行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

日本の年金「グローバル年金指数」では最低のDランク

2019-11-06 23:21:25 | 生活
米国のコンサルティング社マーサーと、オーストラリアのモナッシュ金融研究センターは、今年もグローバル年金指数ランキングを発表した。この指数は10年前に始められ、2018年指数では調査対象国34ヵ国中、日本は29位で、総合評価はDランクと格付けされてる。
年金制度に0から100までの評価が付けられ十分性、持続性、健全性の平均評価が指数として表される。評価指数の構成は
1)十分性即ち公的年金が老後の生活に十分なだけ支払われるか、老後に備え貯蓄は十分なされているか(40%)
2)持続性即ち、年金基金の資産状況、平均寿命と支給開始年齢の関係は適切か(35%)
3)健全性即ち年金制度をうまく運用するための見直し機能や透明性が担保されているか、また私的年金の充実度(25%)
結果
Aクラス1位:オランダ、2位:デンマーク、Bクラス3位:オーストラリア、4位:フィンランド、5位:スウェーデン、6位:ノルウェー、7位:シンガポール、8位:チリ、9位:ニュージーランド、10位:カナダ、以下スイス、アイルランド、ドイツ、Cクラス:14位:コロンビア、イギリス、ペルー、フランス、サウジ、米国、マレーシア、ブラジル、香港、スペイン、ポーランド、オーストリア、インドネシア、イタリア、南ア、Dクラス:29位日本、韓国、中国、メキシコ
 
アジアでも日本は持続性や健全性でマレーシア、インドネシアより年金制度の評価は劣っている。
日本は公的年金制度の安定性を計るとともに、退職給付の年金化、私的年金による資産の充実が課題だ。
米国が16位と日本より優位に立っているの確定拠出年金401Kの発足が早く、普及していることにある。日本もiDECの普及がいそがれる。
 

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