さくら    映画 | 海をみていたい

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日常。思ったこと、メモがわりだったり、テンションあがって発信したかったり、観劇、観戦、鑑賞日記です。
濱田めぐみさん、町田樹さん、パナソニックワイルドナイツ好き、現在連日HIDEKIさんを思い出しています。
趣味は携帯写真。

https://sakura-movie.jp/

 

 

仲良しであたたかい家族。

普段だったら、こんなに仲がいい家族が楽しそうにしていたら、嘘っぽい設定?気持ち悪い、と敬遠していると思います。それなのに、なんだかほんわかして、こんな家族が居てもいいのかもしれない、と、うっかり…途中まで、嫌悪しないで観てしまいました。

 

 

観終わってからの違和感というか、どんどん異様さがあふれてきて、

これって、ホラーでした?

ですよね?

妹の兄への歪んだ“好き”、異常さがじわじわと、怖いです。

 

弟・薫 北村匠海   妹・美貴 小松菜奈   兄・一 吉沢亮

 

北村匠海はこの夏から「思い、思われ、ふり、ふられ」「とんかつDJアゲ太郎」と続けて主演作を観て、どれも悪くないんです。

たぶん、やりすぎをしないんだと思います。余計なことを。物足りなさを感じることもないので、いい塩梅の役者さんなのかな。

コロナ前で映画を観たい概念がわいてこなかった今年初頭の「サヨナラまでの30分」は見逃しているので単館にかかるのを待ちたいのと、このあとも何本か公開されるらしいです。

 

母 寺島しのぶ                 父 永瀬正敏  

 

 

さくら

 

美貴のドス黒さ、…で形容出来ているのか、この3兄妹は見た目にも美しくて心も気立てが良くて、

って、そんな都合がいいわけがなくて、

それがこの妹の闇なのか、それを知ってしまった薫だけは一を追いつめた美貴を殴ってしまうんだけれど、

 

なんだろ、既視感もあって、

ちょっと前のドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?

これは、義兄への執着のような義妹の愛情が兄本人ではなく義兄の周辺の人達に向かっていくサスペンスのようなドロドロ感を生み出したものなんですが。

義妹・瑠衣(中村ゆりか)は、えげつなさ全開。義兄の元カノ・葵(新川優愛)と葵の夫(小池徹平)を罠に嵌め、そのそれぞれ周辺の人たちも不幸に陥れるんです。あぁ、この妹…って思い出したんです。問題を抱えた義妹を見守る義兄・秋山慶一(町田啓太)がどこまでも心配なほど思いやりがあって優しい。その構図も。

 

このドラマでは葵の母の問題があって、高校時代の秋山と葵は好き合っていたのに、実際には付き合えなかった。

十数年も経ち、互いに別々の人と結婚をして、それぞれの仕事も順調でしあわせなはずだった。

お互いに思いあっているのに… 

 

「わたどう」の浜辺&横浜もそうでしたが、こんなにも綺麗な男女(町田&新川)が画面に出てくると来週も!と✨Tverを見続けてしまいました。

※現在「ちぇりまほ」の安達(赤衛)&黒沢(町田)でも同じ現象に陥ってます😅

 

 

作品として、受け取る側のテイストは全く違うんですが、兄への強い思いと犯罪領域な行動という点に。

 

「さくら」を観ていた時、妹・美貴(小松菜奈)は愛情いっぱいのほのぼの家族のなかにいるので多少の異常さは観客としてスルーしちゃってたんです。

それまでほんわかして観ていて。のたうち回るほどの苦しみを経て亡くなる兄(吉沢亮)あたりで、もしや?

ほのぼのした映画じゃなかったんだ、、

、怖い…。

しかも、さくら(飼い犬)の体調不良がきっかけで何事もなかったかのように結束する家族…。

 

やっぱり、ホラーです。