最寄り駅は八王子駅。十分に徒歩圏内です。

 

八幡神社(八幡宮)と八雲神社(天皇宮)を合祀した神社です。

 

八幡神社

創建は928年(延長2年)

 

八雲神社

創建は916年(延喜16年)。武蔵守、小野隆泰が国司の時、国土安全を祈願して石清水八幡宮を勧進したことに始まります。その後、隆泰の長男、小野義孝が武蔵権之守としてこの地に赴任し、父の遺志を継いで八幡宮を再建しました。義孝は任期満了後、そのままこの地に永住することとなり、横山に館を構え、姓を横山に改めます。周囲を開拓し、横山村と称される村落を造りあげます。義孝は、八幡宮を中心とした祭政一致を行い、武蔵七党の一つである横山党の始祖となります。横山氏は、鎌倉幕府の御家人として活躍しますが、1212年(建暦3年)の和田合戦で和田義盛に加担し滅亡します。

 

境内にある横山神社は、和田合戦後の1214年(建保2年)にこの地を与えられた鎌倉幕府政所別当、大江広元が開祖の横山義孝の霊を鎮めるために創建しました。

 

八雲神社

916年(延喜16年)、大伴妙行(華厳菩薩妙行)が、深沢山(元八王子城山の古称)を天王峰、周囲の八峰を八王峰とし、深沢山の頂上に牛頭天王と八王子権現を奉斎したことに始まります。天将年間に深沢山に城を築いた北条氏照は、牛頭八王子権現に因んで城の名を八王子城とし、これが八王子の地名の由来となりました。1590年(天正18年)6月に落城した際、城兵は天王の神体を奉戴し、川口村黒沢の地に密かに逃れ、北条残党の氏神として崇敬していました。1597年(慶長3年)6月、大洪水のため神体は流失し、八王子新町の北にある板谷ヶ淵に漂着しました。その神体を、6月13日未明、新町百姓五兵衛という者が発見し、自宅土間の臼上に移し、祀っていました。その後、夢の中に神勅を受け、宿長の長田作左衛門の助力を得て、八幡の社内に遷座します。

 

1653年(承応2年)に、八幡宮に棟を並べ八雲神社の社殿が建てられます。

 

1897年(明治30年)4月22日の八王子大火により社殿が焼失し、1913年(大正2年)に再建。1945年(昭和20年)8月2日の八王子大空襲により、再び社殿が焼失。1947年(昭和22年)、仮殿にて復興し、1961年(昭和36年)7月22日、現社殿が造営されます。

 

 

2016年(平成28年)6月12日拝受

 

八幡八雲神社(はちまんやくもじんじゃ)

御祭神:八幡神社 誉田別尊(ほんだわけのみこと)

      八雲神社 素戔嗚尊(すさのおのみこと)

御利益:八幡神社 開運、厄除、交通安全、家内安全、安産、学業成就など

      八雲神社 国土安全、厄除、商売繁盛、身体健全、学問、縁結びなど

 

境内社:横山神社[祭神 横山義孝]

      江島神社[祭神 市杵島姫命]

      厳島神社[祭神 市杵島姫命]

      永寿稲荷神社[祭神 倉稲魂神]

      恵比寿大国神社[祭神 事代主命、大己貴命]

      赤星稲荷神社[祭神 倉稲魂神]

 

近隣の駅:八王子駅(JR、京王線)徒歩10分

社務所受付時間:9時~16時30分

 

公式サイト

http://hachiman-yakumo.or.jp/