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ポストアポカリプス・ストーリー「SBWW 世界編」【架空設定】

2020-05-31 11:23:52 | サブカルチャー


【基本設定】
「セブン・ビリオン・ウォー・ワールド」

Seven-Billion-War-World


21世紀、世界を未知の疫病が襲った。
生き延びた人たちは人口密集を避けるため、未開の地まで新規開拓を行いその生活圏を大きく広げていった。
それに伴い、人々の生活は更にネットに依存していった。
そして、西暦20XX年。
ある研究所からゾンビウイルスが漏洩。
瞬く間に世界に蔓延していった。
(過去のウイルス蔓延の反省から様々な対策が出来ていたにも関わらず、なぜゾンビウイルスは世界中に広がったのか?)
それまで築き上げてきた文明社会は、瞬く間に崩壊。
僅かに残された森や荒野にもゾンビは溢れ、生き延びた人類は文明の残骸と瓦礫の世界に住むことを余儀なくされる。
世界人口70億人は、ゾンビと人間に分かれ、戦う事となる・・・
(セブン・ビリオン・ウォー・ワールド=SBWW)




~ ゾンビ ~ この世界に蔓延する「生きた死者」
ゾンビウイルスに感染した人間。
生きている人間を襲う。
ウイルスに支配された肉体は、痛みも感じず、食事も睡眠も必要としなくなる。
基本、人間としては死んでいるため、意識や人格は持たないが、脳を動かすウイルスの働きにより、生前の記憶行動を取るケースがあり、ドアノブを回すゾンビ、はしごを登るゾンビ、楽器を手に取るゾンビなどが確認されている。
ゾンビが歩いたり攻撃したりといった人間の肉体の動きに準ずるのも、この生前の記憶行動により可能と考えられる。
攻撃方法は噛み付きと引っ掻きがほとんど。
感染は体液による感染のみで、空気感染や接触感染は確認されていない。
その為、肉体に傷がある状態でゾンビの体液に触れてしまえば、ゾンビ感染してしまう。
逆に皮膚にゾンビの体液を浴びただけではすぐに感染する事は無い。

 

 


・ゾンビウイルス
吸血鬼の細胞を元に開発された人工ウイルス。
ウイルスと通称で呼ばれているが、実際はウイルスとも菌とも違う未知の微小生物である。
本来、吸血鬼の持つ生命力からより過酷な環境に人類が耐えられるようにする研究であった。
しかし、この研究自体、人体実験が伴うなど倫理面からも世界から否定され続けた。
そのため、開発研究を行い軍事利用を考えていた軍上層部は、ゾンビウイルスの出所を探られるのを嫌がっている。
ゾンビウイルスに感染した人間は、まず生命機能を失いウイルスに乗っ取られる。
脳まで支配したウイルスは、ごく原始的な攻撃方法で生きている人間を襲う。
これは、常に新たな肉体⇒寄生先を探すウイルスの本能とも言える。
ゾンビウイルス自体は宿主を持たない状態では3日と生きられない。
また、宿主である肉体が腐敗し崩壊すると自力では繁殖、転移が出来ない為、ウイルスも死滅する。


・ゾンビの栄養
ゾンビウイルスは死体を動かす。
自己繁殖という本能に従い、新たな犠牲者を求める。
では、そのウイルスはどうやって死体を動かしているのか?
人間の体内に入ったウイルスは、体内の水分を変質させ、自己培養液にする。
この変質水分こそいわゆる「ゾンビ液」であり、見た目は緑色のアメーバである。
ゾンビ液は死者の体内に満ち、血液と同じように筋肉を動かす。
生きている人間は腐敗が起こらないのと同じで、ゾンビ液が循環している肉体は通常の死体よりかなり腐敗が遅い。
ただし心臓のようなポンプ機能は失われているため、ゾンビ液の循環は比較的ゆっくりであり、そのためゾンビの動きも緩慢である。
また、ゾンビの皮膚が緑色なのは光合成の為であり、ゾンビは実は日光を必要としている。
ゾンビ液のための水分、活動エネルギーの為の日光、これこそが「ゾンビの栄養」である。
常に日陰にいる乾燥したゾンビは、通常の死体と同じ程度に腐敗が進行する。


~ 対ゾンビ部隊 ~ 世界を人間の手に取り戻すために
各国コミュニティが組織する軍、自警団、民間企業軍など。
傭兵など様々な所属が混在する事も多い。
廃退した世界の中で優先的に文明資源を武器開発、生産に回されているため、武装は比較的豊富。
ただし、戦車や戦闘機といった兵器を生産できるほどではないので、兵士だけによる組織が殆どである。
各軍や個人により、銃や兵器などの装備はバラバラだが、基本的にゾンビからの攻撃を防ぐため重装甲にする傾向がある。
最も多い装備で言えば、ゾンビ体液から目や口を守る為のマスク、ゴーグル。
手足は噛み付き攻撃を最も受けやすい場所なので、噛み付かれた際にゾンビの歯が皮膚まで達しないよう、硬質な装甲や多重構造のプロテクターを付けている。


・対ゾンビ兵器
多種多様なものが開発、運用されているが、最も普及しているものは銃型で「ブラスター」と呼ばれる。

・ブラスターの種類。一部の小型兵器のみの写真。
ブラスターの特徴として、発射される弾丸はいわゆる弾頭のみではなくボディ部分も一体化しているというのがある。
この銃弾は通常の物と区別するため、通称「ダーツ」と呼ばれている。

・工場から出荷される特殊ダーツ
ダーツは対ゾンビ専用となっており、弾頭部分は抗ゾンビウイルスの人口化学物質で出来ている。
一例:オレンジの弾頭⇒最も安価に作れる抗ゾンビウイルス弾のため、広く普及しており民間人でも当たり前に持っている。
一例:グリーンの弾頭⇒対ゾンビ部隊が主に使う強力な抗ゾンビウイルス弾。
その他にも、赤や黒など様々な色と効能を持つ弾が確認されている。
同じように弾丸のボディ部分(弾体)も性能により様々な色分け、模様付けがなされており、弾丸の種類は数えきれない程ある。

・ダーツの種類。この写真に写っているものはごく一部である。
最も生産数の多い弾丸はオレンジの弾頭にブルーの弾体である。
文明社会時代の「鉛の弾」はこの世界ではほぼ生産されていないが、ゾンビの肉体を物理的に破壊できるため有効ではある。


~ ヴァンパイア ~ 太古から存在する怪物たち
伝説、伝承で語られてきた存在である吸血鬼。
太古から生き続け知能の高い種(ノーブル=高貴)から野蛮で粗暴な種(ビースト=獣)まで、ランク分けすることが出来る。
ノーブル種は正に伝説的存在であり、存在するのかどうかさえこの世界では知られていない。
ハイランク種と呼ばれる種は知性があり、より狡猾で自身の能力について研究している。とても人間では敵わない。
ビースト種は文字通り動物的で、言葉もあまり話せず、力任せな攻撃をして来る事が多い。
しかし、ビースト種ですら実際に目にする事は非常に稀であり、都市伝説の域を出ないというのが一般の認知度である。
吸血鬼は一般の民間伝承と同じく、日光に当たると焼け、ニンニクで麻痺を起こし、聖水を浴びると腐食する。
また、心臓に杭を打たれると身動きできなくなり、銀によるダメージは回復が著しく遅くなる。
彼らは決して不死とは呼べない(寿命はとてつもなく長いが殺すことは可能)が、それでも「不死(アンデッド)の王」と呼ばれる。
霧や動物への変身能力、吸血相手を同族へと変化させる能力など、さまざまな能力を有している。
ヴァンパイアの能力、生命力を兵士に植え付ける研究から生み出されたのがゾンビウイルスである。
この事実は開発に携わった軍組織、ゾンビ廃退世界で利権をむさぼる一部企業(製薬、兵器製造)により隠蔽されている。



Anti-Vampire-Attack-Nullify-Team
アンチ・ヴァンパイア・アタック・ナリファイ・チーム=対吸血鬼無効化攻撃部隊


通称


AVANT=アバンテ
※Avant-フランス語で前進、前衛を意味する。

~ アバンテ(AVANT)~ 吸血鬼を追う自警団

ゾンビウイルスの元となるヴァンパイアの退治と捕獲を目的とした組織。
「たとえゾンビウイルスが駆除できたとしても、原因となるヴァンパイアが存在する限り根本的な解決にならない」と信じている。
また、アバンテは各軍や企業から疎まれている民間組織であるが、ヴァンパイアの真実を知る権力者からの支援で成り立っている。
メンバーの殉職率は当然高くヴァンパイアに殺されることが多いが、ヴァンパイアの仲間にされることは稀であり、殆どは物理的な力により殺される。
肉体的損傷の低い死体は高確率でゾンビウイルスに侵されるため、遺体が残る事はほぼ無い。
その任務の難易度、危険度、そして死亡リスクから志願者は非常に少なく、家族を無くしたり世界に希望を見いだせなくなった「死にたがり」や、社会不適合者が多く在籍している。
ヴァンパイアとの力の差は大きく、複数人数で戦っても勝てる機会は少ない。
戦果としては、その地から追い払う事が出来ればいい方である。

メンバーは上記の通りならず者が多く、行動目的から各コミュニティ軍部からも疎まれている。
さらに一般人からすれば、世界を巻き込む非常事態に、吸血鬼という都市伝説を信じている狂信者団体くらいに思われている。
また、実際に退治できることは極まれなので彼らを「ヴァンパイアハンター」とは呼ばない。



~ 対ヴァンパイア装備 ~ 未知なる者と戦う武器
独自に兵器開発をする力を持たない民間組織であるため、アバンテの装備品は対ゾンビ兵器の改造品がメインである。
対ゾンビとの大きな違いは運用や戦闘方法である。
多数のゾンビvs少数の人間となる対ゾンビ部隊と違い、ヴァンパイア戦は「狩り」のように対象を追跡し追い詰めて戦う。
一体のヴァンパイアvs複数の人間という図式が(理想的な)ヴァンパイア戦の基本となる為、装備品も機動力を重視した軽装である。
もっとも、対ゾンビで最高クラスの重装甲で挑んだとしても、ヴァンパイアにとっては紙切れ同然である。
対ヴァンパイア装備の中で、世間の認識と大きくかけ離れているのが「十字架」である。
無宗教者や世捨て人で構成されているアバンテメンバーは信仰心が無い為、十字架はヴァンパイアに効かない。
また、ヴァンパイアも宗教を理解しない物が多い為、十字架という形が聖なるものであるという認識は無い。
(十字架はノーブル種には多大な効果があるが、もちろんこの世界では誰にも知られていない)
主な対ヴァンパイア装備には以下の物がある。

・聖水 
本人たちには信仰心が無くとも、教会に頼んで作って貰うことが出来る「物理兵器」。
最近は教会側のお布施強要が高騰してきている。
教会は瓶詰めまで行ってくれているが、瓶も貴重な資源なので、基本はリターナブル。
アバンテでは三つのキリスト宗派に聖水製造を依頼している。
これは一つの宗派の聖水だけでは効果が薄かった場合のリカバリーとしての保険である。

・各教会で広く使われている聖水用容器。


・ニンニク

野菜自体が貴重な世界(広い農地の確保が出来ない)なので、これも貴重な武器。
生が一番効くのは立証されているが、持ち運びや保管の理由で粉末や粒状で使われている。
ヴァンパイア追跡のため野営をする隊員が食事の調味料にした場合、その任務の給与は支払われないという厳しい罰則がある。


・木の杭
ヴァンパイアが日光を避けるために使う寝床を探し、寝込みを襲い心臓に打ち込むのが基本用途。
しかし非常に手間がかかり危険なため、特殊な武器や弓などで撃ち込む運用が多くなってきている。
材質は堅めの芯の詰まった木材であればなんでも良いが、そもそも木材もこの世界では希少品。
なかにはトネリコなど材質にこだわるメンバーもいる。
杭全体を木にするのではなく、先端部分のみ木材にした金属製が主流になりつつある。

・ごく一般的な木の杭。


・銀の武器
弾丸・ダーツ・ナイフなど、銀素材であればヴァンパイアには有効。
銀自体は文明崩壊社会では比較的容易に手に入るが、この世界でも貴金属の価値は変わらないため武器に使えるほど豊富に銀を所有しているものは極僅か。
アバンテメンバーに持たせた場合、間違いなく小遣い稼ぎに売り払われるため、組織として少数を持っているが
メンバーに支給される事は無い。

・AVANT極東支部が保管している対ヴァンパイア投擲武器。右側に純銀製シュリケンが写っている。


・紫外線照射装置
ヴァンパイアが日光を浴びると、焼けただれ、最終的には灰となり消滅する。
この事象を様々に研究しているが、太陽光の何がヴァンパイアに有効なのかはまだ明確に解明されていない。
しかし、紫外線が一定の効果をもたらすことはわかっている。
紫外線によりヴァンパイアは火傷を負うが、焼き尽くすほどではなくあくまで光の当たった表面のみの効果である。
アバンテで使われる紫外線照射装置は、懐中電灯のような小型の物から、車両搭載サーチライト型まで大小様々である。

・ブラスターに取り付けて使うことのできる紫外線照射装置


・その他の装備品(一部)
AVANTから支給される装備キット。
対ヴァンパイアの活動は戦闘よりも、ゾンビだらけの土地でヴァンパイアを探索、追跡する事の方がはるかに多い。
また、ヴァンパイアを発見した際もすぐに戦闘を仕掛けることはなく、通常は一度体制を立て直し、攻撃部隊を編成し襲撃する(最も、ヴァンパイア側に発見されその場で惨殺される事の方が多いのだが・・・)

・追跡用と思われる装備キット。薬品やサンプル採取用の医療メスなども入っている。
AVANTにも科学者はおり、日々様々な研究をしているが、その成果と生み出された物の効果は非常に怪しい。
メンバーですら、それら「謎の薬品」は信用していない。

・上記の装備キットにも含まれている「疑似ゾンビ薬」
最新の研究成果としては「疑似ゾンビ薬」がある。
これは体内に注射することで、ゾンビにこちらがゾンビであると誤認識させる薬品。
しかし、もし効かなければ使用者はゾンビに襲われる事になるうえ、果たしてこれを使用後にゾンビ化しないのかはなはだ疑問ではある。
メンバーはこうした薬品を「もし本当に効果があるなら、他の大手製薬会社や軍が既に使っているはずだ」と考えている。

・対ヴァンパイア用に作られた薬品
実際に効果のある薬品もある。
対ヴァンパイア用として開発された薬品は、もともとは聖水を化学的に研究し作られた。
化学者は「聖水ほどではないが、ヴァンパイアに微弱なダメージを与え退ける効果」があると言ったが、実際に何人ものメンバーの命を失いながら使用した結果「ゾンビは反応しないまま、ヴァンパイアをおびき寄せる効果」があることが分かった。

・戦闘班の持ち出し装備例。聖書と思わしき書物も入っているのが確認できる。



~ 各国のコミュニティ ~ この世界で生きる人々
生き延びた人たちが作り上げた避難都市。
通常はバリケードや城壁に覆われ、ゾンビの侵入を防いでいる。
比較的、文明都市機能を残している所もあれば、かなり原始的な暮らしをしているコミュニティまで様々である。
国の名残を残し、行政機関がある場合も多い。
大型のコミュニティはそれぞれ独自に対ゾンビ部隊を持っている。
コミュニティ以外の場所はゾンビだらけの廃墟だが、そこに隠れ住む変わり者もいる。


・キリスト教徒コミュニティ
カトリック教会を中心に、キリスト教徒が集まるコミュニティ。
対ゾンビをメインとした12の特殊部隊を隠し持つ。

使っている対ゾンビ武器が一部ヴァンパイアにも有効なため、アバンテメンバーもちょいちょい装備品を失敬する。
その事に薄々感づいているキリストコミュニティは、アバンテから正式依頼される聖水製造について高額な請求をするようになっている。
コミュニティの中には歪んだ思想を持つ派が存在し、非道徳的な作戦を実行するチームが存在する。
12の特殊部隊は、キリスト使徒にちなんだ名で呼ばれる。
1 ペトロ
2 ゼベダイ・ヤコブ
3 ヨハネ
4 アンデレ
5 フィリポ
6 バルトロマイ
7 マタイ
8 トマス
9 アルファイ・ヤコブ
10 タダイ
11 シモン
12 ユダ

特殊部隊が好んで使うブラスター。
掲げると十字架のシルエットとなる。
彼らにとってはゾンビもヴァンパイアも、その他のモンスターも罪人も、等しく排除の対象である。
「天の神が許したもうとも、この十字架が汝の罪を裁く!」

 


・SBWWにおける日本
ゾンビウイルス被害は当然日本にも襲い掛かった。
人口密度の多い首都圏と主要空港のある都市からウイルスは蔓延し、甚大なゾンビ被害を出した。
他の国と同じく、国家としては日本は消滅している。
現在、元東京にもコミュニティは存在し、電気、通信などのインフラも整ってはいるが、さほどコミュニティとして大規模ではない。
元首都圏エリアは完全に人間よりゾンビの方が多数である。

また、高尾山に存在するコミュニティは崩壊した文明社会に対し、武士階級の封建社会復興を掲げており、対ゾンビ部隊に当たる人員を侍や忍者と呼称している。

 


~ AMATAKOGYO Inc.(アマタコーギョー株式会社) ~ 暗躍する戦争企業
各国のコミュニティを股にかけ世界展開している日系の大企業。
主業は兵器の開発、製造。
SBWWでの対ゾンビ兵器の9割はアマタコーギョー製である。

・アマタコーギョーの初期の名銃。
人が生き延びるためには対ゾンビ兵器は欠かせないため、莫大な売上と政治的影響力を持つ。
しかしこの企業が存在し、各地の工場を稼働させているからこそ、残された人類は社会的生活が出来ているとも言える。
もちろん、ゾンビウイルス開発にも関わっている。



~ LEBEN AG(レベン株式会社) ~ 秘密を持つ製薬会社
旧欧州地域を主に展開する、創立数百年といわれる製薬会社。
対ゾンビ、対ゾンビウイルス研究で最先端を行く。
裏ではゾンビウイルスの開発そのものにも関わっていたが、ゾンビウイルス自体、事故による偶然の産物なので、レベンでもその特性などを把握している訳ではない。
ゾンビウイルスは変化性が高いので、なかなか有効な薬品開発も進んでいないのが実情。
実はレベンの創業者はノーブル種のヴァンパイアである。
血族経営が続いており、今の経営責任者もヴァンパイアである。
長年生きてきたノーブル種は短時間の日光下の行動もできるし、見た目は人間となんら変わらないので、ほぼ周りにばれる事は無い。
もっとも、実働的な部分は他の人間が担っているので、表舞台に立つことは極まれである。
ゾンビが増え人間が減ってしまうと、吸血対象が減る事になるので、ゾンビウイルス撲滅は人類もヴァンパイアも利害が一致している。


 

 

~ アウトサイダー ~ 異世界からの異邦人
世界には時空の安定していないポイントがあり、異世界から様々なものが転送されてくる事がある。
理由は不明だが、多くは生命体である事が多い。
時空のポイントは物理法則に従っているわけでは無く、一か所にとどまらず出現、消失を繰り返している。
異世界から訪れた人(もしくはそれに似た生物)は、この世界の70億人ではない外側の人間のため「アウトサイダー」の俗称で呼ばれる。
どのような法則があるか不明だが、別世界の対ゾンビ部隊の人間やゾンビそのものが転移してくることが多い。

 



「セブン・ビリオン・ウォー・ワールドの広がり」
この世界は、未来的なコミュニティもあるし、原始的なコミュニティもある。
いわゆるSF的な装備をしている人も、スチームパンク風も、ヴィクトリア朝の格好をしている人も、さまざまな格好と人種が入り乱れた世界だ。
また、ゾンビだらけの世界ではあるが、この狂った世界にはまだまだ知られざる伝説の存在が多く生息している。
あるコミュニティの狂科学者は、ツギハギの死体を復活させる方法を研究しているし、また別の地域では人間が大型肉食獣になるのを見たという者もいる。
さらに別のコミュニティでは、行政管理の為に開発したAIが暴走しているという噂もある。
この世界ではゾンビは表立った問題だが、それは氷山の一角でしかないのだ。


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