70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

異次元の場所

2020-04-06 15:00:17 | 愛すべき子どもたち

コロナウイルス感染者拡大で明日にも緊急事態宣言が出されるかもしれない中、さんあいの生活は通常通りに動いている。子どもたちは入学式や始業式を前にして不安と期待の思いを抱きながら過ごしている。新しく入所した子たちも他の子たちとすっかり打ち解けて遊んでいる様子。

新しく入所した児童は、しばらくの間しっかりと様子を観察して必要に応じて支援を行うことになっている。楽しそうにグランドで他児と遊んでいた新入所児童のAちゃん、何をやってるのか聞いたところ「家族ゴッコ」だという。〇〇ちゃんがお母さんで、〇〇ちゃんが子どもで、〇〇くんがお兄さんで、私がお父さんで今から車で会社に行くところ」と自転車に乗っている。

令和2年4月、世の中はコロナで不安と緊張状態だが、さんあいのグランドでは昭和のママゴト遊びが展開されている。それは平和な子どもたちによって作られた異次元の場所だった。

 

ままごと遊びが展開されていた今日のさんあいのグランド。

 

グランドの横にはお隣の農家さんの立派な桜の木。この桜は他の桜より開花が遅く、今日が満開だった。

 


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