「主よ、わたしの魂を助け出してください/偽って語る唇から、欺いて語る舌から。」
詩編 120篇 2節
ある人に「体の中で一番尊いところはどこですか」と聞いたら、
「舌です。神を賛美することができるからです」と答えました。
「では、体で一番いやなところ、悪い部分はどこですか」と聞くとこう答えました。
「舌です。人を気づつけ、人を殺すこともできるからです」と言われました。
考えてみますと、三尺の剣より、三寸の舌の方が、人を傷つけ、人を殺します。
悪意に満ちた中傷のことばは、告げ口もありますし、
悪意はなく本当のことを言っているとしても、思いやりの知恵がないために、
ぐさっと人を傷つけて殺す言葉もあります。私たちは、人々の偽りの唇、
欺きの舌から守られたいと思いますが、まずは自分自身が偽りの唇、
欺きの舌を用いない事を願い求めるべきではないでしょうか。