東京タワーの麓に鎮座します。東京タワー建設の際の地鎮祭や安全祈願も行い、東京タワー大展望台2階に鎮座する"タワー大神宮"は境外末社です。

 

1394年(応永元年)4月、武蔵国豊島群岸之村(現在の芝大門芝公園10号地)の鎮守として勧請されたことに始まると伝えられています。

 

鎌倉街道があり、人々の往来も盛んで、郭公の名所としても知られた地にあり、 江戸時代には境内は講談寄席、大弓場、水茶屋等が常設され賑わいをみせていました。

 

最初は岸之稲荷という名称でしたが、氏子・信者中に幸事が続出し、 幸稲荷神社と称されるようになりました。

 

江戸初期の寛永年間に府内古社十三社に定められ、東京でも最も古い神社の一つとされています。

 

境内には水をかけて祈ると熱病が癒え、子どもの夜泣きが止むという御祠石(みふくらいし)と呼ばれる石が置かれています。現在でも水をかけられるようにそばに水入れと柄杓が置かれています。

 

古くは現在も隣接する光宝寺(現在の港区芝公園3)が別当寺となっていました。その後、氏子たちの陳述により神主単独による奉仕になっています。

 

 

2016年(平成28年)5月24日拝受

 

幸稲荷神社(さいわいいなりじんじゃ)

御祭神:伊弉諾命(いざなぎのみこと)

            伊弉冉命(いざなみのみこと)

御利益:病気平癒、心願成就、商売繁盛、五穀豊穣など

近隣の駅:神谷町駅(東京メトロ)徒歩5分

       御成門駅(都営地下鉄)徒歩7分

社務所受付時間:9時~17時

 

公式サイト

http://www.saiwaijinja.or.jp/