代々木上原 古賀政男音楽博物館 | 海をみていたい

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日常。思ったこと、メモがわりだったり、テンションあがって発信したかったり、観劇、観戦、鑑賞日記です。
濱田めぐみさん、町田樹さん、パナソニックワイルドナイツ好き、現在連日HIDEKIさんを思い出しています。
趣味は携帯写真。

皆さんのつぶやきがなければここを訪ねる発想はありませんでした。

行って良かったです。いえ、行った方がいいです。

 

 

 

ジャスラック(JASRAC)

って聞いたことありますよね、あの音楽著作権協会の建物が併設されていました。

けやきホールという演奏会場もあるようです。

古賀政男さんのお名前は知っていましたが昔の先生と呼ばれる権力を持った音楽業界の大物で、よく日本レコード大賞から表彰されていた人物と認識していました。

明治生まれで福岡出身のこのかたがどうして日本の芸能界の重鎮になったのか、この博物館を見学して多少、知りました。福岡の商業学校を卒業してから東京の明治大学に入学してマンドリンクラブに入って(あるいは創設したのかな?)音楽に触れたのが始まりだったようです。

明治大学のマンドリン倶楽部と言えば私も小学校の頃からクラッシックの音楽会よりマンドリンの方が好きで演奏会を何度か聴きに行ったことがあります。

余談ですが、演奏会の一部と二部の間の10分位の休憩中に歩いてたら、たしか小6位だったと思うんですが大学生に礼儀正しく「私は明治の〇回生の〇〇と申しますがこのあと、お茶でもいかがですか?」と誘われたことがあって、「え?わたしまだ小学生です」と衝撃的だった思い出があります。当時、見た目が年齢より大人っぽく老けていたんでしょうね(笑)もちろん古賀先生とは時代が違いますが昭和の善き日、 その、あのマンドリン倶楽部なんだ!ってちょっと驚きました。

あの作曲家はギターのイメージがあったので。

 

大先生になる頃には代々木上原に大邸宅を建てて住んでたということでレッスン室には小さなグランドピアノと応接セット、自分の作業部屋(作曲部屋)には小さなアップライトが置いてあったり、他に畳の部屋があったりと、興味深かったです。

 

表のチケット売り場で550円の入場料を支払って建物に入ると右手に階段があってのぼりながら美空ひばりさんとか日本映画の一色刷りのチラシでしょうか、いくつか貼ってありました。

そして階段を上りきるとヒデキさん。

ちょうどブルースカイブルーが流れていて私も買ったワイルドな17才(最初のLP)、最初の武道館リサイタルのプログラム、ブロウアップヒデキの全国縦断コンサートのライブLP、など飾られていて、振り返ると、もう私は観に行っていなかった時代の秀樹さんの衣裳とそれを着て歌っている秀樹さんのパネルがありました。

デビューシングルからヒット曲の数々のレコードジャケットや今年発売になったシングルCD(HIDEKI UNFORGETTABLE)も飾られていました。

 

そこは2階で大衆音楽の殿堂に今年、令和元年に新たに顕彰した作詩家・作曲家・歌手・編曲家・演奏家のゆかりの品々を10月1日~翌年9月末まで展示しているようです。

ホールには平成9年からこれまでに顕彰された方々のレリーフが飾られていました。

日本の大衆音楽文化の発展に貢献した方々を、その偉大な業績をたたえ、偲ぶ殿堂だそうで、

亡くなられた方が多いようですがご存命のかたも選ばれています。

今年の顕彰者(令和元年)

作詞家 いではく氏 さくらももこ氏

作曲家 すぎやまこういち氏 湯山昭氏

歌手 忌野清志郎氏 西城秀樹氏 眞理 ヨシコ氏

編曲家 東海林修氏

演奏家 早川真平氏

 

顕彰とは、隠れた善行や功績などを広く知らせること。広く世間に知らせて表彰すること。という意味がありますからここ音楽博物館に秀樹さんが表彰されていることがなによりです。

 

2階の殿堂ホールから古賀氏の玄関を入ると3階の古賀氏邸宅へ続く石畳を模したスロープが心地良い感じです。

(閑静な住宅街の音が再現されていました)


地下には古賀氏が関わった映画が観られたり、殿堂入りした顕彰者の楽曲を聴くことが出来る視聴覚スペースになってます。ヒデキさんのはシングルA面20曲位ですが所蔵されていますのでヘッドホーンで聴けます。

 

三省堂の西城秀樹写真集『HIDEKI FOREVER blue』(集英社インターナショナル)出版記念メモリアルパネル展(入場料500円)はまるで都会の高くて狭いワンルームのような極小の部屋で、なぜだか出し惜しみしているような展示で、

(これは↓三省堂4階の狭いワンルームではなく三省堂地下の雑誌販売売り場で池袋駅や地下鉄の改札を出てそのまま繋がっている西武百貨店(地下)から歩いてくると出会います)

 

たとえば無料で一周忌の時期にヒデキさんのCDや映像を流し続けてパネルや衣裳もホールに展示してくれた銀座山野楽器さんの愛情あふれた展示や、

今年新春に静岡新聞社さん静岡放送さんが開催してくれた企画展「ありがとう!西城秀樹展-ミスターフェスタ 永遠に」がヒデキ愛にあふれた展示で素晴らしかったのと比べてしまうと、

なんだか…

もう、なんとも言えない気持ちになってしまうので、池袋に行く前に、あるいは池袋に行った後に代々木上原に立ち寄ることを皆様におすすめします。

 

 

 

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 ↓

古賀政男音楽博物館

 

古賀政男音楽博物館(コガ・ミュージアム)

〒151-0064 東京都渋谷区上原三丁目6-12
Tel:03-3460-9051 / Fax:03-3460-9052
入館料
一般 550円(440円)
学生 440円(330円)
小中学生 220円(110円)

※()は10名以上の団体料金

休館日
  • 毎週月曜日(月曜日が祝祭日・振替休日の場合は翌火曜日)
  • 年末年始
  • 展示替期間(お問い合わせください)
開館時間
  • 10時から17時(入館受付は16時30分まで)
    ※駐車場の準備はございません。電車でご来館ください。