全く悩みのない人はいないと思いますが「それほど大きな悩みはないですね」というよりも、困難な状況にある人のほうが意外と生活が崩れないような気がする。
どうしようもなく辛い状況というと話は別かもしれないけど、困難があるからこそ、むしろ心身をキチンと保てるというのがあるのではと思う。
困難を少しでもよりよくするために日々改善しようとする中で知恵を磨くことになる。困難を乗り越える心身を鍛えることになる。
たいした悩みはないという状況は環境としては恵まれているかもしれないけれど、それが続くと頭を使って知恵を出すという必要がなくなってくる。心身を鍛える必要もない。そんなことしなくても大して困っていないから。
頭も使わず、知恵も身に付かず、心身も徐々に維持していけずにだらっとした状態が続いてもすぐにどうなるものではない。徐々に堕ちていく。だから怖い。
占い師も、恵まれた状況で大して困っていませんという人よりも、自分も今苦しい状況にいるという人の方が親身になって相談に乗れるのかもしれない。相談者の苦しい状況をそのまま素直に観る事ができるのではと思う。
不幸な方が占い師としていいとは言わないけど、地位もあり生活にも全く困っていませんという人は、自分でも気が付かない内に悩みを抱えてくる相談者との間に上下関係ができてしまうのではないだろうか。心理的に相談者と横の関係に立てないという。
地位も、名誉も、財もあって、それでも相談者と同じ立ち位置で、全く上下関係ではなく相談に乗ることができる人は本当にすごい人。
そこまでできる自信がなければ、悩みを抱えて自分も大変ですというくらいの方が(変な話だけれど)良い占い師になれるのかもしれない。
2015年7月に「いちばんやさしいタロットリーディングの教科書」をナツメ社より出版しました。リーディング52例を掲載しタロットカード78枚について、正位置・逆位置すべてについて詳細な解説をしています。おかげさまで、2020年1月現在で第12刷発行と版を重ねています。
タロット78枚フルデッキ1日講座ではリーディング力を身に付けることに重点を置いて教えていきます。
いきなり初心者がリーディング力と言われてもピンとこないかもしれませんが、タロットは想像力を働かせれば全くの初心者でもけっこうリーディングができるものです。
逆にカードを暗記することに必死になり過ぎていると、なかなかリーディング力が上達しないというのがタロットです。
タロットはまずは意味に囚われずに自由な発想で読むことが基本です。
そこから徐々にカードの意味をつかんでいきリーディングの幅を広げていくのが最も上達への近道です。暗記から入るのではありません。
本講座では78枚フルデッキを使い、カードの意味をストーリーを通して説明していきます。
そして各カードのテーマとなる意味を覚え、そこから自由にカードを読みながらタロットを学んでいきます。その後に実践的なリーディングのポイントを覚えて、1日講座でしっかりとタロットリーディングができるレベルを目指します。
【講座内容】
<タロットの基礎知識>
①タロットに秘められた数字と色の意味を掴みタロットを知る
②タロットのストーリーを通してカードを理解する
③大アルカナの説明
④リーディング練習1回目 (自由な発想でカードを読む)
⑤実践リーディングのポイントの説明
⑥小アルカナ(ワンド/カップ)の説明
⑦リーディング練習2回目 (ポイントを踏まえてタロットを読む)
⑧小アルカナ(ソード/ペンタクル)
⑨リーディング練習3回目 (総合的にタロットを読む)
<タロットの実践鑑定での使い方>
①相談内容についての情報の集め方
②未来の出来事への対処法を推測する
③相談者の悩みの原因は本当にそこなのか?
④表に出ない隠された人間関係(原因)を観る
⑤最終結果をより良くするキーカードの探り方
<講座の復習&質問>
分からない点の整理・重要な箇所の復習等
講座で覚えるスプレッド
〇スリーカード
〇二者択一スプレッド
〇ラ・クルース (手賀敬介オリジナルスプレッド)
〇ケルト十字スプレッド
【タロット78枚フルデッキ1日講座 開催日程】
時間:11時~16時 (5時間)
料金:19000円
1月は希望日に合わせて講座を行います(木曜日以外)/14日(残1名)
タロット78枚フルデッキ1日講座では、筆記用具とリーディング練習をするのでタロットカード(ウェイト・ライダー版)をご用意ください。また副教材として(できれば)拙著「いちばんやさしいタロットリーディングの教科書」をご用意ください。
【講座の場所】