6C33C-B シングル・アンプの購入当初のオリジナルから、現時点までの改造点をメモとして残しておきます。
①初段、ドライブ段+B電源の左右分離 --- 詳細はこちら。
目的)左右のセパレーションを良くするため。
結果)聴感上でセパレーションが向上しました。音場空間が広がりました。
②出力段+B電源の左右分離 -->詳細はこちら。
目的)①と同じ。
結果)①と同じ。
③カップリング・コンデンサの交換 -->詳細はこちら。
色々と試しましたが、今は、スプラグのブラック・ビューティになっています。
④シングル・カソード化 -->詳細はこちら。
目的)省電力化
結果)電力が3割削減できました。発熱も低下。
⑤カソード・パスコンの交換 -->詳細はこちら。
初段、ドライブ段は置き換え。出力段は容量アップ。
⑥真空管の交換
・初段
初期付属の球からSIEMENS ECC82の交換。→詳細こちら。
さらにTUNG-SOL 12AU7(スクエア・ゲッター)に交換。→詳細こちら。
・ドライブ段 ーー> 詳細はこちら。
付属のECC82系からドライブ能力の大きい12BH7Aに交換。
かなり変化しました。腰のある力強い音になりました。
色々と弄ってきましたが、この6C33C-Bシングル・アンプ(FOX-BAT)はオリジナルの初期状態でも、非常にバランスの取れたハイファイ的な音質の優秀なアンプです。
今回の様に球交換で、色々な音色を楽しむことが出来そうです。特にドライブ段の球交換で音質変化が出易いと感じました。
私の様に古いビンテージ管を使うと、枯れた癖のあるサウンドになり、古い録音のジャズには適していますが、最近の録音の物には苦手の様です。特にデジタル録音された音源は苦手かも。聴く音楽によって球交換するのも楽しみのひとつですね。
今後、検討するとすれば、音がもう少し前に出てきても良いと思うので、負帰還量の調整辺りですかね。時間がある時にやってみます。ひとまず、ここまでで、ひと休憩です。
※重要:
お断りしておきますが、この改造は私個人が趣味で行なったものであり、動作や音質の保証するものでなく、また改造を推奨するもではありません。