懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

音楽療法

2019年11月18日 | 日記
年寄りが歌を唄い、脳に刺激を与え口の筋肉を動かし、老化防止に努める音楽療法がある。
中高年向けの歌声喫茶も、その一環かもしれない。
歳を取ると各部の筋肉が衰えてくる。眼の周りの筋肉の衰え、口の周りの筋肉が
衰え活舌が悪くなる。喉の飲み込みも悪くなり嚥下に支障をきたす。
発音練習(あえいうえおあお) やパタカラ体操、は毎日やった方がよいといわれている。
会社勤めの時に活舌と傾聴、会話の訓練は受けたがすっかり忘れてしまった。

活舌と発声の訓練は朗読を含めてやったほうがいい。男性の独り暮らしは会話をしないので喋れなくなる。わたしも日中全く喋らないし、電話もまったくしないので独居老人になる恐れがある。

介護施設ではなるべく喋るようにしている。
この介護施設で週に一回、音楽療法の先生が来てくれて昭和歌謡や唱歌を唄う。
介護スタッフにも電子ピアノを演奏してくれる人がいる。先生の来ない週に月に2度ほど演奏してくれる。時間は20分で5曲から6曲うたう。

音楽療法の先生は知識も豊富でいろいろ教えてくれる。音楽をやり始めて1年経過した。先生より介護スタッフの演奏が歌いやすのに気づく、みんなの声もでている。
私は10名程の人に聞いて回った。音楽療法の先生と介護スタッフの演奏はどちらが歌いやすいか? 違いも聞いてみた。

介護スタッフの演奏が歌い易いという。
介護スタッフは演奏だけだが先生は演奏に合わせて大声で歌う。
演奏する介護スタッフにも聞いて見た。その違いは次のようだった。
1.先生の演奏は老人が歌うにはキーが高い。
2.先生の演奏は老人には速すぎる。ジャスの弾き語りではないのだから、老人の歌える速さにしてほしい。
3.演奏者が大きな声で歌えのは伴奏が聞こえず迷惑だ。
先生は演奏に歌声に一人悦に入っているが独演会ではないのだから、老人が歌いにくいのに気づいてほしい。
 
介護の利用者がこうしてほしいと言えなくもないが、音楽も分からんジジィに文句を言われて自尊心に傷がつくだろう。この施設には指導に来ないといいだすかもしれない。物言えば唇寒し秋の風か
波風立てる事もあるまい。我慢して先生の演奏で歌おう。



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