犬猫の消化吸収を良くするちょっとした工夫

猫と犬の健康ごはんアドバイザーYukiです。

これはおやつを食べ終えて、空になった皿の前から動かずにお代わりを出すよう飼い主に指示を出すうちの猫です。

我が家で猫ごはんを作るときは、いつもお湯を沸かして調理器具を熱湯消毒します。

消毒をしなければならないということではありません。
猫の手作り食を始めたときからやっている儀式のようなもの。

飼い主の手を洗い、調理器具をきれいにしてから始めます。

生肉の細菌を怖がる飼い主さんは多いですが、ご自分の手や調理器具の雑菌繁殖に注意をしていらっしゃるでしょうか。

生肉の中は無菌です。
菌が付くとしたら、表面に人間の手や調理器具から汚染されます。

また

犬猫のごはんを作るときは、少しだけ時間をかけることが実は大事です。

犬猫は、飼い主が犬猫の食事を用意しようとキッチンに立つと期待します。

ドライフードだと、食事が出る！と犬猫が感じてから１０秒もあれば食事が出てきてすぐに食べてしまいます。

犬猫の体が食事を消化する準備ができる前に、食べはじめてしまうのです。

でも、手作りごはんなら、早くても５分はかかります。

頭数が多い場合は、もう少し時間をかけて犬猫のごはんを用意することになります。

それが、いいんです。

ごはんだ！と犬猫が察知すると、犬猫の体は「ごはんを食べて消化するモード」に入ります。

待たせると、よだれがだらだら出て、胃酸がじゃばじゃば出て、体が食事を消化するモードになります。

人間がすっぱいものをイメージすると唾液が出るように。

食事を待つ時間に、動物は食事を受け入れる準備をします。

この時間こそが大切なのです。

普通に生活できている犬猫にとって、置き餌やちょこちょこ食べが必ずしも良くないことがわかると思います。

食事は、食べることがゴールではありません。

食べて、消化して、吸収して、そして栄養素を体内で利用して、初めて食事に意味があると私は感じています。

犬猫の「消化をよくする」工夫のひとつが

少しだけ時間をかけて食事を用意すること

です。

お腹を空かせること、少し待たせることは犬猫にとってはかわいそうなことではないんです。

手作りごはんを作る暇なんてない！と思うか。

１食わずか１０～１５分のひと手間をかけて、消化が良くペットフードでは決して摂ることができない自然の栄養素たっぷりのおいしい食事で健康になってもらいたい！と決意して実践するか。

この分かれ目。

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