コンプレックス問題

コンプレックスについてのご質問を頂いたので、

 

このブログでもコンプレックス問題について書いていきたいと思います。

 

まあ、「コンプレックス問題」なんて書くと、

 

布袋（寅泰）さんと吉川（晃司）さんの確執か？とか、いやいや再結成だよとか、

 

思い浮かんだ人もいるかと思いますが、

 

そっちの"COMPLEX"ではなくて、

 

自分が嫌だと思っている部分の"コンプレックス"です（分かってるよっ！）

 

コンプレックスって持っていない人はいないんじゃないかと思う人、

 

どんなイケメンや美人であってもコンプレックスを持っていると発言したりしますよね。

 

イケメンや美人がそんなこと言い出したら我々の立場は…と。

 

「ちょっと表へ出ろ！」と言いたくなるってもんです。

 

まあ、それはいいんですけど、

 

コンプレックスで難しいのは頭で思っていることと、

 

実際に感情として抱いていることが違うっていうことなんですよね。

 

多分どんな人も頭では、「気にしないでおこう」とか、

 

「それを理解してくれる人もいる」とか、「そこまで他人は気にしてない」とかってことを分かっているものです。

 

そう頭では…。

 

でも、それをそっくりそのまま自分の感情に適用したり、

 

飼いならしたりできないのが、このコンプレックス問題の厄介なところ。

 

頭と心の【分離】が起きるから苦しいのです。

 

コンプレックスっていうのは、

 

コンプレックス自体が嫌なんじゃないんですよね。

 

「コンプレックスだと思ってる自分が嫌」なんですよね。

 

そんな自分が許せないし、そんな自分がとことん嫌になるわけです。

 

それを明るい方向に活かせたらいいんですが、そうは出来ない。

 

 

人間の潜在意識の反発力は凄まじいので、

 

その意識の向け方に失敗したら、今よりもっと自分を嫌いになると思います。

 

「こんなこと（意識をポジティブに向けること）すら出来ないのか」と、

 

意識の向け方も出来ない自分と、

 

コンプレックスを抱えた自分のダブルパンチで嫌になりますから。

 

僕も体が細いのがコンプレックスですからね（笑）。

 

「フトシなのに、ホソシやないかーい！やーい、やーい」と、よくからかわれます。

 

細い人は気持ちがわかってくれると思いますが、

 

「細いなぁ！」と言われる事も嫌なんですよ。

 

「ちゃんと食べてる？」とかね。

 

…食べてますから。

 

心配無用。

 

なんならアナタより食べる量、多いし、回数も多いしって心で思ったりしてね（笑）。

 

太っている人には「太ってますね」とは言わないくせに、

 

細い人には気にしないだろうと思って言うんですね。

 

細いこととスタイルが良いってことは同義語ではないですからね。

 

どれだけ暴飲暴食しても、夜中に食べても、ジャンクフード食べようが

 

食べる量も多いのに（胃下垂やね、これは）、

 

太るどころか痩せていく（どないなっとんねん！）というスタイル。

 

女の子に生まれたかったです（笑）。

 

高校時代から身長も体重も２０年変わらないし、

 

これからも変わらない自信がある（暗示をかけておこう！）。

 

しかも、病気もしない、健康優良児。

 

お腹も出ない、血圧もコレステロールも正常（笑）。

 

これで死んだら逆に本望です（何の逆？）

 

人には人のベストスタイルがあるということを知らないといけないですね。

 

あと、すごい繊細なのか、ちょっと体重が増えたらそれが分かるし（重いなと感じます）、

 

頭も集中できないんですよ。キレが悪い。作家として致命傷（笑）。

 

細いことの利点は、スーツがめちゃくちゃ似合うので（着物は似合いません）、

 

ボクはそれが自分で一番好きなところです。

 

スーツやネクタイ姿が好きなので（英国紳士になりたい）、

 

プライベートでもずっとスーツで過ごしたいぐらいです（笑）。

 

さっ！ボクのことはどうでもよくて、

 

コンプレックスに悩まされている人に向けてでしたね。

 

一つはこうやって何か自分の利点となるところを探すこと。

 

あとは、コンプレックスそのものを無くすために、

 

治せるものであれ手術を受けたり、お金を出して解決できるならそれも一つの案です。

 

もう一つは、「コンプレックスだと思ってる自分」を上回るぐらいに、

 

「良いところもある自分」を好きになるか、肯定していく…という事ぐらいしか無いんですよね。

 

コンプレックスをネタにして笑いを取れたりする芸人さんならまだしも、

 

そうではないなら"体のこと"について笑ったり、

 

いじってくる人がいたら距離を取る、疎遠にするということが、

 

今すぐからでもできる現実的な対応、考え方かと思います。

 

そういったレベルの低い人といたら疲れますものね（芸人さんはあれは仕事であり、エンタメとして成立させるためなので例外です）。

 

コンプレックス問題は根深いので、

 

一朝一夕には意識を変えられないのは事実です。

 

親との関係性とかもこの問題に関わってきてたりしますからね。

 

ただ、結局のところ、

 

コンプレックスは"自己否定"ですから。

 

どこかの時点で否定をされた過去を持っているわけです。

 

あるいは、自分と同じようなコンプレックスを持っている人が否定されていたり、

 

笑いの対象になってる（恥ずかしいことと認識させられた）のを見た経験があるからだと思います。

 

何もなくていきなりコンプレックスを持つ人はいないですから。

 

そして、ここからが一番大事なメッセージなのですが、

 

自分が恥ずかしいと思っていることを隠したい、

 

他人に触れられたくないという思いが、

 

（無意識に）防衛反応的に出てしまって、

 

人を否定したり、偏見を持ったり、笑ったりすることが一番いけないこと。

 

イジメ問題も、自分がイジメの対象になるのは嫌だからイジメる側に加担するの同じ論理です。

 

それはつまり、人を否定しているのと同時に、

 

潜在意識的には（自他を区別できないので）自分をも否定しているのと同じことだからいけないということです。

 

上にも書いたように、

 

コンプレックスは自己否定だからこそ、

 

「コンプレックスを持っている自分」を丸ごと好きになるか、肯定することが大切なのですが、

 

人を否定しているうちは自分を肯定なんて出来っこないし、

 

アナタを心から肯定してくれる人は現れないということ。

 

自分を肯定できないなら、せめて、人を否定しないこと。

 

見た目も内面も考え方も。

 

これから接する人に対して、

 

「その人の自由なんだから」と思っていたら、

 

自分も自由になれます。

 

なぜか？もう言わなくても分かりますよね？上に書きましたから。

 

最後の数行だけでもいいので、心に留めておいてもらえたらと思います。

 

コンプレックスとはもしかしたら、

 

"自分と向き合うことで他人を受け入れる大切さを知り、

 

そして、どんな自分をも許すために必要な（ちょっと意地悪な神様からの）ギフト"なのかもしれない…

 

ボクはそんなふうに感じています。

 

コンプレックスで悩む人が少しでも心が軽くなりますように。

 

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