オトコエシ(男郎花)
<スイカズラ科オミナエシ属>
黄色い花のオミナエシ(女郎花)に対して、白いオトコエシ(男郎花)
小さい粒状の黄色い蕾は、女が食べる粟飯に例えて女飯(オミナエシ)
で、オトコエシの白い蕾を男性の食べる米飯(白米)に例えて男飯(オトコエシ)
となつたと、観察会で教えて戴いたものだが、女郎花はの名前は万葉集の頃からあり、
この説は定かではない。
全体に頑丈で毛があるので(男郎花)オトコエシと言う説もある。
山野にごく自然に生え、1メートルくらいにまでなる多年草。
全体に毛が多く、葉は卵形か羽状に切れ込みがあり、鋸歯がある。
花序は多数で枝分かれし、距の無い小さな白い花を咲かす。
果実は倒卵形で、翼状の小苞がとりまく。
オトコエシを花瓶に挿しておくと、醤油の腐ったような匂いが水に残るところから、
漢名は、負醤。
おまけのオミナエシ(女郎花)
<スイカズラ科オミナエシ属>
秋の七草のひとつですね。
日当たりのよい山野の草原に生える。
たくさんの黄色い花を茎の先端に付け、蕾が小さく黄色い粟粒みたいなので、
別名アワバナとも言います。
葉は深く切れ込み、表面は細かい毛が生え、触るとざらつく。