70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

台風被害

2019-10-13 10:58:43 | 愛すべき子どもたち

大きな爪痕を残した台風19号が通り過ぎさりました。各地から大きな被害の様子が配信されてくるたびに被災した方々のお気持ちを想い心が痛みます。

さんあいのある熊谷地方は、利根川がありますが何とか決壊は免れ被害は少なかったようです。さんあいも事務所への浸水一歩手前まで行きましたが、職員と子どもたちの夜を徹して排水作業で何とか食い止めることができました。 ありがとうございました。

昨日の夕方頃には、中庭は湖状態になっていました。この時にすでに排水機はフル稼働しています。

 

ポンプの排水量に増水量の方がうわまり、職員がバケツで必死に水をかきだしていました。その時、高3男児のHくんが他の中高生に声を掛けてくれ、排水作業を手伝ってくれました。

 

しかし雨量は増すばかり、21時ごろには事務所は浸水の一歩手前の状態でした。

 

その時、職員が機転を利かせてくれ、ごみ袋に水を入れて土嚢替わりに扉の隙間を埋めてくれました。この時点で扉の向こうは、水位は20センチほどになっていました。土嚢って水でも作れるんですね!

 

事務所からな中庭に出る扉も、土嚢を積みました。 幸い22時ごろになると雨がピタリと止んでくれました。

 

一夜明けて、さんあいが借りているお隣の畑は低いところにあり、さんあいからの排水で水がたまっています。

 

朝、中庭に暖かな陽が差し込むと子どもたちは何もなかったように中庭で遊び始めました。ポンプと皆のお陰ですっかり元通りです。

 

 

 

 

 

 


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