論ずるに値しない。

論ずるに値しない文章を毎日書く。内容は読んだ本や今まで考えてきたことがメイン。

乾き手のチョーク戦略

乾き手、それはクライミングにおいて手汗をほとんどかかない人の手のこと。
手汗でホールドが濡れることによるスリップはないが、ホールドに弾かれる(文字通り保持をしていたはずがバツっ!と手がホールドから飛ばされる)など乾き手ならではの悩みもある。
しかし、インターネット上にはヌメ手(手汗がたくさん出る人)の対策はたくさんあるが、乾き手の情報はほとんどない。そこで私なりの対処法をまとめたので参考にしてほしい。

チョーク下地を使用する

チョーク下地を使用する最大の理由は「乾き手はチョークが乗らない」ということ。極論ホールドに触れた瞬間からチョークが外れていく。別になくても登れなくはないのだが、リードクライミングみたいなロングルートだと気持ちの問題で白い粉が手に乗っている状態のほうが安心するということもあり一つの問題である。
そこで、チョーク下地を利用する。チョーク下地により地肌に膜を作ることにより、チョーク乗りを良くする狙いである。
チョーク下地はアドフリクション

などもあるが、私は液体チョークのPD9

を使用している。

いいチョークを使う

これはもう相性なので自分にあったチョークを使うこと。
相性なのでなんともいえないが、私は東京粉末のスピードとフリクションラボのゴリラグリップを混ぜている。理由はゴリラグリップが好きなのと東京粉末スピードの匂いが好きだから。

Tokyo Powder Industry(東京粉末) SPEED Bottle / Pack (330 グラム)

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乾き手はチョークはなくてもいいのか

結局の所、何を使っても乾き手はあまり効果がない。
ただし、クライミングは登る前に「できない理由を潰す」ことにより登れることになるスポーツだと思っているので「ホールドが滑って落ちました」のような理由を予め作ってはならないのである。
フリークライミングはシューズとチョーク以外道具を用いない以上、使える道具はできる範囲でこだわるべきである。