パーソナルカラーの運用ルール(1)違う色目を比べない


  一記事ごとに!両方に!クリックをいただけるとブログを続ける推進力となります。

 にほんブログ村 ファッションブログ パーソナルスタイリストへ 

 

 違う色目を比べない。パーソナルカラー運用ルール(1)

● 2019年

おそまきながら、あけましておめでとうございます。

 

今日はパーソナルカラーの運用面のお話。

パ―ソナルカラーの具体的な用い方ですね。

 

パーソナルカラーが体系的にどう成り立っているメソッドなのかは、

少なくともある程度まで、ご存知のことと思います。

 

その体系的な知識を、運用面に置き換えて、お伝えしてみます。

 

● 異なる色目で比べない

違う色目の間で、直に比較をしない。

パーソナルカラー運用における、金科玉条です。

 

「赤と青なら、どっち」…といった比べ方をしない。

 

赤同士、青同士で比較する。これが本来のあり方です。

 

● 超基本のお約束…異なる色目で比べない

新しいトップスが欲しいな。良さそうな候補を2枚、発見。

おおざっぱな色目としては、一方は緑、他方は紫。

 

「この紫と緑、どちらが似合うかしら」、とやらない。

これをすると、パーソナルなカラーから遠ざかっていきます。

 

本来、緑という色目と、紫という色目は、比較の対象ではないので。

 

● パーソナルカラーの出発点

パーソナルカラーは、

赤(という色目)なら、どのような(色調の)赤か

青(という色目)なら、どのような(色調の)青か

黄(という色目)なら、どのような(色調の)黄か

緑(という色目)なら、どのような(色調の)緑か …

ということを原点としています。

このことは、ご存じですね。

 

ですから、運用面でも、

赤は、別の赤と比べる

青は、別の青と比べる

黄は、別の黄と比べる

緑は、別の緑と比べる

ここが本来的に持つべき視点。

 

● 異なる色目で比較をする危険性

異なる色目でどちらがいいかを比べ過ぎない方がいい、というのは、

その場合、異なるのは、色目だけではないはずだから。色調も違うでしょう。

比較は、共通項のあるものの中でなされるもの。

色を比較するなら、色を構成する要素の何かを、同じレベルに揃えなければ

評価が衡平になりません。


それから、運用場面においては、「顔色の違い」を見過ぎてしまうのも考えモノ。

特に異なる色目で顔色を比較すると、その見え方の違いは、

瞬間最大風速的な値になります。

大げさに捉えすぎると、勝手知ったる色合いから頭が離れることができず、

目を肥やしていくことによるメリットが得られなくなります。

 

ですからまずは、ネット検索で演習をしてみましょう。

 

● 色目を先に決める
色目を先に設定します。

 

・これまで挑戦したことのなかった色目

・「今春は、こんなふうでいこうかな」といった気分に沿って

・「あ、これ素敵」という品を一つ見つけたら、その色目で 等々

 

「ひとまず緑をキーにしてみよう」と思ったら、

検索条件を緑色にしてサーチして、

ピンとくる緑色は片っ端から、「気になるグリーン・フォルダ」に上げる。

そして、出来た「グリーン・リスト」の中で、比較や分類をしてみましょう。

 

この時点では、パーソナルカラーのシーズンを外していていいです。

同じ色目で、異なる色調のものを具体的に比較する。まずは、それ。

とにかく目に心地良い色調の緑色をフォルダに集めます。

 

素敵な色に見えたら、よく眺めて、実物を想像しつつ、うっとりして下さい。

画像は必ずしも色調が実物通りではありませんが、

画像上に現れている限りでの評価はできます。

 

色彩は目(心)の栄養ですから、

目(心)は不足している刺激に遇うと、そこに吸引されます。

ご自身のシーズンではない色も、眺めてやれば足りてしまうものです。

 

いいなと思える色の物をみっちり見つめることで、

・似合わない色については、眺め用にすれば足りるようになり、

・似合う色かつうっとりできる色を探すのも上手くなります

 

● どこまでがパーソナルカラー

なぜこのネット検索演習でパーソナルカラーを外してもいいか、補足しますと。

まず、別のシーズンへの理解も自分のシーズンへの理解を深めるのに有効だからです。

 

また、枠内なのだけれど、どうにも良ろしくない色がある一方、

一部枠外だけれども、用い甲斐のある色が、実際には存在するからです。

前者もブライトアップ効果はあるので、パーソナルカラーですが、

原因不明の「何だかな…」(…今は原因は分かったのでもういいのですが)、

それならもう後者の方が、という判断はありえます。

 

惚れ惚れしてしまう色彩、そうでもない基準点クリアの色彩。

とにかくその違いを感覚的に味わうことは、

両者の重なる地点を見出すためにも有効です。

 

● 色調を比較する

でももう、緑と紫のトップスが最終候補。
このときはどうするかというと。
 

手持ちの「緑色データ」「紫色データ」を参照して、

それぞれの内部で色調を評価します。

その緑色は、「緑色としてはどうか」

その紫色は、「紫色としてはどうか」


色調の、質。

を判断して下さい。

一言でいうと、発色の麗しさを。

 

ということなので、

「緑色データ」「紫色データ」の質じたいがものを言うことになります。

良いデータベースを作って下さいね。

 

● 原因

そもそも、お買い物のとき、違う色目で比べる羽目になるのは、なぜでしょう。

 

市販の品に、同じ型、同じ色目で、違う色調の展開など見込めないから。

確かにそうですが、そんなことは当たり前のことですから、

そこに原因を求めても、どうにもなりません。

 

原因は、順序です。

必要に迫られて、特定の用途の、特定アイテムを探し始めるから、

選択肢が狭まり、異なる色目の間で予想外に考えあぐねることになります。

 

普通はそうなります。都合ありき、がやむをえないことは承知。

 

それでもあえて申します。

 

どうか順序を逆にして下さい。

 

● 順序を逆にする
必要に迫られてから、ではなくて。

素敵なものを見つけた時に手に入れられるよう、算段して下さい。

 

目的のない色探しのぷち旅行を、常日頃から、して下さい。

何か素敵なものがあったら、そのタイミングでそれを手に入れて下さい。

用途は後付け。

 

「使うかどうか分からないのに買えない」

「そんなに暇がない」

思うでしょう。まあ浮世離れした話に聞こえます。

 

でも。

 

カラーチャートの檻を越えて、色彩の「奥行き」を味わうことは、

その程度には、贅沢なことです。インスタントな代物ではないです。

 

美しさに感動できて、しかも、

パーソナルカラー理論を駆使することで、着こなせそうなもの。

これがどれだけハードルの高い条件であることか。

これがどれだけ奇跡的な邂逅であることか。

 

見つめる時間、見つめる量、

いずれも膨大になって、ようやくつかめるもの。

 

この逆順ライフスタイルは、易々とは実現できません。

ですが、それもありなのかと発想を転換して、認識を新たにすることはできます。

 

その気がおありなら、部分的にでも、逆順ライフスタイルへシフトできます。

 

● パーソナルカラー超越

パーソナルカラーそれじたいは、

ローコスト、リーズナブル運用もできるようになっています。

安全で効果的。それもパーソナルカラー・メソッドの、大いなる利点です。

 

とはいえ、似たり寄ったりの物ばかりを見つめていると、倦んできます。

だって目の栄養(刺激、変化)が足らなくなるのですから。

目を肥やさずにいるままでは、

早晩パーソナルカラーは入門レベルで捨てることになるでしょう。

幅が狭いのはパーソナルカラーの方ではありませんが、同じ目のままなら、

奥行に踏み込むよりも、浅瀬から浅瀬へ飛び移る方が簡単ですから。

 

カラーバイタルは、

パーソナルカラーを駆使しつつ、パーソナルカラーを超越することを求めます。

パーソナルカラーを超越するために、パーソナルカラーの原理を深めてゆきます。

 

そんなカラーバイタルを、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます☆

 

  欄外 

2019年の第一弾は、肖像シリーズでお届けの予定でしたが、パソコン移行作業を余儀なくされているため、

パーソナルカラー原理回帰で始めました。ファイル移るの遅い…

 

  王冠1 クリックのご協力をお願いしております 王冠1 

にほんブログ村 ファッションブログ パーソナルスタイリストへ 

--------------------------------------------------------------------
  ご依頼のご検討には、<カラーバイタル公式ウェブサイト>もご覧ください。
  お問合せ・お申込みは<お問合せ用メールフォーム>からどうぞ。
--------------------------------------------------------------------