~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

駅 - 竹内まりや

2019年11月22日 | 友人
駅 - 竹内まりや


改札口を抜けてホームへの階段に向かっていると
階段から上がって来た彼
視線を感じて顔を上げる
足を止めて、見つめ合って、空気が固まった
声が出ない
いつも使わない駅のこんなところで会うなんて

もうすぐ後期高齢者の彼が
66才の私の頭を黙って撫でた

15分だけ立ち話し
きちんと生きてるよと確認作業かな

またどこかで会えるよねと彼は言って、
じゃあねって握手して別れたけれど
もう生きて会えないかもなぁと思いながら
電車に揺られた

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sakehamachi)
2019-11-22 05:34:29
思い出があると言う事は素晴らしいことですね。
私は薄情者なのか、軽蔑したまま通り過ぎそう。。。それとも10年も経てばまた変わるのかなぁ?
元夫のことも今は何とも思わないから、立ち話位できるような気がするし。。。?😅
Unknown (Lemon)
2019-11-22 07:59:01
この歳にして、この様な文を読みますと胸に込み上げて来るものがあります。誠実な人柄がブログに滲み出ていますね。
sakeさんへ (みよ)
2019-11-24 22:18:12
私のは25年も前の古傷です。
その位時間が経つと、そしてsakeさんが年をとると変わるかもしれませんよ。
二人でどこかへ遊びに行ったとかいう思い出はないです。それはちょっと寂しいですよね。
最後に会った時、私が恨みつらみを言って終っていたので、嫌な気分が引っかかっていました。
だからこんな形で話しができてほっとしました。あれを墓場まで持って行くのは気分が悪かったから。
恋をした思い出は人生の宝物です。
Lemonさんへ (みよ)
2019-11-24 22:43:41
お久しぶりです!
読んでいてくださってありがとうございます。
Lemonさんにそう言っていただいて嬉しいです。
この事をブログに書くのってどうなのかなと迷っていたので。

良い恋をしたのだと思います。
嫌なこともいろいろあったけど、全部すっ飛ばして、そのあとしばらくは温かい気持ちになれました。
きっと15分だったから良かったんですね。

コメントを投稿