ブロードウエイミュージカル ANASTASIA
ブロードウエイで2017年から昨年まで公演されていて、いまは全米ツアー、および各国で上演中です。
(その予定なんですが各国でも自粛状態かもしれません。)
動画追記しました。
(アメブロの不具合が解消されていないようで、まだYouTubeが普通に貼れません。大きさバラバラですがこの歌声&アナスタシアのミュージカルナンバーをどうしても貼りたかったので。)
この最初の動画は舞台版の歌唱初お披露目なのかもしれません、幕が開くと会場からどよめきが。
ちらと見える舞台美術がシアターオーブの天井の高いあのスペースに合わせてかなり高い装置になっていて、メトロポリタンオペラ劇場のような広がりがありました。
完璧な舞台美術、完璧な音楽。
メリーポピンズの時もそう思いましたが、完璧に創られているものはわずか一か月の公演で終らせないでほしいです。
より多くの人に観てもらいたい、なるべく長く上演してもらいたいと願ってしまいます。
哀愁のあるメロディは覚えやすく、耳に残ります。
このあと、大阪公演だそうで、大阪はそのまま上演されるのでしょうか?
機会があれば、おすすめです。
この絵柄も見事に再現されていましたし、それ以上に動く絵本のように色鮮やかに、様々な場面がよどみなく舞台にあらわれます。綺麗なものを観て、美しいものを聴いて、おとぎ話を味わえる、王道のミュージカルでした。
トリプルキャストだそうで、誰が出演されているのかも知らないままの鑑賞でしたが、レベルの高い出演者揃いで、このままロングランしてもらいたいくらいです。
偶然だったかもしれませんが、たぶん、ベストキャストで観ることが出来ました。
リリーというのはマリア皇太后(麻実れい)の秘書のような女性で堀内敬子さんが演じられていました。
歌の上手いのはもちろんですが、セリフの上手さも、ダンスシーンも多く、歌うわ踊るわで、ヴラド役の石川禅とのシーンもコメディエンヌぶりを発揮して楽しく、このミュージカルを盛り上げています。
アーニャは木下晴香という細身の背の高い若い女性で、素敵でした。
強さと声の美しさと姿形の良さが揃っていて理想のヒロインです。
少し歌うときの語尾に癖がありますがのびやかな歌唱に喋り方もきれいでストレスフリーです。
彼女を追いつめるグレブが山本耕史なのもいい。
恰幅のいいロシア人体形の役者さんが出演者にほとんどいないんですが、山本さんのしっかりした芝居と力強い歌唱で際立っていました。
ブロードウエイの初演版はわれらがラミンカリムルーさんです!グレブ役は。
アーニャを導くディミトリは、実は海宝直人さんの歌が素晴らしいとの記事を読みましたが既に彼の千秋楽は終わっていて、この回は内海啓貴という若者で、初見ですが悪くなかったんです。歌えて芝居も出来る内海くん、拾い物をしたようです。
当たり前のことが当たり前じゃないこの日本の業界ですから、ちゃんとキャスティングされていることがしあわせです。木下晴香さんと同じくこれから注目したい役者さんです。
このおとぎ話がほんとうだったらいいのに、という夢のエッセンスを残してくれるミュージカルでした。
このアニメーションで描かれた幻想の世界が舞台でリアルに演じられています。
見逃すのはもったいないと。
今回わずかしか上演出来なかったのでぜひ再演を。
この美しい、もの悲しいメロディが耳を離れません。
1927年のサンクトペテルブルク。
プロモーション
わくわくしそうな美しい楽曲はこちらからどうぞ
「Journey to the Past」
https://youtu.be/mrj0v3Lm57Y?t=51
「Once Upon a December」
「In My Dreams」
「In a Crowd of Tfousands」
27日は予定がキャンセルになってたので映画を観に行くつもりをしていたのに、週末の外出自粛要請が出て評判のミュージカルが突如、その日までになってしまうことを知りました。
前夜チケットを取っておけばよかったと不安を感じながら、苦手な当日券の抽選に出かけました。
クリエとかオーブの抽選に当たったことがないんです。宝くじも当たらないわけです。
そういう運は持っていないんです。
しかし、突然の決定だったこともあり、そのために会社を急に休むのは不可能だし、たまたま私のように休日がとれていたとしても、とにかく出かけないと考える人も多く、抽選に参加した中でかなり遅い購入順だったにもかかわらず、無事、手に入れることが出来ました。
1階の最後列でしたが全体が見えて嬉しかったです。
真下を眺めると眼がくらみそうなオーブ