8月の終わり六本木EXシアターで始まったヘドウィグ。
一階のかなり前方席だったせいか耳が大音響に慣れていなくてふらふらになりながらもヘドウィグの世界に惹きこまれました。
悲哀が充満していて、それが日常となってしまっているヘドウィグ。
語れば語るほど寂しいヘドウィグ。ひりひり痛くなるような過去の出来事。
そして報われたいのに報われない現実、叫びのようなロック。ロックで、ヘビーで、それも驚きでした。
それから一か月近く経ったお台場のZepp Tokyoでのさらに進化したライブ感。
健ちゃん、すごいです。
健ちゃんひとりだけでなくイツァークのアヴちゃん(女王蜂)のキャスティングが嘘のない、…芝居なんだから物語ではあるんですが彼らの舞台上の瞬間が嘘っぽくないんです。きっと瞬間、瞬間、リアルに生きてる舞台だったと感じました。
もちろん実際に演奏しているバンド(ANGRY INCH Guitar:DURAN Bass:YUTARO Drums:楠瀬タクヤ Guitar:大橋英之 Keyboard:大塚茜)の皆さんも開演する前から舞台上に居続け、演技がナチュラルで、なんだか凄いカンパニーでした!
浦井健治って定番の王子様役も似合いますが、
どちらかといえば、星の数ホドみたいな普通にどこにでも居そうな青年とか、このヘドウィグのように狭間でもがいて居そうなリアル感を出してくるので魅力的だな、って思っています。
追記:
FC限定の浦井大学がくすぐられます。
ここには書けませんが、この作品への愛情がほとばしっています。
なんだろう、
好きなひとは、めぐさんとか浅田真央ちゃんとかそれぞれの世界で一流で、でも天然な雰囲気で。
健ちゃんもそれに近いなにか不思議な魅力があるんです。
追記2:
こういう中身の濃いアーティスティックな作品はスタッフさんの仕事力の高さも素晴らしいんです。
ホームページがうまくコピーできないので、
書き間違いのように、
打てるかな?
作:ジョン・キャメロン・ミッチェル
作詞&作曲:スティーブン・トラスク
演出&翻訳:福山桜子
歌詞:及川眠子
音楽監督:大塚茜
振付:松GORI
美術:松生紘子
照明:原田保
音響:松山岳
映像:横山翼/KENNY
衣裳:堂本教子
ヘアメイク:宮内宏明
歌唱指導:冠徹弥
演出助手:松倉良子
舞監:斎藤英明/中島武
稽古ピアノ:安藤菜々子