たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

新宿から中央線で行く、国宝松本城に登りました

2020-02-18 11:08:49 | 国内旅行

たにしの爺、パソコン、スマホ学習のPC友が居まして、
知的(痴呆でない)好奇高齢者つながりでお付き合いさせてもらっています。

その彼と年に2回ほど温泉旅と街旅に出かけます。
今回は諏訪湖畔の宿に泊まって、
松本城と諏訪大社を拝見してきました。

前回は土産に買った諏訪の銘菓「新鶴の塩羊羹」で、
ぐちゃぐちゃ書き散らしました。
今回は2時間余りで回った松本城体感記です。



朝10時半、新宿駅9番ホームで彼と会い、
11時ちょうどの「あずさ11号」に乗りました。
「駅ネットキップ」で50%割引松本まで3300円です。
車内は空いていました。

大月、甲府、小淵沢までは何回か乗りましたが、
「あずさ」で松本までは久しぶりです。

この時期、中央線に乗る楽しみは冠雪の山脈です。
甲府を過ぎて韮崎辺りになると、
左側の車窓に南アルプスの山々がずーっと見えます。

手前に鳳凰山、甲斐駒ヶ岳の豪快な山容が、
雪を冠って白く光っています。
左奥には日本第2の高峰北岳や仙丈ケ岳など、
雪をいただく日本有数の高山の頂上が望めました。

幸い晴れていて、左側窓席だったので、
中央線車窓旅を楽しむことが出来ました。
進行右側には八ヶ岳連峰、蓼科山が見えているはずです。
隣り席の彼はスマホ操作に余念がないようです。

13時25分「あずさ11号」は松本駅に滑り込みました。
改札を出た前にある「観光案内所」に寄り、
市街マップとお城までの歩行ルート、
「3時までに戻れますか」聞きました。





15分ほどで行けるでしょうと言うことで、
駅前から直進、教えられた通り「深志2」で左折し、
本町通りをキョロキョロしないでお城まで一直線。





内濠の縁に立つと、インスタ映えのビューポイントです。
濠越しに黒っぽい六層の国宝城の威容が目に入ります。
入場料700円也を払って、黒門から前庭に入ります。





歴代城主の名入りの額が掛かっていました。
国宝松本城について、パンフからコア部分を引用します。





戦うための黒い堅固な天主と、
平和な時代になって造られた優雅な辰巳附櫓・月見櫓。
現存する日本最古の五重天主ふさわしい風格。
数々の優れた築城技術を今に伝えています。



松本城天主・渡櫓・乾小天守は、秀吉の家臣であった、
石川数正・康長親子により戦国時代末期1593~84にかけて、
築城されたと考えられている。
現存する五重六階の木造天守としては日本最古。



最上階の天主6階まで、高さ29.4m登りました。
各階の梯子は急こう配で狭く。途中からは交互通行です。



登る人降りる人の順番待ち、段の高さがばらばらで、
係員が付きっきりで注意を促しています。
手摺にしがみ付いて横這い状態で上り下りです。
係員が言うには「今日は参観者が少ない」けど、
多いときは長い列になるという。



欧米の観光人が日本人より目立ちますが、
皆さん静かに順番待ちしています。
お隣の国の甲高い喧騒会話が聞こえず良かったです。



昔の侍は偉かった。鎧を付けたり鉄砲を持って、
日常的に、あの階段を上り下りしていたのだから。



各階にはいろいろな展示物がありましたが、
火縄銃から始まって鉄砲類が多くありました。
鉄製の長い銃身や、ビー玉の大きさの鉄の玉。



発砲時の反動や重量を考えたら、武器として、
戦場でどれだけ殺傷力があったのか疑問です。



16日放送の「麒麟が来る」で言っていましたが、
戦国時代始まりの鉄砲は、弓矢や刀による戦より、
鉄砲を向けられた恐怖が先立ったのでしょう。



ところで現在国宝とされる城郭は5城です。
姫路城、彦根城、松本城、犬山城、松江城。
松本、犬山、松江の3城を体験しました。





急いで松本駅に戻り3時16分発上り上諏訪駅行きに乗り、
諏訪湖畔の宿に向かいました。



上諏訪駅のホームには「温泉足湯」があることは、
良く知られていますが、3人ほど入っていました。