日本で久しぶりに行く美術館。
兵庫県立美術館では「印象派からその先へ」という特別展が行われていました。
フランスで印象派の作品はこれまで多く見てきたのですが、友達に折角誘われたので行きました笑
これまでヨーロッパの美術館をいくつか訪れてきましたが、日本と異なるのは美術館に来る人の多さです。
日本では、有名な作品が少ししかない展覧会でも、土日となると見るのも大変なほど人で埋まる時があります。
しかしヨーロッパでは、ルーブルのようなとても名の知れている所は除き、有名な作品が多い美術館でも意外に空いていたりします。
そのため、やはり本場にいるうちに出来るだけ西洋美術は見ておかなければと感じました。
逆に日本では、日本画や陶器の知識がまだ十分ではないので、作品をもう少し深く鑑賞できるようになればと思っています。
兵庫県立美術館の次は、近くにある横尾忠則現代美術館へ行きました。
横尾さんの絵の持つ「笑い」や、描かれているモティーフに惹かれ、今回で行くのは3回目です。
展示作品の中でアンリ・ルソー(素朴派の画家)の絵をもとに描いたものがあり、独特な作風の彼の絵をヨーロッパのどこかの美術館で見たいと思いました(その後9月に、スイスのバーゼル美術館で彼の絵を見てきました)。
アンリ・ルソー 【大豹に襲われる黒人】
家にいる間は、イギリスの雑誌Economistの記事を読んでいました。
フランス語の勉強も大事ですが、英語もまだまだ十分ではありません。
Economistは、世界の情勢が分かって深い内容の記事が多いので、個人的に気に入っています。
あと、フランス日本の往復飛行機代を少しでもカバーするために、短期バイトもしました笑
フランス初年度はバイトをする余裕が無く出費ばかりしていたので、何とかしないとという気持ちでした。実家の近くである流通センターで、力仕事系の短期バイトをすることにします。
これまでこのような現場には行った事がありませんでしたが、日々運送される荷物の量や、それに際して消費される資材の量の多さに圧倒されてしまいました。
また、派遣で働いている中年の方が多くいて、毎日単純な力仕事をしているのを見ると、自分はこういう生き方はしたくないと思いました。
彼らに指示を出しパソコン作業をする正社員の人、フォークリフト免許を持っていて力仕事は無い派遣の人、免許が無く力仕事ばかりの派遣の人。この構図を見ると、人とは違う何かを持っていないと苦しい状況から抜け出せないことが嫌でも分かりました。