My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

6C33C シングル・アンプ(FOX-BAT)の進化(第4弾) ~球の置き換え(続き)~

2019-11-15 14:14:08 | 真空管アンプ

今日は、さらに初段管の12AU7(ECC82)も交換してみました。

ここにも年代の古いヴィンテージ管を使えば、もっと音が枯れるのではという目論見です。

今使っているのはSIEMENS ECC82。これも優秀なビンテージ管です。

これを私の球コレクションの中から年代の古いTUNG-SOL 12AU7に交換。

特徴は写真の様にスクエア・ゲッターです。

1950年代の製造らしい(購入時の出品者コメント/海外から購入)。今から60年以上も前!

確かRCA 12BH7Aも1960年代だった様な。

 

これで、初段管、ドライブ管ともMADE IN USAになりました。出力管はMADE IN RUSSIA。

初段管    12AU7 TUNG-SOL

ドライブ管  12BH7A RCA

出力管    6C33C-B  SOVTEK

 

さて、出てきた音は目論見通りで、さらに枯れた音になって録音の古いJAZZやROCK、BLUESには雰囲気たっぷりで良い感じです。 やはりその当時の音楽は、その当時の球や機器で聴くのが正解かも知れません。多分、それに合わせて録音されているのでしょう。勝手な想像ですが。

こう試してみると、プッシュプル・アンプよりも、シングル・アンプの方が、球の違いが顕著に音質に現れる様な気がします。

 

それにしても、このアンプ、購入時当初に聴いたハイファイ的な音からは180度違う音になってしまいました。

シングル・アンプでこんな力強い音が出るのなら、プッシュプルやOTLにしたらどの様な凄い音が出るのか興味が沸きます。これもこの出力管6C33Cがプレート抵抗が120Ωと低いおかげなのでしょう。同じく低抵抗の5998と比べても半分以下です。(ただ私は6C33Cをシングル・カソードで使ったのでプレート抵抗が倍)

しかし5998は双三極管なので一本でプッシュプルが組めますが、6C33Cはダブル・カソードと言っても内部で繋がっているため、プッシュプルにするにはもう一本必要です。今のシャーシにはスペースが有りません。残念。

 

今日はこんなアルバムを聴いてみました。いずれも定番。言わずと知れたテッパン。

「Somethin' Else/Cannonball Adderley」 1958年録音 

Somethin' Else
Blue Note
Blue Note

マイルスのトランペット、アート・ブレイキーのドラムスも心地良いですね。渋いです。

ラッパやシンバルの音も評価どころです。


「Ella and Louis」 1956年録音 

エラ・アンド・ルイ
ユニバーサル ミュージック
ユニバーサル ミュージック

エラとアームストロングのボーカルの枯れ具合が良いですね。味わいがあります。


「You'd be so nice to come home to/Helen Merrill」 1954年録音

helen merrill
Polygram Records
Polygram Records

この声は魅力的です。演奏も素晴らしい。クリフォード・ブラウンのトランペットも最高。

これはEmArcy(Mercury)のアナログ・レコードも持っています。US製「MASTERDISK」の刻印があります。ずしりと重いです。

アレンジはクインシー・ジョーンズだったのですね。初めて気づきました。

 


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