光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

軽井沢そして東北,アート巡り #15 桜流鏑馬 in 十和田市

2019年04月12日 | 小旅行

 "軽井沢そして東北,アート巡り"の続きです。

2018年の4月17日に出発した4泊5日の旅、最終日の21日は、青森県十和田市の

桜流鏑馬が素晴らしかった。 とても面白いイベントで、丁度、1年が経ち、今年も

20,21日の土日に、開催されるので、知らない方が多い、この桜流鏑馬を是非

紹介したいと思い記事にしました。

(前日に見た、青森県立美術館、三内丸山遺跡と、十和田市現代美術館の記事は、

前後しますが、別途アップする予定です)


まず、桜流鏑馬の写真を抜粋します。

 桜並木の下で行われる、女性の流鏑馬で、競技形式になっています。  桜流鏑馬の公式Webサイト

 

 

 それでは、朝からの流れで、書いていきます。

4月21日の朝、泊まったホテルの部屋から西方向を見た、十和田市内の光景。

遠くに残雪の山々が見えますが、八甲田の山並みで、左側は十和田湖の山々

になります。

こうして見ると、かなり平坦な地形ですね。 調べると、大昔、八甲田や

十和田の火山活動で、カルデラができていますが、その時の火砕流や奥入

瀬川が運んだ土砂が堆積してできた、洪積台地。  江戸時代後期までは

不毛の荒野だったようですが、新戸部稲造の祖父が、奥入瀬川から水を引

開拓工事を行い、明治になって本格的に開拓が行われて、このような市

街地が出来上がったようです。 

 



ホテルから歩いて、4,5分で、十和田市現代美術館の前に。

鑑賞は前日に済んでいました。 旅の主目的は、この美術館を含めた

アート鑑賞で、桜流鏑馬は、たまたま、イベントがあることを知って

おまけ的な感じの見学だったのです。

 

 

 

 ここで、前日、桜流鏑馬の場所の下見をしたときの写真を。

同じような位置から、美術館を撮ったものです。(15時32分)

芝生を掃除するおばさん達も、現代アート彫刻に見えますね。




十和田市現代美術館の屋上から、桜流鏑馬が行われる中央公園方向を見たもの。(16時06分)

鉄塔の奥あたりになります。 桜並木は。官庁街通りの桜並木として、結構有名です。




美術館の道路向かいの広場には、草間彌生などの現代アート作品が。

さすが、アートの街。







会場の中央公園です。

桜流鏑馬以外にも、いろんなイベントがあるようで、これは野草や花のコーナ。




芝生の広場で、可愛い子どもが(17時01分)




これが桜流鏑馬の、走路。 約100mあります。




公園内では、ブルーシートが敷かれ、花見の宴の準備が万端のようです。(17時13分)




下見を終えて、宿へ帰る途中。 美術館前で、犬のウンチの後処理をしている女性。(17時28分)




うっ!怖そうな顔。  聞くと、甲斐犬とのこと。




犬も「知らないおっちゃんよー、勝手に撮るな! プイッ」




さー、桜流鏑馬が始まりました。

この方は、中級の部のK.Kさん。 高校2年生。

近頃、なかなか見ない、日本美人の顔立ちの方で、この方の写真を多く撮っています。

これは個人戦の競技中。



こちらは、中級以上の方で組む団体戦で、三人一組。

後ろの方が、砂を被ったりして難しいので、上級者が後ろにいくそうです。

 

 

 衣装も各自で個性的なものを着ています。 ベストドレッサー賞もあるんですよ。

 

 

 

団体戦で、3組が競技を終えて、馬返し(退場行進)するところ。

右側奥のゴール前にカメラマン達が見えますね。 一番いい場所は、こんな状況で、私は撮ることができませんでしたが、

反面、移動できなくなるので良し悪しです。




こちらは、中級の部・個人戦の馬返し。

さすがに女性の流鏑馬、桜も見事で、華やかな雰囲気です。

 




被り物の帽子も、自作するそうです。





満足そうな表情です。 スピーカで放送される、競技進行アナウンスも面白く

このK.Kさんの紹介に、K.Kさんが出場へのコメントで書いていた、「グレープフルーツジュースが好きなので

差し入れは、グレープフルーツジュースをお願いします」・・・を紹介し、なんじゃこりゃ!!と一喝(笑い)




昼休憩の時間に公園内では、馬の試乗イベントも。

海外の御夫婦の幼い娘さんの、騎乗です。


 


子供は、たのチそうな表情、サポートする大人達は真剣。




男性陣も負けじと、一列となって演技射撃。




桜流鏑馬の騎手達の控え所で、愛馬をなでる姿。  馬への愛情が凄いですね。




 

こちらは、桜流鏑馬の創設にもかかわった、地元・十和田乗馬倶楽部の上村鮎子さん。 

体格も大きく、馬も大きくてダイナミックです。 

なお、競技で使用する馬は和種、または和種系に限っているそうです。 

 

 

 

2番目の的は、下方に置かれてあり、一層難しい。 

 


 

力強く、美しい所作です。 


この方は、上級の部のA.Hさん。 高校生になったばかり。

スピードは100mの走路を、12秒以内で駆け抜けないと失格になります。

中級者は15秒以内、初級者は17秒以内という規定。




 


 






 

ゴール後、待機場所で

 

 

 

 

ここでも馬を優しくなでるA.Hさん。




上級のU.Aさん








この組が走り終えて、馬返しに向かうところ。

 




ゴールの後ろの方から撮影。




今回(第15回)の出場選手です。 ベストドレッサー賞、私が選べば10番の島田夏帆さんかな。




競技の合間、馬への給水も怠りません。 右側の馬が上村鮎子さんの馬。 大きさが違いますね。




アメリカ人の青年と、再会を喜ぶ騎手、石田直子さん。

2018年3月に米国アトランタ総領事館の招待で、桜流鏑馬を現地で披露しており、その関係かな。




この写真で、桜流鏑馬会場を打ち止めにします。 バスしか公共交通機関がないので、14時30分のバスに乗るため、名残惜しく会場を後にしました。




通り沿いの見事な桜。




新幹線の七戸十和田駅に到着。 待ち時間に駅のホールで展示されていた「高等官馬車展」を見ました。











昔は、馬車で嫁入りしていたんですね。









若い女性2人が、お休み中の横で、可愛らしい官馬車が佇む。

以上、桜流鏑馬とその周辺の旅行記でした。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ワンコ(我が家の末弟ニキ)... | トップ | 信州上田、富山、金沢アート... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
巴御前のよう♪ (越後美人)
2019-04-19 04:11:49
女性の流鏑馬、なかなか勇ましいですね。
巴御前を彷彿とさせます。
競技であることに驚きましたが、ベストドレッサー賞があるところは女性らしくて良いですね。
文武両道でなく、美武両道ですね(*^^)v

せっかくこれだけの催しがあるのですから、もっと国内外に宣伝されたら、
きっと評判になって観光客が増えると思います。
インスタ映えばっちりでしょうね(^_-)-☆
越後美人さんへ (te-reo)
2019-04-19 13:05:44
巴御前、おーそういえば!       でも
1人ぐらいかな、そんなイメージが湧く方は。
多くの桜流鏑馬の騎手達は、可愛いー(^^)♪
感じの方たちでした。
巴御前を調べてみると、昔の甲信越の武士の娘
には、第一線の武士として通用するよう戦闘訓
練を受けた方もいたようです。越後美人さんは
バイク軍団の出現に胸躍るようなので、ひょっ
としたら、巴御前の血が受け継がれているかも。
(スミマセン冗談)

宣伝の件ですが、私もそう思います。 ただ、
平成27年度ふるさとイベント大賞で、大賞(内
閣総理大臣賞)を受賞しており、昨年は英訳の
流鏑馬教本をつくるなど、小さな乗馬クラブが
一生懸命努力しているようなので、近いうちに
火がつくのではと思います。温かく応援してい
きたいと思っています。
と思っています。
いつも、楽しいコメント有難うございました。

コメントを投稿

小旅行」カテゴリの最新記事