スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

三浦半島の旅

2019-10-19 07:03:56 | 旅 ~国内

比較的近い三浦半島へは宿泊でなかなか行く機会が少ない所だ。

ここは温泉も出てなく満足できるホテル旅館も少ないのもその理由にあるかもしれない。

しかしこの地には城ヶ島、三崎港、油壺などの景勝地もある。

今回の研修旅行はこの地に着いた時あたりから状況は激しく変化してきた。

宿泊先はホテル京急油壺 観潮荘。

外観から見てもここはイマニのレベル。

そこへ夜中に強烈な台風15号が上陸してくるとは・・・。

宴会も終わり二次会あたりから外が雨と風で騒々しくなってきた。

ファクサイと命名された台風15号がまさかのこの地、三浦半島に上陸。

台風の上陸地点に居るのは人生初めての経験だ。

夜中になると部屋の窓に激しい雨と風がバチャバチャ吹き込み、

微妙に建物が揺れ、なかなか寝付けない。

トイレに行くと真っ暗くら。

初めは電球が切れたのかと思ったが、この時間から停電だ。

そうこうするうちに館内放送が始まった。

「只今非常警報が鳴りましたが、確認をしたところ問題はございません。

ゆっくりおやすみ下さい。」

外はもうゴーゴーすごい風と雨の音。

ゆっくり寝るどころの騒ぎじゃありませんでした。

明け方、風呂に入ろうと廊下に出たら真っ暗。

廊下の隅にランタンが置いてあり、お風呂のお湯もぬるくなっていた。

そうだ、ここは沸かし湯だった。

露天風呂は木の葉と小枝でいっぱい。こんなこと初めての貴重な体験だ。

そして朝食になると停電の為ごはんが炊けず、

近くの系列ホテルに取りに行くので若干待って下さいとの事。

当ホテルはどうやらオール電化らしい。

その後この台風15号は主に千葉県に甚大な被害をもたらした。

台風が上陸する前の三浦半島のなだらかで広々した畑。

三浦半島の魅力のひとつは人気を誇る広大な自然で育った野菜だ。

三浦・横須賀野菜は一流ブランド野菜として注目を集め、

都内のレストランシェフが朝獲れ野菜を買い付けに訪れるほどだ。

ブランド野菜でも有名なのが三浦大根。

今では紅しぐれ大根、紫大根など種類のラインアップも増え、

その緻密で柔らかい肉質、みずみずしさからサラダピクルスにも大活躍。

又、煮崩れしにくいという特性から煮物にもぴったりだ。

その他カブ、ルッコラ、パクチー、クレソン、ベビーキャロットなど

西洋野菜まで広がっている。

こちらは台風通過後の畑。二枚目の写真には富士山が写っている。

今思うとこの近辺の台風被害の写真をなぜ撮らなかったのだろうと反省しているが、

停電によって信号が消え、あちらこちらに樹木が倒れ、

一番ひどかったのは住宅の2階屋根部分が吹き飛んで道路をふさいでしまった事だ。

その結果、大渋滞。この交通事情は帰る迄続いた。

三崎港にある三浦市超低温魚市場冷蔵庫。

冷凍技術の進歩は大げさに言えば鮮魚の世界に一大革命を起こしている。

このエリアに到着した頃にある所から緊急連絡が入った。

今回の研修の最大の目玉「防衛大学校の視察」の防衛大から

夜中の台風の風と雨により防大へ入る道が多くの倒木によって遮られ入校できない。

又、校舎も雨によって漏水し見学の対応ができないのでヨロシクお願いします、との事。

ヤァーマイッタナ!残念!

大変なタイミングに来てしまったナ。様々な思いが去来しました。

しかし一行の一人が言った言葉が気持ちを変えました。

「また来ましょうヨ。今回はかならず記憶に残る研修になりましたヨ。」

台風一過の三崎漁港。

ここは全国の水揚量ではカジキ2位、キンメダイ2位、ブリ2位、

マグロ2位、サメ5位、タイ5位を誇る漁港だ。

その中でも取扱量の約80%を占めるマグロは日本でも指折の水揚量だ。

三浦漁港のすぐ隣にある三崎フィッシャリーナ・ウォーフ

「うらり」内にある「みうら・みさき海の駅」。

1階はさかな館で2階は三浦野菜で有名なやさい館。

http://www.umigyo.co.jp/

因みに海の駅は全国になんと168駅もあるそうだ。

これがうらりマルシェ1階の店内。

到着が9時過ぎという早い時間だったので他に来客はゼロ。

我々で貸切り状態でお店の方も丁寧に対応してくれた。

ここはなんといってもマグロ。

各部位のマグロが山積みになっていて、

高いイメージのマグロが安く感じる程でリーズナブル価格。

多少まとめ買いしたら端数はカット。

その上マグロ商品のおまけ付きとサービスがとても良かった。

 


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