新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月24日の出来事

2019-08-25 07:42:41 | コラム
反文在寅大統領のデモ:

8月24日は前日が悪天候の下でやや動き過ぎだったので何処にも行かず、終日テレビを見て過ごした。その中から幾つかの話題を採り上げてみよう。

フジテレビのニュース:
何と言っても白眉だったのは、夕方5時半のフジテレビのニュースでソウルでの「反文在寅大統領」のデモの光景を流していたことだった。先日も何方だったか失念したが専門家が「マスメデイアは反日と抗日のデモばかりを採り上げて報道するが、実際には保守派による反文在寅大統領のデモも行われている」と不満そうに言っておられた。フジテレビは勇敢にも?その反文大統領のデモを放映したのだった。「これは珍しい」と感想を漏らしたところ、居合わせた二男は「フジならやるだろう。何しろ産経の加藤記者が裁判にかけられたのだから」と一言。

そこで「なるほど、そうだったな」となった次第だが、こういう流れが他のテレビ局にも及んでいくかと考えると、どうもそうは行かないような気がしてならない。と言うのは、他局と言えば朝日新聞と毎日新聞のグループ企業だからだ。では日テレならどうするかと考える時、この局は24時間テレビとやらで私が毛嫌いしているジャニーズの嵐だったかに司会をやらせるほどミーハー狙いであるから、政治ネタを喜んで採り上げるとは考えにくいのだ。

バスケットボール:
次に採り上げたいのが我が国の男子のバスケットボール全日本代表(世界のランク48位)が22位のドイツ代表に勝った親善試合。俗な言い方をすれば「手に汗握る熱戦」だった。私はそれほど情勢に詳しくないが、我が代表は未だ嘗て欧州勢に勝ったことがないのだそうだ。それで第3Qまでのスコアでは諦め気味で見ていたが、第4Qに見事に押し切って勝ってくれたのだった。確かにかの八村塁と渡辺雄太2人のNBAの選手がフルに動ければ、我が代表も捨てたものではないと大いに気分を良くさせて貰えた。

この代表にはアメリカから帰化した元NBAのニック・ファジーカスもいるので、これまでの我が国のバスケットボール代表とは大いに趣を異にすると評価して良いとは思う。だが、一寸気になったのは、負傷欠場のポイントカード富樫の代役の篠山が「ドイツが果たして何%の力で当たってきたのか解らないので」と謙遜していた点だった。彼は野村克也の名言「勝ちに不思議あり、負けに不思議なし」が気にかかったいたのかも知れない。でも、勝ってくれて良かった。素晴らしい結果だ。

ボクシング:
お仕舞いにはボクシングで、3階級制覇のチャンピオン田中恒成が挑戦者のプエルトリコのゴンサレスを7回TKOで退けた試合である。私は何らの事前の知識無しに田中の勝利を信じていたし、得意の閃きでも「田中が勝つ」と出ていた。だが、お互いに一度ダウンを奪っていたものの、私の目には6回まではポイントではゴンサレスが上回っているように見えた。一寸だけその試合の様子を見た家内が「挑戦者は逃げ回っているだけ」と言っていたにも拘わらずだ。結局は田中が見事にバデイーブロー(アメリカ式発音に準拠)の連打でTKOに仕留めて、ここでも気分爽快にさせてくれた。

中々こうは上手く物事が運ぶものではないのだが、昨日はフジテレビと我が国の選手たちのお陰でで折角の私の休養日を気分良く過ごさせて貰えた。ではあっても、夜になって読売がDeNAを撃破してマジックランプが点灯したので画竜点睛を欠く結果になった。だがしかし、既に今年は諦めたと言ってあったので仕方がないことだと思う。



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