異常暖冬の影響で水戸の偕楽園の梅が早くも見頃を迎えているようです。早速、昨日会社帰りに寄ってみました。毎日通勤で常磐線の車窓から偕楽園を眺めていますが、確かに今年の梅は早い印象です。
時間がないので、車を千波湖近くの有料駐車場に停めて偕楽橋を渡り偕楽園へ向かいます。橋の下は、いつも通勤で利用する常磐線です(正面は友部方面)。向かって右手の高台が偕楽園となります。
入園料300円を払って偕楽園に入園します。今年から観光シーズンは有料になりました。見晴らし広場から田鶴鳴梅林を見下ろします。
見晴らし広場では、とても残念な出来事に遭遇しました。これは最後に紹介します。
東西梅林の梅はほぼ満開。例年より半月以上季節の歩みが早いようです。
好文亭近くの柳川枝垂れ。楽しみにしてきたのですが、既に散ってしまいました。
無類絞りと呼ばれるスモモ系の梅が満開。
江南所無はまだほとんどが蕾。紅色の大輪の花が咲きます。一部開花していました。
月影。香りが強い白梅です。
これはかなりの老木です。
虎の尾。かなり散ってしまいました。
白難波。枝の上のほうで白梅が満開です。
東西梅林ではほとんどの梅が満開から見頃を過ぎています。
道知返と呼ばれる紅色の紅梅です。
梅林内には山村暮鳥の詩も紹介されていました。
さて、冒頭で紹介した残念な出来ごととは、この景色です。毎年満開の桜とライトアップを楽しみにしてきた、左近の桜が無くなってしまいました。
左近の桜(跡地)として紹介されています。枯死した2代目に変わり1963年(昭和38年)に弘道館にあった樹齢7年の苗木がここに植樹されて3代目となった左近の桜は、昨年9月に関東地方を襲った台風15号で倒木。そして伐採されてしまいました。ヤマザクラはソメイヨシノと違って寿命が100年~200年あり余命が長く残っていることから、残った根から再生できないか検討しましたが、気が腐朽菌に冒され再生不可能と判断されたそうです。今年もライトアップを楽しみにしていたのに、残念です。台風15号(令和元年房総半島台風)は千葉県だけでなく、茨城県にも大きな被害をもたらしました。