負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

医学部不正入試に思う

2018-10-18 09:24:58 | CEな日々
最近医学部の不正入試がものすごく騒がれていますよね。今日は元医学部志望として、入試を受けた時の話を踏まえ、今回のことを考えてみようと思います。

正直最初の東京医大の事件の時には「やはり」というのが直感でした。

医学部の入試というのは、ほとんどが医師になることを踏まえたいわば「就職試験」です。職業柄人間性もかなり見られることになるのですが、それ以前の「これって確か就職試験で企業が質問したら一発アウトじゃね?」って言う質問が面接の対策本に当たり前のように書かれていました。

「妊娠、出産しても仕事は続けますか?」
「結婚したいですか?」
「健康状態は良好ですか?」

といったようなことです。その時は「そう言うことも聞かれるんだ」となんとも思わずに、紋切り型の表現を使って対策していましたが、今から思えば大変失礼な質問です。実際、これらの質問を学校の面接練習で投げかけられてショックを受けてしまい、医学部志望を取り下げた人もいました。

私は看護と、今の臨床工学技士養成校を更に受験していましたが、看護の方でも同様の質問が成されました。つまりこれは医学部だけの問題ではないのです。今の養成校でも当たり前のように「オンナは結婚したら辞めちゃうからな」、「オンナが修士まで出たら婚期を逃す」、「オンナは修士の試験に受からない」、「オンナは病院の採用は厳しい」と言うような噂を聞く有様です。これらの噂は根も葉もない話なのですが、女の子の多くはこのような噂に流されつつ進路を決めているというのが現状です。挙げ句の果てに「オンナはME二種に1年で受かることは少ない」という事まで言われていました。だから、1年でME二種に受かった時には海賊の首でもとった気分になりました。

その一方で学会へ行く中で男の多い養成校では、「オンナ=見た目」というような事になっており、セクハラまがいの発言もあると聞きました。「セクハラに耐えられなければ医療従事者になれない」というのも当たり前ではないということはなかなか理解できませんでした。


まず、このようなだらしのない医療界をなんとかしなければ、このような問題は解決しないと思います。医療界の人間関係は未だに封建社会です。この封建社会を打ち破らなければ、このような問題は解決しないはずです。また、女が多浪するのはダメだという考えも「女が大学へ行かない」時代の考えに基づいています。これらを改善しなければどうにもなりません。


不幸にして医学部に落ちた人々が今回のことを受けてどう思っているのでしょうか。中には私のように医療界へ足を踏み入れることに成功した人もいますが、中には別の学科に入った人もいます。いずれにしても不合格を聞いてから早急に決断をしなければならず、メンタル的にすり減る日々を過ごしている訳です。そのような人たちがこのような事件を受けてどのように感じるかと思うと、絶対に許してはならないことなのです。入試不正があるというのは未来ある若者の意思を潰す事になるのです。

是非早急に各大学には解明していただきたい。
その上で、未来ある若者たちの意思を潰さないでいてほしい。
私のような大変な事になる後輩を少しでも減らして欲しい。
それが私の気持ちであります。

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