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ラブライブ!サンシャイン!! 2期第6話感想

2020年03月19日 | ラブライブ!サンシャイン!!
 今話の名セリフ:「千歌ちゃんがいたから、今があるんだよ。その事は忘れないで・・・。」(渡辺曜)

 「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第6話「Aqours WAVE」の感想です。


 ある日、インターネットにて、ラブライブ地区予選の会場発表が行なわれました。
 場所は、前回の地区予選と同じ。前回はここで敗れただけに、今度こそリベンジだと意欲に燃えます。

 一方、入学希望者数の増加は芳しくなく、鞠莉の父から言われた期限までに100人を集めるのは、このままでは厳しいです。
 タイムリミットは、ラブライブ地区予選が行われる日の夜。次の地区予選が、学校存続に向けてのラストチャンスです。

 今日も練習に励む千歌達。そんな中、全国大会進出が有力視されてるグループのネットニュースを目にします。
 そのグループの中には、Saint Snowの名も。Aqoursも入っていました。
「前回は、地区大会で涙を飲んだAqoursだが、今大会予備予選の内容は、全国大会出場者にも引けを取らない見事なパフォーマンスだった。今後の成長に期待したい。」
「期待・・・。」
    
「フッフッフ・・・。このヨハネの堕天使としての闇能力を持ってすれば、その程度、造作もない事です!」
    
   
「そう! 造作もない事です!」
    
   
   
「さっすが、我と契約を結んだだけの事はあるぞ。リトルデーモン・リリーよ!」
    
「無礼な! 我は、そのような契約、交わしておらぬわ!」
   
   
「どうしたの?」
「リリー?」
「これが堕天ずら・・・。」
「違う! これは違くて!」
   
「ウェルカム トゥ ヘルゾーン!」
「待てい!」
   
 やべぇ・・・。久々にネタクイーンが強烈なネタをぶっ放してきたよ。めっちゃノリノリでヨハ子に合わせてやがる・・・。いやー、前話のよしりこの副作用がとんでもない事になってますな!(笑)

 今回の地区大会は、会場とネットの投票で決勝進出グループを決めるとの事。
 会場には、出場グループの生徒が大勢集まります。生徒数が少なく、ましてや、廃校が危ういとなれば、Aqoursは不利な立場です。

 その夜・・・、
    
「やっぱり、それしかないよね。」
    
「ですわね。」
「懐かしい・・・。まだ持ってたんだ、それ。」
   
「まさか、やるなんて言うんじゃないよね?」
「まさか、やらないとか言うんじゃないよね?」
    
「状況は分かっているでしょ? それに賭けるしかない・・・。」
   
「でも・・・。」
「私、あの頃の気持ちと変わってないよ。」
「鞠莉・・・。」
   
「今回は私も鞠莉さんに賛成ですわ。学校の存続のために、やれる事はすべてやる。それが生徒会長としての義務だと思っていますので。それに、これがラストチャンスですわ。」
   
    
「でも、できる事じゃない・・・。これは、できない事・・・。」
「そんな事はない。あの時ももう少しだった・・・。もう少しで・・・。」
   
「でも、できなかった・・・。それどころか、鞠莉の足まで・・・。」
   
    
「あの怪我は、私がいけなかったの・・・。果南に追い付きたいって、頑張り過ぎたせいで・・・。」
「そうですわ。それに今は9人。私達だけではありませんわ。」
   
「ダメ・・・。ダメだよ・・・。届かないものに手を伸ばそうとして、そのせいで誰かを傷付けて・・・。」
    
「それを千歌達に押し付けるなんて・・・。」
   
「こんなの・・・!」
   
    
   
    
   
「鞠莉!」
    
    
    
   
「否定しないで。あの頃の事を。私にとっては、とても大切な思い出。だからこそ、やり遂げたい・・・。」
    
「あの時夢見た、私達のAqoursを完成させたい!」
    
   

 その後日・・・、
「Aqoursらしさ?」
「うん。私達だけの道を歩くってどういう事だろう? 私達の輝きって何だろう?」
    
   
「それを見つける事が大切なんだって、ラブライブに出て分かったのに、それが何なのか、まだ言葉にできない・・・。まだ形になってない・・・。」
   
「だから、形にしたい! 形に・・・。」
    
「このタイミングで、こんな話が千歌さんから出るなんて、運命ですわ。」
   
「え?」
「あれ、話しますわね?」
「え・・・。でも、あれは・・・。」
    
「何? それ、何の話?」
「2年前、私達3人がラブライブ決勝に進むために作ったフォーメーションがありますの。」
    
「そんなのがあったんだ! すごい! 教えて!」
   
「でも、それをやろうとして、鞠莉は足を痛めた・・・。それに、みんなの負担が大きいの・・・。」
   
「今、そこまでしてやる意味があるの?」
   
「何で? 果南ちゃん、今そこまでしなくていつするの? 最初に約束したよね?」
   
「精一杯あがこうよ! ラブライブはすぐそこなんだよ! 今こそあがいて、やれる事は全部やりたいんだよ!」
    
   
「でも、これはセンターを務める人の負担が大きいの・・・。あの時は私だったけど、千歌にそれができるの?」
    
「大丈夫! やるよ、私!」
「千歌・・・。」
   
   
「決まりですわね。あのノートを渡しましょう、果南さん。」
「今のAqoursをブレイクスルーするためには、必ず越えなくちゃならないフォームがありマース!」
「今がその時かもしれませんわね!」
    
   
「言っとくけど、危ないと判断したら、私はラブライブを棄権してでも、千歌を止めるからね。」
    
   

 そして、その夜から、千歌は、そのフォーメーションを練習しますが、そう上手くはいきません。
 果南と鞠莉は、そんな千歌を遠くから見ていました。
「心配?」
「やっぱり、こうなっちゃうんだなって・・・。」
   
「あれ、やりたかったね。私達で・・・。」
「それなら、何で千歌達にやらせるの? まるで押し付けるみたいに・・・。」
   
「千歌っちならできるって信じてるから。今のAqoursなら必ず成功する。果南だって信じてるんでしょ?」
    

 その翌日からも、毎日頑張り続ける千歌ですが、まだ成功しません。顔に絆創膏が貼ってあったり、疲れも見えますが、千歌は、もうちょっとでできそうだと諦めません。
「私ね、一番最初にここで歌った時に思ったの。みんながいなければ何もできなかったって・・・。」
   
「ラブライブ地区大会の時も、この前の予備予選の時も、皆が一緒だったから頑張れた・・・。学校のみんなにも、町の人達にも助けてもらって・・・。」
    
「だから、一つくらい恩返ししたい・・・。怪我しないように注意するから、もう少しやらせて!」
    

 それからしばらくして・・・、
「大丈夫?」
「平気だよ!」
   
「気持ちは分かるんだけど、やっぱり心配・・・。」
「だよね・・・。」
    
「じゃあ、2人で止めたら? 私が言うより、2人が言った方が、千歌、聞くと思うよ?」
『うーん・・・。』
   
「嫌なの?」
   
「言ったじゃない。気持ちは分かるって。」
「うん・・・。」
   
「千歌ちゃん、普通怪獣だったんです。」

「怪獣?」
   
「普通怪獣ちかちー。何でも普通で、いつもキラキラ輝いている光を、遠くから眺めてて・・・。本当はすごい力があるのに・・・。」
「自分は普通だって、いつも一歩引いて・・・。」
    
    
「だから、自分の力で何とかしたいって思ってる・・・。ただ見ているんじゃなくて、自分の手で・・・。」
    
   
    
「千歌。」
「果南ちゃん・・・?」
    
   

 その夜も、千歌は練習に励んでいました。
「こんな夜中まで・・・。」
「あんな事言われたら・・・。」
   
「千歌。約束して。明日の朝までにできなかったら諦めるって・・・。」
   
「よくやったよ千歌。もう限界でしょ?」
「果南ちゃん・・・。」
   
   
「2年前、自分が挑戦してたから、尚更分かっちゃうのかな。難しさが・・・。」
    
    

    
「あと少しなんだけどな・・・。」

「うん。あと少し・・・。」
   
『千歌ちゃん。』
「焦らないで。力を抜いて、練習通りに・・・。」
「梨子ちゃん・・・。」
   
    
「できるよ。絶対できる!」
   
「頑張って!」

「見てるから!」
「うん!」
    
    
    
「あー! できるパターンだろ! これ!」
   
「何でだろう・・・。何で、できないんだろう・・・。梨子ちゃんも曜ちゃんも、みんな、こんなに応援してくれてるのに・・・。」
    
「嫌だ・・・。嫌だよ! 私、何もしてないのに! 何もできてないのに!」
    
「ピーッ! ドッカーン! ズビビビビビビー! 普通怪獣ヨーソローだぞー!」
「おっと、好きにはさせぬ! りこっぴーもいるぞ!」
   
「なぬ! ズドドドドーン!」
「ガオー!」
    
「まだ自分は普通だって思ってる?」
「え・・・。」
    
「普通怪獣ちかちーで、リーダーなのに、みんなに助けられて、ここまで来たのに、自分は何もできてないって。違う?」
   
「だって、そうでしょ・・・。」
    
「千歌ちゃん、今こうしていられるのは誰のおかげ?」
   
「それは、学校のみんなでしょ・・・。街の人達に、曜ちゃん、梨子ちゃん・・・。それに・・・。」
「一番大切な人を忘れてませんか?」
    
「何・・・?」
「今のAqoursができたのは誰のおかげ? 最初にやろうって言ったのは誰?」
「それは・・・。」
    
「千歌ちゃんがいたから、私はスクールアイドルを始めた。」
   
「私もそう。みんなだって、そう。」
「他の誰でも、今のAqoursは作れなかった・・・。」
    
    
   
「千歌ちゃんがいたから、今があるんだよ。その事は忘れないで・・・。」
    
   
「自分の事を普通だって思っている人が、諦めずに挑み続ける。それができるって凄い事よ! 凄い勇気が必要だと思う!」
「そんな千歌ちゃんだから、みんな頑張ろうって思える! Aqoursをやってみようって思えたんだよ!」
    
「恩返しだなんて思わないで・・・。みんなワクワクしてるんだよ・・・。千歌ちゃんと一緒に、自分達だけの輝きを見つけられるのを・・・。」
    
    
   
「みんな・・・。」
   
「新たなAqoursのウェーブだね!」
   
「千歌、時間だよ! 準備はいい?」
   
    
    
   
「ありがとう・・・。千歌・・・。」
    
   

    
    
    
    
    
   
    
    
   
   
   

    
   
「今日ここで、この9人で歌えた事が本当に嬉しいよ・・・。私達だけの輝き・・・。それが何なのか・・・。どんな形をしているのか・・・。」
    
   
「私達9人が見た事・・・。心を動かされた事・・・。目指したい事・・・。その素直な気持ちの中に、輝きはきっとある!」
    
「みんな信じてくれて、ありがとう!」
    
    


 以上、「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第6話でした。

 自称「普通」な子の成長劇、マジすげー・・・。
 今話の感想を一言でまとめろ、と言われたら、こんな感じですね。体操部員でなければ、1年前はスクールアイドルなんて知らず、スクールアイドルを始める頃は普通普通と連呼していたのが、あの大技だからな・・・。すごいとしか言えないわ・・・。
 何が千歌をあそこまで成長させたんでしょうかね。学校を存続させたい思いからなのか。それとも、街の人達を愛する思いからなのか。
 何にせよ、ちょっとした事から人は大きく変わるものなんでしょうね。アニメの中の出来事ではありますが、現実でもよくある話。人生って何が起こるか分からないものだと改めて感じた一話でした。

 あと、今話は、果南の優しさが垣間見えた回でもあったと感じています。まだまだやる気の千歌に「もう限界」と言ってはいましたが、あれも果南なりの優しさだと思っています。
 果南は、過去の悪い出来事を長く引きずるタイプなんでしょう。果南は、過去を引きずらなそうな、さばさばした性格ではありますけど、何か悪い出来事が起きて、誰かが傷付く事態になったりすると、それは再びどこかで起きると考えちゃうんだと思いますね。
 そして、それに近い出来事が近々起こると感じたら、厳しい物言いになろうが、周りを敵に回そうが、何としてでもその事態を未然に防ごうと考え、誰も傷付かせないようにする。それが果南の優しさなんじゃないかと思いますね。1期8話でも「誰かが傷付く前に」というセリフがありましたが、あれもそういう優しさから来ているのかもしれませんね。

 ですが、人は常に変わっていくもの。
 それが良い方向へなのか、悪い方向へなのかは、時と場合によりますが、千歌達高校生であれば、良い方向へ変わっていく事が多いでしょう。すなわち、成長してるって事ですね。
 ですので、過去の悪い出来事を恐れるよりも、人の成長を信じて、過去の悪い出来事を乗り越えると信じる事が大切なのだと思いますね。

 と言っても、果南も、ストーリー最後の方では、千歌への信頼を表情に出してましたし、「もう限界」と言っていたのも、そう言う事で、千歌は逆に発奮するものだと知っていたからなのかもしれませんね。1期で千歌がスクールアイドル活動が上手くいかずに悩んでいた時に、曜が「じゃあ、やめる?」と言っていたのと同じようなものでしょう。
 学年は違えど、千歌と果南は幼なじみ。知っていても、おかしくはないでしょうね。

 さて、次回は、「神様は、この子達に何の恨みがあるんだ・・・」と思うような内容ですかね。
 次回は、Aqoursに大きな試練が訪れる話。今話のような派手さはないものの、メンバー1人1人の行動に目が離せない回であり、キャプチャー画像は多めになるんじゃないかと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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