新年度から2か月が経った。4月から入所した子どもたちにとって緊張の2か月、順応の2か月、そして激動の2か月であったに違いない。効果不幸か臨時休校で新しい学校での緊張や順応にエネルギーを使わずには済んだのではと思っている。
小6男児のAくんは、入所当時は不安から元の一時保護所に戻りたいと大泣したが、今はここの生活が気に入っているようだ。中1女児のBちゃんは、直ぐに施設の生活に溶け込んだようだ。でも、あまりわがまま出ていないので、まだ職員に遠慮しているのかもしれない。2歳男児のCくんは、担当職員以外には不安な表情をしていたが、今は誰にでも笑顔を振りまいてくれる。年少男児のDくんは、好奇心旺盛だ。入所した当初からずっと、職員を見ると「どうして、なんで」と質問攻は変わらない。
子どもたちは、大人より環境に順応する能力が高いと言われる。しかし、小さな心に様々な思いを巡らしながら生活しているに違いない。その思いを言語や態度で表現できないのが子どもたちだから、職員はいつも寄り添ってあげ、僅かな変化を見逃してはならない。
子どもたちは、1対1になった時に心の本音を表出してくれる。
3月下旬に皆で植えたじゃが芋は立派に育って、6月20日には収穫する予定である。