のレイアウト、

寸法によって

間取りのサイズ感も

部屋構成も実は大きく変わりますかtら。

 

家具だけでもなく

間取だけでもなく

両方を意識して

暮らしを考え始めるように。

 

家づくりの中で、

どんな家具を置きたいか

どのような生活空間が

住まい手さんにとって最適なのか?

一緒に話しながら

プランを考えていきたいと

思っています。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

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縁側で庭を眺めながら旅館で過ごすような時間を過ごす、ホテルライクのような暮らしの空間等様々な価値かる暮らしを間取りと共にイメージする事は生活の環境をよりよくします。

2024年03月31日 | 家 住まい 間取り プラン

 

縁側で庭を眺めながら

旅館で過ごすような時間を過ごす。

※廊下から眺める中庭の風景

 

その言葉の通り、

廊下等でもそうですが

移動だけの空間ではなくて

過ごす場所として

廊下や縁側をデザインする事。

※広縁から眺める中庭の風景

 

環境の良い場所を

間取りで調整して

部屋+αとすることで

廊下や縁側の過ごし方の価値も

自由度も上がります。

※広縁自体も過ごしやすい部屋のような空間にデザインした和モダンの家

 

縁側が暖かくて

すごく快適であれば

そういう空間になります。

 

大袈裟かもしれませんが、

廊下を暮らしの中心に考えると

過ごし方も変わります。

 

中庭をデザインしたり、

風景である庭をデザインして

その周辺を囲うように設けるように。

 

移動空間でもある廊下や縁側は、

その内側にリビング、ダイニング、

和室と部屋が続く構成も

間取りの効能を

底上げします。

 

縁側・広縁は

庭と室内とをつなぐ場所として

道路と居間との緩衝材のひとつとして

夏の厳しい熱環境を

和らげるクッションのような空間として

そして冬の暖かい陽射しを受け止める

窓辺の居場所として

いろいろな役割として

機能してくれたらと

設計の工夫を施す場所。

 

その場所で日常の中の

少し特別な時間を

過ごしていただけるように。

 

そこで暮らす人達が

それぞれの感覚で

お気に入りの居場所や

過ごし方を見つけて

それがどんどん増えていく

そんな家づくりの

お手伝いができたらいいなと思っています。 

 

想像を膨らませながら

暮らしの価値について

「気持ちがいいな」「居心地がいいな」と

感じられるポイントを

随所にちりばめながら

いつも丁寧な暮らしの設計をと思います。

 

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注文住宅の間取りのなかでも配慮が重要なトイレスペースの検討内容、扉の開閉や換気、冬場はお湯が使える状態に計画するのかしないのかも含めての過ごし方に関係する性能的な空間の考え方も大切に。

2024年03月29日 | 家 住まい 間取り プラン

注文住宅の間取りのなかで

配慮も重要な

トイレスペース。

 

そしてそのトイレ空間の印象となる

デザインの方針にも

色々な意味と居心地をご提案しています。

 

一見、

「トイレなんてどこでもいい」と

思われそうですが、

実はトイレの間取りは

よく考えないと

暮らしそのものに

失敗しやすい部分です。

 

 

 

注文住宅のトイレの間取りで

失敗しないためのポイントも

いくつかありますので、

そのうちの一部を

少し考えてみたいと思います。

 

1つ目は位置関係について。

 

単純に玄関から近い位置に

設置してしまうケースや

リビングと接しているトイレ、

脱衣所の中に

トイレを設置する場合などが

あるかと思います。

 

 

 

それぞれに

必要な配慮は異なりますが、

例えば、

玄関近くにトイレを設置する場合だと

ドアを開けた際の状態が

気にならないように、

トイレ掃除の際の状態を

思い浮かべる事も重要です。

 

 

また音や常時での臭いの対策などは

状況判断が難しいところです。

 

 

リビングはご自身や家族が

生活する場所の中心であり、

そのリビングに接していると

近くに誰かいる可能性が高く、

気にしてしまうかどうか?。

 

 

家族だけでなくて、

友達を呼んだときも

その他のお客様を

リビングに招待するケースも

あるでしょうから

その際も含めた

配慮の設計をどのように

工夫しておくのかは重要です。

 

 

脱衣所の中に

トイレの入り口があるケースでは、

トイレの設置個所数にも

よりますが、

誰かがお風呂に入っている間は

トイレに行けなくなってしまう

事態もあります。

 

またそれだけでなく、

お客様がいらっしゃった際にも

洗濯物を綺麗に

片付けておくような

必要があります。

 

プライべート用と

パブリック用を分けて

考えておく事もポイント。

 

使いやすいトイレになるように

設置場所を決める。

 

設置場所で気にすべきことは

やはり「トイレの音」も人によっては

重大な事項になります。

 

実際にトイレの音を聞かれても、

平気という人もおりますので

価値観の

状況判断は必要ですが・・・・・。

 

出来ればですが

あまり音が気にならないような場所に

設置するのが

ベストだと言えます。

 

トイレの設置数を

きちんと考えるという事。

 

一般的には一階に1カ所、

二階に1カ所の合計二か所という事も

多いかと思います。

 

ですが家族の人数と行動等を考慮して、

1番よい設置数を計画するように。

 

各階に二か所と一か所を

振り分けるというケース、

お客様用トイレと

自分達用トイレと

複数を使い方に分けて

計画するケースもあります。

 

近い将来の事を考えて

寝室に近づけて

防音と臭気対策という計画も

実際よく行っています。

 

トイレはできるだけ

我慢しないほうがいいので、

いつでも使える設置数がベストです。

 

必要な広さを持ったトイレにする。

場合によって

トイレの広さは変わってきます。

 

一般的な長方形の畳のサイズを

目安にすると、

基本的には0.75帖分~1帖分の広さが

多いかもしれませんが、

少し広さを意識して

間取りを考えたり、

身体的な考え方も

そこに付随させて

ドアの開閉から移動を含む

一連の動きから解析して

広さを求める事も大切です。

 

車椅子を使用している方や

日頃から動作が大きい方に、

手を洗う際の動作も含めて

考えた場合は

少し大きめのトイレの方が快適です。

 

このように、

場合によって適切な広さを

考える事がポイントです。

 

掃除の事もありますが、

小便器と大便器を

分ける事も考え方の一つです。

 

それぞれの暮らしの特徴や

ライフプランに応じて

計画する事を丁寧にと思います。

 

間取り検討の際には

そういうところも考える事で

随分と暮らしやすさも変わります。

 

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家造りと部屋の構成、過ごし方のシーンを思い浮かべる事は大切です、間取りと同時に部屋のコーディネートについて意識する事で毎日の過ごし方も良い方向へ、例えば寝室のインテリアも。

2024年03月28日 | 家 住まい 間取り プラン

家造りでは様々な部屋のイメージを

まとめながら暮らしについて

考えるかと思いますが、

毎日使う場所だからこそ、

それぞれの役割を持った部屋について

こだわりたいですよね。

理想的な寝室を計画する為に

考えておきたい事も

色々とあると思います。

 

このブログでも様々な事を

18年近く間書いてきていますが

今回のテーマ-も

皆さんにとって

少しでも家造りの

参考になればと思います。

 

おしゃれな寝室計画には

色と小物と照明が大切。

色についてです。

寝室は文字通り寝る場所なので、

気持ちを落ち着かす事の出来る

コーディネートが良いかと思います。

 

あまり派手な色は使わずに、

落ち着いた雰囲気でまとめると

気持ちも安らぎやすく・・・・・。

 

特に壁は

部屋の中で最も

存在感があるので、

色選びは慎重に。

 

2つ目は小物。

小物は自然素材の置物や

温かい色合いの

ファブリックアイテムがお勧めです。

 

具体的には、

観葉植物を置けば、

クリームや木材を基調とした部屋には

馴染みやすくなります。

 

また、

綿や麻といった素材の

ファブリックアイテムを取り入れれば、

さらに落ち着いた雰囲気を

演出する事ができます。

 

大きな壁がある住宅には、

気に入っている写真や画像を

掛けるのもいいです。

 

3つ目は照明。

寝室には一般家庭にも多く採用される

シーリングライト(天井に直に取り付ける照明)の他に、

間接照明を計画する事で

雰囲気が随分変わります。

 

ランプはやわらかい

電球色のものを使うことで、

落ち着いた雰囲気を作り出せます。

※LED照明では調光調色といって

 色も明るさも同器具で調整可能なタイプもあります。

 

寝る数十分前には、

シーリングライトから間接照明に切り替え、

気持ちを落ち着かせると

眠りやすくなります。

 

寝室には安眠効果のある

カラーを取り入れるように。

 

ここからは、

寝室のデザインでも

特に重要な色について。

 

寝室におすすめの色は

青や緑、茶です。

 

それぞれについて少し説明を。

 

まずは青色です。

青色には睡眠導入効果や

リラックス効果があるとされています。

 

疲れた体を落ち着かせる寝室には、

ピッタリの効果。

 

更に、

青色には血圧を下げる

効果もあるため、

眠りにつきにくい方は、

取り入れたい色の1つです。

 

次に緑色。

緑色は目を休ませる

効果があるとされています。

 

小物の1つとして

観葉植物を置けば、

インテリアとしておしゃれなだけでなく、

目を休ます事もできます。

 

オフィスワークで

毎日パソコンを使用する方は、

部屋に緑を取り入れると良いです。

 

最後は茶色です。

茶色系は、

緊張をほぐす効果が

あるとされています。

 

寝室は基本的に、

この茶色を中心に

計画していくと良いかと思います。

 

ただ茶色だけでは、

薄暗い寝室になってしまいますので、

青や緑を少しずつでも

取り入れてみる事も検討に。

 

これらの色以外にも、

好きな色はあると思いますが、

寝室にはあまり色を

増やさないように

心掛けると良いかと思います。

 

寝室はやはり

落ち着いた雰囲気が大事なため、

色が増えてしまうと

その分リラックスしにくくなってしまいます。

 

原則としてですが、

基調とする色は

あまり増やさずに、

3~5色程度でまとめると

良いですね。

 

寝室は、

眠りにつく場所であるため、

部屋全体のデザインと

リラックスのバランスを考えながら、

インテリアコーディネートを・・・・・。

 

またインテリアやベッドの選び方、

その他に考えておくべき

ポイント・おすすめのレイアウトについて

気になる方は、

インテリアコーディネートの

お問合せをいただければと思います。

 

暮らしの空間が変わる事で

不思議と気持ちも変わるものです。

 

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最近はお問合せの段階で平屋の住まいを検討する事も多くなっているので木造平屋建て住宅のメリット、デメリット、適正価格での選択肢について少しこのブログでも書いてみたいと思います。

2024年03月27日 | 家 住まい 間取り プラン

 

木造平屋建て住宅のメリット、デメリット、

適正価格での選択肢について。

※平屋建ての家デザイン提案事例・間取り鳥観図

 

家を建てるに際して

木造平屋住宅に興味がある方、

平屋の家を建てようかと

検討されている方に

少しでも参考になればと思います。

 

木造平屋は、

多くの魅力を持っています。

 

以下では、

そのメリットについて・・・・・。

 

スキップフロアや

屋根裏などが実現できやすい。

木造平屋の一番の魅力は、

建物内での高低差を利用しやすい事です。

上下階が存在しない分

極論二階建てまでの

天井高さを設ける事も可能になります。

 

そういう意味で天井高さを大胆に活用した

空間を考える事も可能になります。

※構造補強は必要です。

 

1階だけではなく、

屋根裏を有効活用することで、

収納スペースや

リラックススペースを確保できます。

 

広々とした空間を楽しむための

ポテンシャルが広がります。

 

生活動線がシンプルで

暮らしやすいという事。

平屋住宅は、

階段がないため

生活動線が非常にシンプルです。

 

キッチン、リビング、

寝室などが一つの階に集約され、

家事や移動が水平移動のみになり

楽になります。

 

特に家族が多い場合や

身体的に負担が多い場合には、

上下階階の移動がない事は

大きな利点です。

 

一般的な2階建てと比べて

メンテナンスコストが低いという事。

木造平屋は、

2階建て住宅に比べて

メンテナンスコストが低い事が魅力です。

 

屋根の修理や外壁の塗り替えなど際、

比較的経済的です。

 

それにより、

長期間にわたって

住宅を維持する費用を

節約しやすくなります。

 

木造平屋のデメリット。

木造平屋には多くのメリットがありますが、

デメリットも考慮する必要があります。

 

以下では、

そのデメリットについて。

 

ある程度広い土地が必要。

木造であれ鉄骨であれ

鉄筋コンクリート造であれ

平屋を建てるには、

すべての部屋を一階に集約するため、

ある程度の広い土地が必要です。

 

広々としたリビングスペースや

個人の部屋を平屋に確保するためには、

それなりの土地の広さが

要求されます。

 

狭い土地に平屋を建てる場合は、

間取りの工夫が必要です。

 

中心部に採光しづらい平屋は、

周囲の建物や樹木によって

中心部の採光が

制限されることがあります。

 

平屋の中心部にも

採光を確保するために、

計画的な配置や窓の工夫が必要です。

 

明るく快適な空間を計画する為には、

建物のレイアウトとサイズを

考える段階から注意が必要です。

 

平屋の注意点。

平屋を建てる際には、

以下の内容にも

留意することが大切です。

 

家族間のプライバシー確保に注意する。

平屋は開放的である一方、

家族間のプライバシー確保が

課題となることがあります。

 

個々の部屋の配置や

適切な仕切りを検討し、

各個人がプライバシーを守りながら

過ごせるように。

 

防犯対策。

平屋住宅は一階に

住環境が集約されるため、

防犯対策が二階建てよりも

重要です。

 

セキュリティカメラや防犯窓、

外部の照明などを設置し、

家族の安全を確保できるように。

 

日当たりと風の通り道を確保する。

平屋は日当たりと

風の通り道を確保することが

特に重要です。

 

窓の位置や通風を考慮して、

快適な居住環境を実現するには

建物サイズと共に

採光がポイントになります。

 

また、

庭やテラスなどの

アウトドアスペースも検討要素です。

 

土地の建蔽率と容積率を確認する。

こちらの内容はもっとも基本的な事であり

専門的なことでもありますが

土地の建蔽率や容積率は、

建築に影響を与える重要な要素です。

 

地域の規制に従い、

建物の大きさや配置を

今一度確認を・・・・・。

 

建築確認やその他法令での

許可を取得する際にも

確認が必要です。

※面積に算入する算入しないという位置関係は

 柱・壁・屋根の関係プランにより

 変わる事もありますので注意が必要です。

 

構造は木造の方が

鉄骨構造や鉄筋コンクリート構造に比べて

コストが低く、

住宅の価格を抑えることができます。

 

地域の気候や耐震性を考慮しながら、

木造を選択することで

予算を節約できます。

 

水回りを一カ所にまとめる。

水回り(キッチン、バスルーム、トイレなど)を

一カ所にまとめることで、

配管工事や設備の設置費用を

削減できます。

 

効率的なプランニングにより、

コストを抑えながら

使いやすい住宅を実現できます。

 

シンプルな外観や間取りにする。

外観や間取りをシンプルにすることで、

建築コストを抑えることができます。

 

贅沢なカタチや複雑な構造を避け、

自分達にとって

何が必要なのかを見直しながら

予算内で木造平屋を

実現する方法を考える事が重要です。

 

住宅設備関係は特に

初期投資とランニングコスト、

そして機械寿命を意識しておくと良いです。

 

十数年経てばどういう

況になるのか?。

 

今の暮らしを考えると

見えてくる事もあると思います。

 

エアコンやテレビ、

給湯関係は分かりやすいですよね。

設備関係の入れ替え等も

必要になる事を意識して

暮しにとって大切なものは何なのか?。

 

大げさかもしれませんが

家造りの際には人生プランを考える

キッカケにもなりますから。

 

そういう事も含めて

人生プランと住まいの事を

丁寧にと思います。

 

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機能的で美しいという事、ほんの少しの事かも知れないけれど大きく変化する感情と心地に語り掛けるような過ごす空間を考えるように、間取りだけではなくて考え方と空間と暮らす人に機能的である美しい暮らしの設計。

2024年03月27日 | 設計の事デザインの事

 

機能的で美しいという事。

寒い日が続くなと思っていたら

なんだか急に

春めいた気温が続く日も多くて、

奈良県でも県境で

標高も高く

気温が冷える地域でのリフォームもあり、

スタッドレスタイヤを新調したのですが

本領を発揮せぬまま

役目を終えそうな気がしてならないくらい

季節が進みました。

 

本来の機能を果たせず、

ただただすり減っていくことに

切なさを感じます。

 

そんなタイヤには申し訳ないですが、

好きな言葉のひとつである「機能美」について

少し触れてみたいと思います。

 

機能美とは、

建築・工業製品などで、

余分な装飾を排して

無駄のない形態・構造を追求した結果、

自然にあらわれる

美しさのことを指すことが多い言葉。

 

使いやすさと

見た目の美しさを兼ね

備えデザインされたものは

日常に溢れています。

 

例えば、

毎日使用するであろう

キッチンツールなどは

秀逸なものがたくさんあると思います。

日本におけるプロダクトデザインの第

一人者である柳宗理さん。

 

彼のデザインするキッチンツールは

美しい流線形が目を引きます。

 

トングやレードルなどは

一見するとごく普通の形状に

見て取れますが、

先端をほどよく尖らせ、

掴みやすいのに

食材を傷つけにくかったり、

丸ではなく楕円形にすることで

より注ぎやすくするなど、

僅かな形状の違いで、

普段何気なくしている動作を

少し楽に、

そして美しくしてくれる

そんな工夫がなされています。

 

インテリアのジャンルでも

機能美溢れる

プロダクトがたくさんあります。

1958年発売以来、

世界中で愛されている

傑作ペンダントライト「PH5」(ルイスポールセン)。

 

一度見れば忘れられない

特徴的なシルエットは、

外側のどこから見ても

電球が見えない

独自設計のシェードにより、

眩しさの抑えられた

優しい光を灯します。

 

単なる形態だけのデザインにとどまらず、

人と空間を美しく見せ、

幸せに暮らすことができる

光を醸し出すよう設計されていることから、

PH5は「モダン照明の父」とも

呼ばれています。

 

仕事や勉強に

毎日使う文具にも

面白いものがあります。

10個のキューブが

チェッカーフラッグのように

重なり合った

ユニークなデザインの消しゴム。

 

その名も「カドケシ」。

 

1つのカドがなくなってきたら、

ちょうどいいタイミングで

別のカドがあらわれ、

何度でも新しいカドで消す快感を

味わえるというもの。

 

消しゴムを日頃から

使っている皆さんからすると

気になる商品ではありませんか?。

 

空間や暮らし方をデザインする家も

機能的なデザインが

佇まいを美しいものとし、

生活において使い勝手が良い。

 

1つの方向に振り切っていても

良いのかもしれませんが

それぞれの家族や暮らしの方向性にとって

ほどよく馴染み、

バランスの取れたものであることを

心掛けたいと思います。

 

暮らしそれぞれにおいて

大切な空間の役目を

考えているところです。

 

住まいの新築・リフォーム

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住宅の間取りと暮らし方の価値観、住まいの新築やリフォーム・リノベーションで暮らしやすいリビングを計画するコツ暮らしの環境や周辺状況とそれぞれの価値観を反映した間取りと設計プランが大切。

2024年03月26日 | 設計の事デザインの事

 

住宅の間取りと暮らし方の価値観。

新築やリフォーム・リノベーションで

暮らしやすいリビングを計画するコツ。

注文住宅を検討する際に、

間取り全体も重要なのですが

特にリビングについて

気になっていませんか?。

リビング空間は一般的に

生活の中心であり、

快適で魅力的な空間にすることは

非常に重要です。

生活の質を向上させるための

コツやメリット、デメリット、

さらには階段や収納、

照明計画についても

すこし書いてみたいと思います。

 

リビングを過ごしやすくて

使いやすい設計にするための

ヒントになれば幸いです。

暮らしやすいリビングのコツ。

生活動線を考える事・・・・・。

新築やリノベーション

リフォームの際に

リビングを快適に過ごすためには、

生活動線を考えることが大切です。

キッチンやダイニング、

リビングなどのスペースが

効率的につながっていると、

家事や家族との

コミュニケーションがスムーズに行えます。

 

料理をしている最中でも、

子供たちの様子を見ながら

会話が楽しめるのは、

魅力の一つです。

勿論夫婦間でもそれは同じです。

リビングのレイアウトは、

家族のライフスタイルにあわせて

検討する事が大切です。

ソファやテレビの配置、

ダイニングセットの位置などを

工夫することで、

リビングを使いやすく

魅力的な空間とすることが出来ます。

 

リビングの家具の配置によっては、

部屋が広く

感じられることもあります。

 

開放感と閉塞感のバランスを考える。

リビングは家族がくつろぐ場所であり、

開放感があることが大切ですが

それだけではなくて

それぞれの暮らしや

環境に応じた

閉塞感も実は重要です。

開放感を優先する場合は

大きな窓や吹き抜けを

リビングに設けることで、

自然光がたっぷり入り、

明るく気持ちの良い空間になります。

また、

広々としたリビングは

家族全員がストレスなく過ごせる

ポイントでもありますが、

近隣の住宅事情や

視界の状態によっては

閉塞感を優先して

ところどころに

開放感をデザインする事による

心地良さへの設計での

解決策もあります。

 

そのあたりのバランスは重要です。

 

適切な収納計画を考える。

収納はリビングの快適さに直結します。

 

家具や雑貨をすっきりと片付け、

スッキリとした空間を

保つために

収納計画を練る事は重要です。

新築の際でもリフォームの際でも

リビングには、

小上がりの床下収納や

壁面収納、

リビングクローゼット、

階段下収納など、

状況に応じた効率的な

収納スペースを工夫する事がポイントです。

照明計画を考える。

照明はリビングの雰囲気を

大きく左右します。

 

リビングには調光・調色できる照明を選び、

シーンに合わせて

明るさや色温度を調整できるように。

また、リビングに適切な

窓計画を行う事で、

自然光と人工照明を組み合わせて

快適な照明環境を

つくり出すことができます。

リビングを吹き抜けにするメリット。

リビングを吹き抜けにすると、

さまざまな魅力がうまれます。

リビング吹き抜けのメリット。

リビングが開放的で

広々とした空間になります。

 

高い天井が、

リビング全体に開放感をもたらし、

圧迫感を軽減します。

部屋が明るくなる。

リビングの吹き抜けに

方位や周辺環境を考えた窓を配置すれば、

自然光がたっぷりと

部屋に差し込みます。

色の反射効果も計画して

壁や天井、床に反射率の高い

色や素材を活用する事で

より明るさが担保されます。

 

明るいリビングは生活の質を向上させ、

視覚的にも魅力的です。

また、日中の電灯の使用を減少させ、

エネルギーの節約にもつながります。

 

風通しが良くなる。

吹き抜けは空気の流れを促進させ、

室内の空気が

新鮮で清潔な状態を保ちます。

 

それに連動して

季節に応じた快適な室温を

維持しやすくなります。

 

家族間のコミュニケーションが弾む。

吹き抜けは家族間の

コミュニケーションを活性化させます。

 

2階と1階が視覚的につながっているため、

家族が声をかけやすく、

互いに気配を感じやすくなります。

 

子供の様子を見守りながら、

会話を楽しむことができます。

※それぞれの家族の環境に応じた

  距離感が重要ですので

   一人になれる空間も同時に考えておくことが重要です。

 

リビングを吹き抜けにするデメリット。

リビングを吹き抜けにする際には、

いくつかのデメリットも考慮する必要があります。

 

掃除やメンテナンスコストが上がる。

吹き抜け空間は高い位置にあるため、

清掃やメンテナンスが難しくなります。

 

天井や壁のお手入れ、

照明器具の交換などが

手間とコストがかかる可能性があります。

 

特に、

吹き抜け部分に埃やクモの巣が

たまりやすいため、

定期的なメンテナンスが必要です。

 

臭いや音が気になる。

吹き抜けは階下と上階の

音や臭いが伝わりやすくなります。

 

階段を使って移動する際の足音や、

上階からの声や音楽が

下のリビングに響くこともあります。

 

また、調理中のにおいや

煙も上階に広がり、

リビングに影響を及ぼす可能性があります。

それらのデメリットに対して

対策を計画しておくことが重要です。

 

2階のスペースが狭くなる。

リビングに吹き抜けを設けることで、

2階のスペースが基本的には狭くなります。

 

特に、

吹き抜けの部分を通ることができない為、

2階の部屋の配置や

利用に制約が生じることがあります。

 

1階から見上げた際には

2階のプライバシーにも配慮が必要です。

 

建物の強度への意識が重要。

吹き抜けを設ける際には、

建物の強度に注意が必要です。

 

強度的な補強に関しては

余裕をもった計画性が重要。

 

地震などの自然災害に対する

耐久性が低下しないように、

当たり前ですが、

適切な補強や設計が必要です。

 

リビング階段の間取り採用。

リビングに階段を取り入れることには、

多くの魅力的なメリットがあります。

 

リビング階段のメリット。

家族間のコミュニケーションが増えます。

例えば、

子供が外から帰ってきたときにも、

子供部屋が2階にあれば

必ずリビングを通ります。

 

そのため、

リビング階段は家族との

コミュニケーションの機会を増やしてくれます。

階段に居心地をよくする工夫を凝らせば

歓談そのものが

セカンドリビングのような魅力を持つようにもなります。

 

リビング階段は

リビングのスペースを

有効活用できる手段です。

リビング階段下のスペースを

収納として使うことで、

物の整理整頓がしやすくなります。

 

また、

階段自体がデザイン要素となり、

リビングを個性的で

魅力的な空間に演出します。

 

階段下収納としては

カスタム収納や本棚、

子供のおもちゃの収納など、

様々な用途に合わせて利用できます。

 

これにより、

リビングがスッキリと片付いた状態を

維持しやすくなります。

 

リビングに階段を設ける際には、

いくつかのデメリットも

考慮する必要があります。

 

リビング階段には

吹き抜け空間もポイントになるので

それと同様の注意が必要です。

 

リビングの収納計画のポイント。

 

ただし何事にも

量の適切化は重要です。

壁面収納。

リビングの壁面を有効活用して

収納スペースを確保する事。

システム収納を活用する事も

デザインの奥行きです。

 

場合によっては

リビングの壁面に棚板を設置して、

本や雑誌、飾り物などを収納できます。

リビングクローゼットを設置することで、

衣類や季節のアイテムを

整理しやすくなります。

 

引き出しやハンガーロッドを備えた

クローゼットが

比較的重宝されます。

 

リビングの照明計画のポイント。

調光・調色できる照明を選ぶ。

照明はリビングの雰囲気を左右します。

 

調光・調色ができる照明を選び、

シーンにあわせて

明るさや色温度を調整できるように。

 

リビングは家族や友人との

素敵なひとときを過ごす場所です。

 

生活動線やレイアウト、

収納計画、

照明計画など、

様々な要素を考えて

過ごしやすく暮らしに馴染む

空間となるように。

 

SNSのDMなどでのご質問も多いので

注文住宅の計画を考えている皆さんの

参考になれば幸いです。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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キッチンには収納力も重要なポイントです、間取り計画の際に考えておくキッチンのサイズとレイアウトと共に生活や家事空間としてのプランとしての生活収納とレイアウトの重要性。

2024年03月25日 | 家 住まい 間取り プラン

 

キッチンには収納力も

重要なポイントです。

※アイランド型キッチンのレイアウトと暮らしに合わせた収納計画レイアウト事例

 

キッチンが果たす役割は

もはや料理を作る場に留まらない、

というのはこれまでも

多くの場で言われていることです。

 

家族やゲストとのコミュニケーションの場であり、

インテリアとして

住まいの印象を左右する存在ともなっています。

 

キッチンというものを

構成するうえでは

どれもおざなりになってはいけませんが、

重要視するものは

それぞれに異なります。

 

デザイン性を重視する、

掃除のしやすさなどの

機能性を重視する、

あるいは機器の

配列などを含めた使い勝手を重視する、

それぞれのニーズがあると思います。

 

その中で軽視されるべきでないのが

「収納力」です。

 

キッチンには

食材、キッチンツール、

食器・調理家電など

パッと思い浮かべてみるだけでも、

非常にたくさんのものが混在しており、

それらが機能的に配置され、

収納されていることが

望ましい状態です。

 

収納力を欠いたキッチンは

必要なものを十分に収納できずに、

その周辺は乱雑で

使いづらい場所になる

危険性が高くなります。

 

キッチンの面積が

広くなりつつあるのも

収納の必要性から。

 

キッチンにおける

収納力向上の必要性の認知の高まりは

新築やリフォーム(リノベーション)の際

キッチン面積の増加という点に

て取れます。

 

キッチンを使用する人が増えた、

つまり一人のみが

キッチンを使用していた時代から

家族で男女関係なく

皆もキッチンに立つことが

珍しくなくなってきているという

時代の流れも一因としてあります。

 

しかし、

やはりキッチン面積の増加は

収納性を求めた結果にあると

言って良いかとおもいます。

 

間取りに余裕があれば

パントリーなどの

収納庫を設けることも

もはや一般的になっています。

 

また、

時短調理のための

冷凍食品のストックに使用される

「セカンド冷蔵庫(冷凍庫)」は

家電販売店でも人気商品となっていますが、

その配置場所が

必要になる=キッチンスペースの広大化に

繋がるというのは

言うまでもありません。

 

災害に備えた備蓄や

防災用品の置き場所が

キッチンということも多く、

それらを「収納しておく」という意味で

間取りにおけるキッチンの面積は

広くなっています。

 

収納力を増やし、

活かすために必要なこととは

方でキッチンの収納は

単純にキッチンスペースが大きればよい、

というわけではありません。

 

収納とは

「使ったものを仕舞う」

「仕舞っているものを出す」

「普段使用しないものを仕舞っておく」

というものです。

 

それらの行為において、

目的のものが出し入れしやすいか、

あるいは

その場所が普段の動線の中で

使いやすいかどうか、

そして住まい全体と

バランスがとれているかが重要であり、

それはキッチンでも同様です。

 

つまり、

キッチン収納というものは

このようなことを満たしたうえで、

必要なものを

十分に収納できる容量があれば

申し分の無いものになるという事です。

 

そしてそれは何らかの理由で

十分なキッチン面積を確保できない

といった場合でも同様であり、

その場合は

「何を取っておいて」

「何を手放すか」という選択も

重要になります。

 

「8割収納」をめざすキッチンに限らず

収納の基本的な考え方として

収納スペースの

約8割程度に収まるようにものの

所持を抑えるという

セオリーがあります。

 

常にスペースを満杯にしておかない、

つまり収納スペースに

余裕を持たせることがポイントです。

 

食品や食材のストックは

一時的に増えることも多くあります。

 

セールなどで

賢くまとめ買いを行ったとしても

収納スペースにゆとりがあれば

置き場所に困ることも、

収納しきれずに

そのまま外に出ていることもありません。

 

キッチンツールも

その種類は実に多岐にわたります。

 

それらもスペースにゆとりがないと

ついつい煩雑な

収納になりがちです。

 

そしてそれは必要な時に

すぐに取り出すことができない、

あるいは見つからないと

いったことも招きます。

 

まずは

「使いづらいと感じているもの」

「セットの一部が欠けてしまったもの」

「買ったはいいが一度も使っていないもの」といった、

「頻繁に使用しないもの」を

手放すだけでも

ある程度のゆとりができるはずです。

 

普段の動作をイメージする

収納物を少なくして

余裕を持たせたうえで、

次に決めるのはそれらが

どこにあれば使いやすいのか、

という事です。

 

つまり「収納場所を決める」

作業になります。

 

現代のシステムキッチンや

それに伴う一般的な

キッチンスペースの設計は、

これまでに蓄積されてきた

データに基づいた

「最大公約数」ともいえる

使い勝手を求めたものでもあります。

 

つまり、

収納機能についても

ある程度の使い勝手は

約束されています。

 

そのうえで「ここがもっとこうだったら」と

思うことがないかどうかを突き詰めて、

その問題を解消させることが

自身にとって

本当の意味で使い勝手や

収納力を兼ね備えた

キッチンとなるはずです。

 

具体的に言えば、

手の届く範囲に

よく使用するものがあることが

理想です。

 

特に頻繁に使う

キッチンツールや食器類は

腰の高さから目線までの範囲に

収納することで、

出し入れの動作も

よりスムーズになります。

 

使う頻度に応じてよく使うものは

腰高から目線の高さ、

その次に使う頻度が高いものや

重さのある鍋やフライパンなどは

腰より低い高さ、

使用頻度の低いものや

軽いものは手を上に伸ばせば

届く高いところに。

 

まずは使用頻度に応じた

「上・中・下」を決める事は大切です。

こふぇは一般的な

収納スペースでも同じです。

 

このような

自分にとっての使いやすさ、

個々に異なる事情に応じた収納力や機能を

求めるのであれば、

やはり理想はオーダーキッチンです。

 

使い勝手や収納機能を

細かい部分まで追求しながら、

機器の配列や設備の仕様なども指定でき、

組み合わせることができる

自由度はやはり

魅力と言えます。

 

闇雲に理想を詰め込むだけでは

本当の意味での

完成度は低くなる可能性もありますが、

様々な事例を知り、

空間と一緒に考える事で

それらの不安はある程度解消されます。

 

暮らしに有効な考え方を

キッチンの計画でも丁寧に。

 

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住宅設備の機能的な良さを活用する暮らし、浴室(バスルーム)で使用する暖房・乾燥・換気・涼風等の機能を活用して生活環境の改善に室内環境も機能的に向上する選択肢で家の中で暮らしの安全も大切に。

2024年03月25日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

住宅設備の機能的な良さを

活用する暮らし。

 

暖房・乾燥・換気・涼風等の機能付きバスルームという選択肢。

※浴室換気暖房乾燥機付きバスルーム(システムバスルーム)

 

浴室換気暖房乾燥機を

上手く使って

入浴事故をなくすように。

※浴室換気暖房乾燥機付きバスルーム(現場造作バスルーム)

 

入浴中の事故は交通事故よりも多い

という統計があります。

 

入浴中の急死・急病の原因は

心肺停止、脳血管障害、

一過性意識障害(失神)、

溺水・溺死とされており、

冬場の寒冷地にとくに多く見られます。

 

暖房の効いた部屋から

寒い脱衣室に行って服を脱ぎ、

熱いお風呂に入る。

 

こうした温度差は

血圧の乱高下や脈拍の

急激な変化をもたらし、

脳出血、脳梗塞、

心筋梗塞などを

引き起こす「ヒートショック」が

起こりやすくなります。

 

このようなことが原因で

亡くなる人は

推定年間1万人以上とされ、

交通事故死の2倍以上にもなります。

 

ヒートショックから身を守るには

急激な温度差をなくすこと。

 

家の中でどのような温度環境を

イメージしておくのかも重要で

特に冬の寒さに関しては

考慮が必要です。

 

そのうえで

例えば浴室換気暖房乾燥機は

浴室の換気・暖房・乾燥などが

目的ですが、

ヒートショック対策にも

一役買っています。

 

暖房機能で

入浴前に浴室を暖めておけば、

浴室に入ったときの

ひんやり感が緩和でき、

急激な温度変化をなくせます。

 

浴室換気暖房乾燥機は

便利でメリットも多く、

導入を希望されるご家庭は

少なくありません。

 

暖房機能のほか、

換気・乾燥の機能は

湿気を抑えてカビや結露の発

減らしてくれます。

 

衣類乾燥機能は

雨の日でも夜でも

洗濯物を乾かせるので、

忙しい家事の強い味方にもなります。

 

最近ではミストサウナ機能、

カビ抑制機能、涼風機能などより多機能になり、

消費電力を抑える

省エネタイプや静音タイプもあります。

 

洗面脱衣室にもそういった機能を

付加させることも可能です。

 

実際にそういった空間にも使用可能な

ミニマムなエアコンも

実は住宅設備機器として

建材メーカーも開発しています。

 

予算やライフスタイルにあった

機種を選ぶには、

間取りと機能面から

住み方に対して

イメージを持つことが大切です。

 

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