〜かたることばが歌になる風になる〜

映画「SUNNY 強い愛・強い気持ち」

数年前に韓国映画「SUNNY 永遠の仲間たち」をCSテレビで観た。
その後、2011年韓国で750万人動員したヒット作品らしいと知った。(文字にタップするとサイトに飛ぶ)
温かくて大いに泣けて甘酸っぱくて、弾じけていた青春の頃の気持ちも思い出させる、そんな久々の感動映画だった。

映画に出てくる中堅女優さんや、その高校生時代の若手女優さんたちも、名前はわからないがいろんなドラマに出ている著名な人ばかり。韓国の俳優さんの演技力は周知しているので安心してドップリと、映画にのめり込んで見たことを時折思い出していた頃、日本版を撮影しているという情報をネットで知って、上映されるのを心待ちにしていた。妹には絶対良いと思うからと勧めて、互いの都合の良い木曜日に行こうと決めていた。

朝起きると北海道の地震を知る。大きな台風に泣き面に蜂のような日本の災害。
台風後、関空は陸の孤島になっているが、連絡橋の一部は通行できたようだ。電車で関空には行くことができないが地元の電車は通常運転している。
運良くバスに乗ることができて、運行している駅に来ることができた中国人などの旅行者が、いつものように相変わらず大きな荷物で、空いている席の前にも広げて陣取っている。


韓国版映画は1980年代の韓国民主化真っ只中の時代背景。私が大学生の頃の日本の学生運動のように、機動隊が出てデモ隊と衝突するという場面もあり、その辺りを日本の時代背景にどう当てはめるのか、期待はずれになるかもしれないと妹には話していたが、日本版は、よくぞここまで原作の雰囲気を損なわないように作ったものだと、まるで映画製作者みたいに感服してしまった。

日本版は1990年代、高校生だったグループのSUNNYメンバーの主人公が、40代になって再会するところから物語は始まる。
主人公の転校生役の広瀬すずがやっぱり上手(うまい)❣️
この子の家族、ちゃぶ台を囲んで食事をしている関西の昔の下町という感じの家。
俳優さんたちはベテランばかりで、おばあさん役の女優さんが突然切れて、凄みのある関西特有のガナリ方でまくし立てるシーンに圧倒されて会場から笑い声。最初、見覚えはあるが誰だかわからなかったこの女優さん、シリアスなものを舞台で演じていた若い頃しか知らない私と妹は「えッ、三田和代⁉️」
お母さん役は「半分 青い」の、りょうちゃんの一番年長のおばさん役のキムラ緑子。関西弁は板についてる。
この家族は淡路島から都会に引っ越して来たらしい。

韓国版も日本版も時代を一世風靡した音楽中心に運ばれて、時々出るミュージカル風の描かれ方も適度で絶妙だ。タイトルの「強い愛・強い気持ち」は小沢健二の1995年のヒットシングル曲。
そのほか、安室奈美恵やTRFの曲などが映画の随所に出てきて筋書きもテンポが良い。
この時代に流行ったルーズソックスやガン黒など、可愛いくて美人の若手女優さんのリアルな演技、中堅の篠原涼子や小池栄子、渡辺直美、リリーフランキーなどの、笑わせてくれて安定した演技に引き込まれて、感動と納得の内に観終わった。

tohoシネマ別館は、吉本のお笑いが上演されている「なんばグランド花月」がある賑やかなミナミの中心にある。
映画を観終わってグランド花月のロビーにある「听屋(ポンド屋)」という所で遅いランチをした。

適度にレトロ感もある食堂に惹かれて入ったら、お肉屋さんが営業するレストランのよう。
听(ポンド)はお肉の量のことで、こんな風に漢字で書くのかとちょっとビックリ。
品質の良いお肉で調理した焼きそばなど魅力的なメニューばかりで迷ったが、ハンバーグの乗ったスパイスがしっかりしたカレーとグリーンサラダを注文した。
ハンバーグは、パン粉や玉ねぎの入っている一般的なのじゃなく、レアーに焼いたお肉だけの食感。
特にステーキが売りで、お肉の量が明記していてそれぞれの値段などが書いている。

久々のミナミ、時々また来ようと妹と言いながら帰途についた。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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