薄曇りの日に、ぼーっと空を見ると、目の中におたまじゃくしのような1ミリほどの光の粒が、数えきれないほど見えることがあります。空間の中から、くねくねとすっと現れては、空間の中に頭からすっと消えていく。消えた光は、いったいどのぐらい空間の中にいて、再び現れるのだろう? 追いかけて消えた場所を確かめれば、再び出てきたとき、それだとわかるはず、と待ち受けました。が、みんな同じ形で、追跡不能。
怪奇現象かスピリチュアルな存在に違いないと、わくわくしたのですが、調べると、白血球なのだそうです。白血球は、体の中にばい菌やウイルス、毒素など、外敵が入ってきたとき、呑み込んだり、外敵来襲の信号を出して、病気を防ぐ細胞です。とても小さくて、1ミリの間に整列させたら、何十個も並ぶぐらいのサイズで、裸眼はもちろん虫眼鏡でも見えません。なので観察には、高性能な顕微鏡が必要です。
その形は、種類ごとに異なり、外敵を追いかけまわすタイプと、動かないタイプがあります。動く光の粒は、球形で、自由自在に素早く動くことから、敵をしつこく追いかけて最後にはまるごと呑み込む好中球かマクロファージの可能性が高い。
白血球がいる場所は、最初は、まぶたの中で、太陽の光で透けて見えたと思っていたのですが、右目だけ、左目だけで見ても、同じ光景が見えるので、両目が共通に使っているどこかにいると予想されます。
本当に目の中の白血球が見えるのか?
目の中に極小の傷ができると、飛蚊症(ひぶんしょう)といって、視野の中に蚊のような黒い点がちらちらと動いて見えるようになります。わたしも、以前、経験があり、5ミリほどの影がふたつ左目の中に現れた時は、かなりうっとおしかったのですが、今は、目を閉じると、たまに黒い粒、または白か美しいコバルトブルーの光の粒として見えます。
目の中の極小の傷が、拡大されて5ミリぐらいの黒い影に見えたということは、やはり目の中のどこかにいる白血球が、クローズアップされて見えても不思議ではありません。
白血球が見えるのであれば、それよりもずっと大きい目を構成する細胞も見えても良いのではと、何度も空を見上げましたが、透明の動かないアメーバのようなものが見えた以外、うまくいきませんでした。(続く)
ウイキペディアから
- ブルーフィールド内視現象(シェーラー現象)
- ギザギザの軌跡を描いてすばやく動く小さな明るい多数の光点として見える。 飛蚊症と同様に青空など均一な青い光の下でもっとも視認しやすい。 黄斑の周囲の網膜上の毛細血管を動く白血球によって起こる[1]。 血管中にははるかに多数の赤血球が存在しており青い光の下では筋状の暗い影を落としているはずだが、これは視細胞の順応によって除去されている。 白血球が通過したとき急に光が透過するためにその部分が相対的に輝いて見える。 1920年代には神智学において、ヨガのプラーナの概念に関係した「生気粒子」と解釈されたこともあった。
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