奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家を建てる、家を新築する、家をリフォーム(リノベーション)する時に大切な暮らしの環境を整える意味での間取りのデザイン設計、壁の位置と窓、ドアの位置、開き勝手等の差が動線とゾーニングを変化させます

2020年02月19日 | 家 住まい 間取り プラン

注文住宅・マイホーム・住宅設計・見取り図・間取り図

設計とデザインのチカラで

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ

※物が散らかりにくいように収納と見た目の仕掛けをした玄関周辺

※物が散らかりにくいように収納と見た目の仕掛けをした玄関周辺

 

生活と暮らしの環境を整える。

そんな住まいとなる様に

いつも間取り・・・・・意識しています。

 

動線を意識した

間取りをつくるように。

※リビングアクセス階段をデザインしたLDK空間での間取り

 

住まいの間取りを決める際、

ベースとなるのが「ゾーニング(配置計画)」と

「動線計画」。

※一階と二階の繋がりを意識したリビング空間での吹き抜け

 

ひょっとしたら

聞き慣れない言葉かも知れませんが、

最近では住宅コラムや雑誌、SNSでの記事でも

経験談等も含めて書かれている事も多いようなので

少しは聞かれたこともあるかも知れませんが・・・・・。

 

僕のblogでもよく書いていますし。

 

間取りの善し悪し、暮らしやすさには

様々な要因もあり

その家族、暮らし方の意識、

生活の培ってきた文化によっても

随分異なりますが、

配置計画(ゾーニング)と動線計画、

この2つですべてが決まると言っても

過言ではないと思いますよ。

※リビングからも玄関からも出入りしやすい洗面脱衣室と2人で並んで使える洗面化粧台(LIXIL・ルミシス)

※人が集中しても物が多くなっても対応出来る広さと春夏秋冬での環境対策(勝手口とも連動)

(LIXIL・ルミシス)

「ゾーニング」と「動線計画」・・・・・。

それは文字通り、

どこにどの部屋を配置するかを考えることです。

 

従来は、リビングやダイニングを「パブリックゾーン」、

浴室やトイレ、キッチンを「サービスゾーン」、

子ども部屋や寝室を「プライベートゾーン」

のように区分して

プランニングするのが一般的でした。

※LDK空間・リビングアクセス階段下部のフリーのワークスペース

書斎になったり・ミセスコーナーになったり、

子供の読書スペースになったり

自由に活用出来るライブラリーとしての空間

 

でも、近年ではライフスタイルの変化などから、

こうしたゾーンの区分を

あえて曖昧にするケースも増えています。

※移動しやすくて開放的に使えるレイアウトでアイランド型のキッチン(LIXIL・リシェルSI)

※子供の生活空間(子供部屋)とLDKを連動させた間取り

※子供の生活空間(子供部屋)とLDKを連動させた間取り

※子供の生活空間(子供部屋)とLDKを連動させた間取り

一体的に使えてスペースの拡張性も持たせて

必要な際には仕切れるように、

将来子供が高校、大学や進学、

独立しても部屋が開かずの間とならずに活用されるように。

 

住まい手はこのように

ゾーニングされた空間を

移動しながら生活しますが、

この「人の動き」を線で

結んだものが「動線」です。

※フリールーム・寝室になったり、遊び部屋になったり・特に役割を決めない事で

活用される部屋でのレイアウトと計画

 

つまり「動線計画」とは、

どのように部屋や廊下を配置すれば

スムーズに移動ができ、

快適に暮らせるか?

そういう事を考えることなんです。

 

動線にはいくつかの種類がありますが、

代表的なのは「家事動線」です。

 

掃除や洗濯、料理などの

家事を行う際に

人が動く線のことで、

日々の家事をスムーズにしたり、

ストレスなくこなせるよう。

そうするために

とても重要なものです・・・・・。

※掃除もしやすく清潔でシンプルに構成してスッキリとデザインしたトイレスペース

用を足すだけではなくてインテリアでリラックス出来る空間に

(TOTO・ネオレストRH・手洗いカウンターフルキャビネット)

※イメージをそろえたシステムバスルーム(TOTO・サザナ)

 

その他にも、

トイレや入浴など日常生活のための

「プライベート動線」や、

来客時に客人が移動するための

経路である「来客動線」などがあります。

 

動線計画で重要なのは、

その人にとっての「可動域」にあわせた

「シンプルな線」であることです。

 

例えば家事動線なら、

脱衣所と洗濯機、

物干し場を結ぶ線が短くてシンプルなほど、

使い勝手は向上しますよね。

 

そしてもう1つのポイントが、

「それぞれの動線が出来る限り交わらないようにする」ことです。

 

家事動線と来客動線が交わってしまうと、

洗濯物や汚れ物などが

来客の目に入ってしまい、

勝手がよくありません。

 

一方、住まい手ごとに

理想の形が変化するのも

動線計画の特徴です。

 

例えばお子さんのいるご家庭の場合、

玄関から子ども部屋までが

最短距離で結ばれていると、

お子さんがいつ出かけて

いつ帰ってきたのかが

分からなくなってしまいます。

 

そこで、子ども部屋に行くまでに

リビングを通るような動線にすると、

家族が顔を合わせる回数も増え、

コミュニケーションも円滑になります。

 

逆に二世帯住宅などで

お年寄りがお住まいになる場合は、

自分の部屋まで最短距離で、

スムーズに移動できることの方が

重要になったり・・・・・。

 

このように、

動線計画には基本となるポイントがありますが、

最終的には「住まい手のライフスタイル」が

大切になってきます。

 

今までどんな暮らし方をして

暮らしの文化を育み

これからの住まいに何を意識するのか?

 

理想だけでは無くて

本当の生活の意味を

程よく馴染ませレイアウトした

間取りと暮らしの存在する家に・・・・・・。

 

設計とデザインの工夫は

生活を整える為の仕掛けが沢山存在します。

 

人の暮らしを左右する住まいは

そういう意味で「人の感覚」のデザイン

と意識の存在が不可欠ですよ。

 

建築計画論だけでは「住む人の個人差」が

オンされませんからね。

 

個別の意識を大切に・・・・・・。

 

暮らしの感性がどんなボリュームなのか?

その感性に「ほどよい」デザインという

バランスが大事ですからね・・・・・・。

 

いつも丁寧に、設計とデザインで

施していますよ。

 

住む場所、暮らす時間で変化する

気持ちよさの違いを

実感するように「暮らし」の原点を

大切に・・・間取りと環境の設計デザインです。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office

 

 


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