2月12日(水)に行った東京都現代美術館の1階フロアで
「東京2020公式アートポスター展」会期:1月7日(火)〜2月16日(日)
が開催されていました。
当日の会場光景です。 時刻は11時50分、昼の日差しが強く、普通に撮るとこんな写真に。
この写真を加工したのが、下の写真
この状況と、カメラの腕の下手さもあり、ポスターが、くっきりと見えません・・・ご容赦を。
また、ポスターは全部で、20種類ありましたが、抜粋して掲載しています。 作者コメントも掲載していますが、独断で簡略化しています。
右側の2枚の作品は、オリンピックエンブレムの作者 野老 朝雄(美術家)さん。 左: パラリンピックテーマ作品 右: オリンピックテーマ作品
<作者コメント> 1964年に行われていたコンパスと定規に依る設計に敬意を表し、未来にはどのような技法で設計が行われているのかを想像し、2020年に生きる作家として て次の世代以降に手渡すバトンをつくりました。
右端の作品、近接して見ないと、何なのかまるで分かりません。
大原 大次郎(グラフィックデザイナー)《動線/flow line》
<作者コメント> 本作では、ギリシャから継承された聖火を起点に東京2020オリンピック聖火リレーで紡がれる動線と、その結び目となる800を超える市区町村名を描いている。
右端の作品
鴻池朋子《Wild Things - Hachilympic》
<作者コメント> 人間は一匹の動物として一人一人全部違う身体を持ち、全て違う感覚で世界をとらえ、各々の環世界を通して世界を生きている。それらは一つとして同じものがない。同じ言葉もない。同じ光もない。オリンピックがそのことに腹をくくって誠実に取り組めば、小さな一匹にとって世界は官能に満ち、やがて新たな生態系が動きだす。
大竹伸朗《スペース・キッカー/Space Kicker》
<作者コメント>宇宙空間を光速で飛び交う色とりどりの天体ボール群・・・キラめく極彩色と神々との一期一会の戯れ・・・地上を遥か離れてそんなオリンピック光景を妄想していた。
唐突にピンク色の人形が現れた。マバタキもせず飽きもせず淡々と真っ赤な球体を蹴り上げている。そいつは「遊びの神」なのか?
↑ 今回のポスターのなかでは、マイベストです。
荒木飛呂彦《神奈川沖浪裏上空/The Sky above The Great Wave off the Coast of Kanagawa》
<作者コメント> 荒波のような雲。スポーツの神々が上空から日本へ舞い降りるイメージで描きました。 葛飾北斎-「神奈川沖浪裏」の構図をモチーフに、富士山を何色に塗るか悩みましたが
ハチミツ色に塗りました。
浦沢直樹《あなたの出番です。/Now it's your turn!》
<作者コメント> これはオリンピックのために描きおろした漫画です。競技・人種・性別を超越した描き方に挑戦してみました。すべての人に出番があります。次はあなたの出番です。
テセウス・チャン(アートディレクター) 「EXTREME REVELATIONS」
山口晃《馬からやヲ射る/Horseback Archery》
<作者コメント> 日々が挑戦の方々を生き物にまで広げた。世の中が住みやすくなるように。
右の作品 クリス・オフィリ(アーティスト) 「The Games People Play」
フィリップ・ワイズベッカー《オリンピックスタジアム/Olympic Stadium》
<作者コメント>開催地が日本ということもあり、和紙に描くことにしました。和紙は普段から作品制作によく使っています。そして手の赴くままに、オリンピックスタジアムの姿を描きました。
↑ これ、原画のようでした。 他も、原画があると、スタッフの方がおっしゃっていましたが、私には判別できませんでした。
新木 友行(アーティスト)
<コメント> パラスポーツの素晴らしさや競技の力、選手たちの勇気を感じていただけることを心から願っています
グラフィックデザイナーの佐藤卓・《五輪の雲》も良かったのですが、撮影漏れでした。
思い出すのは、1964年の東京オリンピック、そして亀倉雄策のこのポスター
ストレートにスポーツと極限感がでていますが、あれから56年経った今のポスター、多彩なメディアのなかで
ポスターの存在感、価値観も変わった。
東京都現代美術館でのポスター展は終了しましたが、全ポスターは、このサイトに掲載されています。
東京2020公式アートポスター
以上です。