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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第8話感想

2020年11月22日 | ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
 今話の名セリフ:「もしかしたら、しず子の事好きじゃないって言う人もいるかもしれないけど、私は、桜坂しずくの事、大好きだから!」(中須かすみ)

 「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第8話「しずく、モノクローム」の感想です。


~ オープニング前 ~
「ある街の、ある劇場に、1人の少女がいました。彼女の夢は、この街一番の歌手になる事。」
   
「そして、沢山の人に歌を届ける事。あなたの理想のヒロインになりたいんです。」
   
「無理だよ。私の歌なんて、誰にも届かない。」
   
「本当は分かっているんでしょ? あなたは私だもの・・・。」
    

 ある日、同好会のメンバーは、新聞部の取材を受けていました。しずくは、どんなスクールアイドルを目指しているのか聞かれました。
「私は、愛されるスクールアイドルを演じたいと思っています。」
   
「と、言いますと?」
「皆さんにとって理想のアイドルを想像して、その子になりきるんです。」
   
   
「では、この瞬間も、桜坂さんは理想のスクールアイドルを演じているという事ですか?」
「はい。」
「なるほど。演劇部に所属している桜坂さんらしいアイドル像ですね。」
    
「そういえば今度、藤黄学園との合同演劇祭が開催されるそうですが?」
「ええ。藤黄学園と虹ヶ咲が、それぞれ別の演目で講演を行うんです。」
   
「虹ヶ咲の主役に抜擢されたのは、桜坂さんだそうですね。ぜひとも、校内新聞を読む生徒に、一言お願いします。」
「精一杯演じますので、ぜひ見に来て下さいね!」
   
   

 しかし、しずくは、演劇部部長から主役降板を言い渡されました。自分をさらけ出す感じで演じてほしいようで、しずくの演技からはそう感じられないからの判断のようです。


~ Aパート ~
「私、歌いたいの! 沢山の人に歌声を届けたい・・・。私が歌に込めるのは、喜びと感動と少しの熱狂・・・。」
    
「ハア・・・。」
「しず子?」
    

 それから少しして、同好会では、この前のインタビューが校内新聞に載った事で盛り上がりました。
 新聞には、演劇祭の事も載っていました。
    
   
「それにしても主役なんて、すごいよね!」
「彼方ちゃん、絶対に見に行くよ!」
   
「はい。ありがとうございます。」
    

 後日、かすみは、璃奈とそのクラスメイト達に、しずくの様子がおかしいんじゃないかと話しました。いつものしずくより少し落ち込んだ感じがするとの事です。
 クラスメイトが、しずくの主役降板の事を話すと、それが気分が沈んでいる原因じゃないかと考えます。

 同じ頃・・・、
    
   
「私の歌は誰にも届かない・・・。子どもの頃の事、憶えてる?」
   
「みんなと少しだけ違う・・・。ただそれだけの事だったけど、私はいつも不安だった・・・。」
   
「誰かに変な子って思われたり、嫌われたらどうしよう・・・。いつもそんな風におびえていた・・・。」
    
「だから、本当の自分を隠すようになった・・・。そして、すごく楽になれた・・・。」
   
「あの日からずっと、私はウソをつく私のまま・・・。自分を偽っている人の歌で、誰かの心に届く訳がない・・・。そうでしょ?」
    
   

 それからしばらくして・・・、
「しず子、確保!」
「か、かすみさん!? 何!?」
「りな子!」
「ラジャー!」
    
「璃奈ちゃんボード『拘束』!」
「ちょ、ちょっと! これじゃ前が!」
「それじゃ、しゅっぱーつ!」
    

   
   
「これが伝説の・・・。」
「本当に食べるの・・・?」
「マウンテンパンケーキ、0勝5敗のかすみんが、2人に完食の極意を教えてあげる!」
「勝ててない・・・。」
    
   
 だよな。1勝もしてないという事は、完食してないという事なんだから。なのに、得意顔で完食の極意を教えるとか、子供っぽくて可愛いよ、かすみん!(笑)
 つーか、こんなの本当にあるんだろうか? つい先日、とある理由でヴィーナスフォートに行ってきたのですが(その理由は後日明かす予定です)、また行きたくなってきました。

「ひたすら食べ続けるべし! いざ! かかれ!」
    
 「ひたすら食べ続ける」って、それ、極意じゃねーだろ。まあ、かすみんが可愛いから極意って事にしてあげよう。可愛いは正義!(言ってる事が無茶苦茶だな(笑))
 それにしても、このパンケーキ、カロリーと値段がえらい事になってそうだよな・・・。これを完食したら結構太っちゃうんじゃないかと心配になってきました。まあ、アニメの世界では余計な心配でしょうけど。(笑)

    
「美味しい!」
「フワフワ過ぎる!」
   
   
「ほら、しず子も!」
   
   
「美味しい!」
「でしょ!」
「ハッピー!」
   
「いっくぞー! 目指せ、完食!」
   

   
「璃奈ちゃんボード『お腹パンパン』・・・。」
「初勝利、イエーイ!」
    
   
 その後、3人は、ヴィーナスフォートにある様々な店を回りました。
   
   
   
「好きなの? 昔の映画。もしかして、しずくちゃんが演技を始めたのって、こういうの見てたから?」
   
「そうかな・・・。それもあるけど、私ね、演じている時が一番堂々としていられるの・・・。誰の目にも気にならないし・・・。」
   
「自分が桜坂しずくだって事を忘れられるの・・・。」
   
   
「自分が嫌なの?」
「ご、ごめんね・・・。変な話して・・・。忘れて・・・。」
    
「あー! また暗い顔してる! スマイルだよ、しず子! えへっ!」
「かすみさん・・・。」
    
   
「今日は、やな事全部忘れて、パーッと遊ぼう! それで元気が出たら、オーディション頑張って主役取り返そう!」
    
「知ってたんだ・・・。」
「うん・・・。でも、別に内緒にしなくてもいいじゃん! 私達応援するし! それに、もし、しず子が落ち込んでるなら話を聞くくらい・・・。」
「大丈夫!」
「え?」
    
   
「心配しないで。私は平気だから。2人ともありがとう!」
「しずくちゃん・・・。」
   
   
「今日はもう帰らなきゃ! じゃあね!」
   
   
   
「やっぱり怖いんだ? 本当の自分を見せる事が。」
「だって・・・。」
「嫌われたくない・・・。そうでしょ?」
    
「私、歌いたいの・・・。みんなの心に届く歌を・・・。」
   
「そのためには自分をさらけ出さなきゃ・・・。」
    
「受け入れて・・・。」
    
「できないよ・・・。さらけ出すなんて・・・。」
   
「嫌い・・・。こんな私・・・。」
   


~ Bパート ~
 その後日、かすみと璃奈は、しずくと一緒に昼食をとる予定でしたが、しずくは演劇の自主練のため、集合場所に来ていませんでした。
「知らなかった・・・。しず子が、あんな頑固だったなんて・・・。」
   
「ホント、どうしちゃったんだろう・・・。」
「きっと、今のしずくちゃんも、しずくちゃんだよ。」
    
「私も、ちょっと同じだったから分かるんだ。自分の事が嫌な気持ち。」
   
「私の時は、愛さんがグイって引っ張ってくれた。みんなが励ましてくれた。」
    
「だから、ライブができた。私には愛さんがいた。しずくちゃんには・・・。」
   
   
「私、行ってくる!」
「ファイト!」
    

    
「見つけた!」
「かすみさん・・・。」
    
「ど、どうしたの・・・?」

「どうって、そりゃ・・・。」
    
「昨日、変な感じで別れちゃったじゃん・・・。だから、どうしてるかなって・・・。」
    
「ごめんね、心配かけて。でも、私は本当に大丈夫! オーディションだって・・・。」
    
「じー・・・。目、ちょっと腫れてるよ?」
    
「しず子が頑固キャラだって事は、よーく分かったよ。でも・・・。」
   
   
「そんな顔で必死に隠そうとしないでよ! 私としず子の仲でしょ!」
   
    
   
「今度の役ね、自分をさらけ出さなきゃいけないんだって・・・。でも、私には、できない・・・。」
   
「私、小さい頃からずっと、昔の映画や小説が好きだったの・・・。でも、そんな子は私しかいなかったから、不安だった・・・。」
    
「誰かに変なのって顔されるたび、嫌われたらどうしようって・・・。そのうち、他の事でも、人から違うなって思われる事が怖くなって・・・。」
   
「だから、演技を始めたの・・・。みんなに好かれる、いい子のフリを・・・。そしたら、楽になれた・・・。」
    
「しず子?」
「私、やっぱり、自分をさらけ出せない・・・。それが役者にもスクールアイドルにも必要なら、私は、どっちにもなれないよ!」
    
   
「表現なんてできない・・・。嫌われるのが怖いよ・・・。」
    
「何・・・、甘っちょろい事言ってんだ!」
   
   
    
「嫌われるかもしれないから、なんだ! かすみんだって、こーんなに可愛いのに、褒めてくれない人が沢山いるんだよ!」
   
「しず子だって、かすみんの事可愛いって言ってくれた事ないよね! しず子はどう思ってるの!?」
    
「えーと・・・。」
「可愛い!? 可愛くない!?」
「か、可愛いんじゃないかな・・・。」
    
「ほら、言ってくれたじゃん! しず子も出してみなよ! 意外と頑固なところも、意地っ張りなところも、本当は自信がないところも全部!」
「それ、褒めてない・・・。」
    
   
「もしかしたら、しず子の事好きじゃないって言う人もいるかもしれないけど、私は、桜坂しずくの事、大好きだから!」
    
「だから、心配しなくても・・・。」
    
「帰る!」
「あ、ちょっと・・・。」
    
「かすみんにここまで言わせたんだから、絶対に再オーディション合格してよね!」
   
    

 そして、後日、合同演劇祭が行われました。
 この舞台の主役は、しずく。再オーディションに合格したようです。
 控室では・・・、
    

 少しして、演劇開始。
「ある街の、ある劇場に、1人の少女がいました。彼女の夢は、この街一番の歌手になる事。」
   
「そして、沢山の人に歌を届ける事。あなたの理想のヒロインになりたいんです。」
   
「待って下さい、オーナー! どうして私だけ出番がないんですか!?」

「残念だけど、あなたの歌の評判が良くないの。もううちの劇場に立たせてあげる事はできないわ。」
    
「ねえ、待って! もう一度オーナーに頼んでみようよ! チャンスを下さいって!」
「もういいの!」
    
   
「そんなに怖いの? 本当の自分を見せる事が。」
    
「待って! 私、それでも歌いたいよ・・・。」
   
「ずっとあなたから目をそらしていた・・・。でも、歌いたい・・・。その気持ちだけは、きっと真実・・・。」
    
「今まで、ごめんなさい・・・。」
   
   
「これが私・・・。逃れようのない、本当の私・・・。」
「嫌われるかもしれない・・・。」
「でも、好きだって言ってくれる人もいた・・・。」
    
『だから、この小さなステージで、もう一度始めよう!』
   
「雷鳴が胸に鳴り響いた・・・。閉じ込めていた感情はあふれ出していた・・・。」
    
「もう見失ったりしない・・・。私だけの思いを!」
    

   
   
   
   
   
   
   
    
    
    

    
   

「素晴らしかったです! まさに、スクールアイドルの桜坂しずくさんにしかできない舞台でしたね!」
「ありがとうございます!」
    
「役者、そして、スクールアイドルとして、何かメッセージはありますか?」
「本当の私を見て下さい!」
    

 今回は、これで終了です。


【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 他校との合同演劇祭の主役に抜擢されたしずくは、自分をさらけ出すような感じの演技ができてないと、主役から降板されてしまい、自分をさらけ出す事に怯えましたが、かすみに励まされた事で気持ちが楽になり、再び主役に選ばれ、最高の舞台を演じる事ができました。

 かすみがしずくに檄を飛ばすところに、めちゃくちゃ萌えて、めちゃくちゃときめいた! 濃厚な「しずかす」をありがとう! ニジガクアニメ!
 今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。自分のあり方に悩むというのは、今話視聴前の予想通りではあったものの、所々でしずくの内面を演劇風に見せたり、同学年のかすみや璃奈との触れ合いから友達思いなところが描かれたりなどして、かなりの良回だったと感じています。

 中でも一番印象に残ったのは、かすみの一人称がちょくちょく「私」になっていたところ。これには驚いたとともに、今話の感動を押し上げていたようにも思います。
 かすみの一人称といえば「かすみん」。自分の存在感をアピールするための愛称であり、常日頃から自分の事をこう呼ぶ事で、多くのファンに自分の事を覚えてもらいたいという意図があるのでしょう。私の中では「かすみん」呼びが自然で当たり前だと思っています。
 だけど、今回、何回か自分の事を「私」と呼んでいたのは、そういう事も忘れちゃうくらい、しずくの事がものすごく心配だったように感じました。
 かすみは目立ちたがりなところがあり、他のメンバーを出し抜こうとイタズラを画策する事もありますけど(失敗に終わる事がほとんどですが(笑))、本当はメンバー思いのすごくいい子だという事が改めて分かりました。特に、しずくに対しては、同学年で、旧同好会からの付き合いでもある事から、特別視しているように思いますね。

 あと、しずくの悩みに対して体当たりでぶつかっていくところも、かすみらしくて良かったな、と感じています。
 頭が良くて落ち着いていてしっかり者なしずくに対し、かすみは、勉強は苦手でいつも騒がしくてお調子者。しずくとかすみは、同学年ながら大人と子供の差があるように感じますが、だけど、その子供っぽいところが、しずくの立ち直りに大いに役立っていたように思います。
 かすみは子供っぽいけど、その分、思っている事に裏表はなく、そのまま素直に感情表現していくのが魅力なんですよね。だから、しずくの悩みにイラッと感じれば、それを怒りとしてぶつける。それが良かったと感じています。
 自分にはない対照的な性格が、しずくに新鮮さを与え、面白さに繋がって、悩みを吹き飛ばせたんじゃないかと思いますね。かすみは単純で子供っぽいけど、だが、そこが良いと、改めて感じました。

 また、璃奈も、しずくの悩み解決に良い感じに手助けをしていたと思います。しずくの話を聞いて、自分の弱いところが嫌だと感じる事は自分と同じであり、どうすれば前に進めるのか、上手くかすみにアドバイスしていたのは良かったと思いますね。
 同学年メンバーと一緒に放課後を楽しんだり、璃奈ちゃんボードの出番が多かったのも、微笑ましく感じました。この調子で、他メンバーともっと触れ合っていって、感情表現も少しずつ上手くなっていってほしいな、と期待したいですね。もちろん、璃奈ちゃんボードも楽しみにしています。

 そろそろ、今話のメインを飾ったしずくについて語りますかね。
 自分のあり方に悩むのは「スクスタ」にもあったものの、自分の内面を演劇風に見せたり、かすみにさらけ出したりしたところで、「しずくって、こんなに脆い子だったのか・・・」と感じ、普段のイメージからでは考えられないところに面白さを感じました。ソロアイドルとしてステージに立つと聞いて、最も不安に感じていたのは、この子だったでしょう、きっと。

 まあ、確かに、周りにはない特異なところに変な目で見られる事は結構あるでしょう。それを怖れて、つい自分を隠してしまう事も、よくある話です。
 だけど、それでは、本当の自分を誰にも見せる事ができず、周りから「この人は何者?」と思われて、つまらない人間と見られてしまうでしょう。せっかく自慢できる特技や性格を持っていても、これでは宝の持ち腐れというもの。
 そうならないためにも、多少なりとも弱い部分をさらす勇気も必要なように思いますね。そうする事で、少し気は楽になるかもしれませんし、そこに共感を抱いて好きになる人がいるかもしれないでしょう。

 まあ、難しく考え過ぎない事が大切ですかね。しずくは真面目でしっかり者で、面白いと思った物事にはものすごく夢中になって、色々と考え過ぎちゃうところもありますが、度が過ぎると、壁にぶつかったら何もできなくなっちゃうでしょう。
 それを回避するために、時には単純に気楽に物事に向き合う事も大切なように思いますね。かすみのように。

 しずくは、しっかり者で多くの事が1人でできそうに見えて、実は、自分に自信のなく、誰かが守らなければ簡単に壊れてしまう弱い女の子。
 でも、それが決して悪い事でもおかしい事とも思いません。人は1人の力だけで決して生きられないのですから。ソロアイドルとして活躍する方針でも、他人の力なしでは、ステージに立つ事なんてできやしませんし、他メンバーも、他人の力でソロアイドルをやっていく事に自信をつけています。
 だから、しずくももう少し周りを頼っていいのかな、と思っています。といっても、今回で、そう感じるようになったように思いますし、ソロアイドルとしてやっていく自信もだいぶついたと思いますが、今後も、ありのままの自分をどんどん出していってほしいかな、と注目しています。

 ライブ曲「Solitude Rain」は、自分の悩みを雨で洗い流すかのような演出が見応えありました。曲後半からは雨が晴れて、綺麗な背景を見せていたのも印象的。
 また、「スクスタ」にある様々な衣装姿が出ていたのも良かったところ。特に、「しずくま」が出ていたのが興奮ポイントでした。(「しずくま」とは、しずくの「わくわくアニマル」の衣装姿で、ファンからはこう呼ばれています)

 さて、次回は、果林がメインの話。
 果林といえば、前に「エマかり」で盛り上がった話がありましたが、次回は一体どんな話になるのか? 周りが抱くイメージとは異なる果林が多く出てくるんじゃないかと楽しみにしています。



 今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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