ウリパパの日記

自由気ままに・・・

霧降高原キスゲ平園を散策 2020.7.9

2020-07-10 22:46:18 | 栃木県

昨日は会社の休日、そして今日は自宅で在宅勤務です。梅雨前線が本州上に停滞していますが、一昨日午後には本州の南海上まで南下。比較的乾いた空気が一時的に入ったため、昨日は北関東を中心に雨が小康状態がになると予想して栃木県の霧降高原にニッコウキスゲの花を見に行ってきました。予想が的中し、山頂付近では霧も晴れて青空も見える好天となりました。

今年の梅雨はオホーツク海高気圧、太平洋高気圧ともに勢力が弱く、7月に入り本州付近に梅雨前線が停滞中です。そこに東シナ海や本州の南海上から水蒸気を大量に含んだ湿舌が流れ込み、九州だけでなく、広島県、京都府、岐阜県でも記録的集中豪雨に見舞われ甚大な被害が出ています。今まで梅雨のタイプというと、オホーツク海高気圧からの冷涼が風が吹き込み梅雨寒が続く陰性型、太平洋高気圧の勢力が押し勝ち低気圧が日本付近で発達して一時的にまとまった雨が降る陽性型、この2パターンを繰り返し、梅雨末期は陽性型による集中豪雨を経て梅雨明けに向かうことが多かったのですが、今年はいずれにも該当しそうにありません。集中豪雨が長期間継続する新しいタイプの出現です。インド洋西部の海面水温が高いことが影響しているともいわれていますが、地球温暖化の影響も否定できないと考えています。今年は中国でも記録的は大雨に見舞われ、日本以上の被害に見舞われていると報道されています。

そのような梅雨の中休み?の一日。せかっくの平日の休業日なので、6時30分にアパートを出発。友部では雨が降りしきっていました。笠間、益子を経由し鬼怒テクノ通りと国道4号を北上、さくら市から鬼怒川に沿って、塩谷町、今市、日光を経由し、2時間20分で霧降高原に到着。宇都宮付近からは雨も上がりましたが、標高800mから上は霧の中です。

 

9時前にキスゲ平園地に到着。駐車場には20台ほどの先客がありました。

 

日光仮面に見送られて保護区域へ向かいます。

 

ここから霧の中、小丸山展望台まで1,445段の階段を昇ります。麓の標高は1345m、山頂は1582m。高低差は240m近くあります。貴重な高山植物を鹿の食害から守るため、出入り口には回転扉、周囲は柵で保護されています。

 

中腹までは階段を使わ遊歩道を散策することができます。途中、雨に濡れた高山植物を見ながら散策路を歩いてみました。イタドリが開花しています。

 

シモツケの蕾でしょうか。

 

ヨツバヒヨドリ

 

アカショウマの蕾? ちょっとわかりません。

 

霧に包まれるニッコウキスゲの群生。標高が上がるとニッコウキスゲの花目立つようになります。

 

ヤグルマソウ

 

 

ヤマブキショウマ

カラマツソウも咲いていましたが、雨に濡れてどの花も元気ありませんでした。そろそろ終わりかな?

 

遊歩道散策を終わり、再び階段を昇ります。

 

標高1500mあたりからニッコウキスゲの花数が増えてきました。

 

雨に濡れてしぼんでしまった花もありますが、まだ見頃が続いています。

 

ニッコウキスゲの群落が続きます。

 

天空回廊には3箇所の展望デッキがあります。最上部の小丸山展望台を見上げます。

 

標高1582mの小丸山展望台に到着。雲の上に出ました。正面に山が見えています。どこの山だろう・・・

 

眺望の案内図がありました。天気が良いと太平洋、東京スカイツリー、富士山まで見えるようです。正目の山は高原山です。

 

高原山をズーム。

 

回転扉から外に出てしばらく歩くと標高1610mの小丸山に到着。正面は赤薙山方面でしょう。

 

ここから登山道が続きます。赤薙山を経由して女峰山へ登ることができるようです。何人かの方は、登山姿で山頂を目指していきました。午前中は天気がもちそうです。

 

南側の眺望。雲海が広がります。

 

北東側の眺望。高原山の山頂が見えています。雲の上に出ると気持ちが良いものです。

 

小丸山付近ではコメツツジが咲いていました。

 

暫く眺望を楽しんでから、天空回廊を下ります。下界は霧に包まれていますが、少しずつ雲が薄くなってきました。天気は回復傾向です。

 

途中晴れ間が広がりました。霧の中とは違ったニッコウキスゲの姿です。

 

青空とトンボをバックに1枚。天気の回復と共に、多くのトンボが飛び交っていました。

 

 

途中から再び遊歩道を散策。アカショウマの花が咲いています。

 

ヤマブキショウマの群生

 

この花は? ****ショウマと名の付くユキノシタ科の花はいろいろあるので、よく違いが分かりません。レストハウスに設置されているパネル写真(見頃の花の紹介)を参考に掲載しています。

 

散策路ではクルマユリも開花していました。

1時間30分かけて標高1610mの小丸山を往復してきました。霧もかなり晴れてきて、天気はしばらく安定しそうです。天気が悪ければ東照宮見学を考えていたのですが、折角の機会です。奥日光まで足を延ばし、金精峠を越えて高尾へ帰ることにしました (続く)

 


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4 コメント

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素敵なお写真ありがとう。 (油屋種吉)
2020-07-11 11:52:13
こんにちは。しばらくです。
霧が出ていたのですね。キスゲをはじめ、いろんな高山植物が花開いて……。とてもすばらしい。昨年初めて行ったのですが、すでに秋。花はほとんど見られす、辺りの風景に見とれただけでした。。あなたのお写真たちがわたしを霧降高原に招いているようです。
スキー場跡地なのですね (uripapa)
2020-07-11 20:24:02
油谷さん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
私は初めて訪れました。霧の中の斜面一帯に咲くニッコウキスゲは、なかなか見ごたえありました。
霧降高原スキー場があったところが整備されて、遊歩道や展望台が設置されたみたいですね。
秋は空気が澄んで、周囲の山々が紅葉に燃えるのではないでしょうか。
初めまして (山ばか夫婦の山歩)
2020-07-12 10:48:04
以前、丸山~赤薙山へキスゲを見に行きましたが、
深い霧で展望はありませんでした。キスゲはそれなり
に見事でした。秋には、霧降の滝まで紅葉を見に・・・
天候が良かったので楽しみました。後レポが楽しみです。
霧降の滝の紅葉 (uripapa)
2020-07-15 20:33:20
山ばか夫婦様

始めまして。コメントありがとうございます。
私も3年前の11月初旬に、霧降の滝を訪れました。
赤薙山を背景にとても鮮やかな紅葉でした。確かブログ記事に書いたかも。
紅葉の時期にまた訪れてみたいですね。

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