懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 鶏を飼う家

2019年05月20日 | 懐かしい物

撮影場 所 兵庫県丹波篠山市

茅葺き民家で鶏を飼っていた。烏骨鶏だそうだ。烏骨鶏の卵は普通の鶏に比べて高く売れるそうだ。

昔は卵が高くて食べられなくて鶏を飼う家があった。中学一年だけ弁当だった。

毎日卵の厚焼きを持ってくる女生徒がいた。横目で見ながらうらやましかった。ハムやソーセージをもってくるのもいた。あんなのが毎日食べられる時代が来るとは思わなかった。

人生にはひもじさや貧しさも必要だ。

農家では庭先で鶏を放し飼いにしていた。鶏糞を乾燥させていた。それを鶏が突いていた。鶏は消化が悪く半分しか消化できず未消化の食べ物が残っている。

飛ぶ鳥は魚を食べてもすぐに消化して糞をして飛び立つ。

一時間も消化に掛かっては重くて敵が来ても飛び出せない。

私も農協で雌の鶏を5羽買って飼育したことがある。鶏専用の餌を与えたが卵一個が50円についた。

ヌカや小米、野菜くずをタダでもらってきて与えないと卵一個10円で生産できないものだ。

人がいるとき放し飼いにしていた。放し飼いにすると羽根の筋肉が発達して二階まで飛べるようになった。

放し飼いだと雑草やミミズを食べるので殻が固く黄身が橙色の三段盛り上がりの卵だった。

何でも人生は体験でやってみるものだ。


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