「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

「アメリカ大統領選挙」は本当に終わったのか?バイデン勝利とトランプの今後

2020-11-11 12:30:00 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

今まで沈黙を守ってきた理由は他でもない。
筆者は「アメリカ大統領選挙」に大きな関心があり
今回の選挙が「世界に与える影響の凄まじさ」
を予め感じていたのだから、
ジックリと見守るしかないであろう。

しかし、選挙から1週間経った11日現在でも
トランプは敗北宣言すら拒否し、
法廷闘争へと持ち込む構えを見せている。
「往生際の悪い醜態を曝してでも
権力にしがみつきたい・・・・」
そんな彼の本音が覗える行動だ。

元々彼を推した共和党内でも
不協和音が出始めているとも聞くが
ウンザリするほど粘るトランプには
国民が段々と離れていくのではないだろうか?
もちろん一部の狂信的支持者は別として・・・。

なぜなら勝利したバイデン陣営の戦略も
ソコを十分に意識し、外堀を固めてきているからだ。
日本も含めた同盟国の祝辞を受け
カナダの首相との会談をも早々と実現させている。
国際社会は「トランプ降ろし」で一致している・・・
そう見るほうが正しいだろう。

問題はそれに屈しないトランプの意気地無さだ。
数々の不正を繰り返して
(大学入試さえも替え玉という話も聞く)
大統領まで上り詰めた彼の中では
この様なズルは普通なのだろう。
コレこそがニューノーマルかもしれないね(笑)。

このトランプが仕掛けた
プロレスサながらの場外乱闘
(彼は大のプロレス好きとしても有名)
の間に、アメリカではコロナの猛威が加速し
機能不全に陥ろうとしている。

しかしそんな中、ここでも勝者バイデン氏が
「コロナ対策チーム」を早々と結成し
対策に乗り出す構えを見せ、外堀をさらに堅めた
トランプはゴルフばかりしている中でね(笑)。

簡単に考えれば
国家の危機にゴルフ三昧の大統領は要らない!
時々ツイートするだけで、
しかもそれは自分の選挙のことでしょ?
誰もが彼の職責放棄を疑う余地などないと思うが
狂信的な支持者は声を上げるんだろうな・・・。
しかし、それも下火になると楽観視したい。

そもそもアメリカという国は
「民主主義の形を決定付けた国家」だ。
その恩恵が良くも悪くも世界中に浸透してきている。
トランプの4年間は「そんなアメリカの考え方」を
根本から覆してしまった・・・・。

例えば「黒人と白人は違う」
と彼は認識している。
アメリカの各地に長く居るとわかるが
確かにアメリカには場所により差別はある
そのような保守的な場所(特に田舎)では
私の様なアジア人も当然差別の対象であり、
差別を受けた経験も多い。
しかし、それをトップが認めてはいけない。

「過去に差別があったものの、それを無くして行く!」
コレがアメリカのトップに必要な考えで
あくまでも「未来志向」によってのみ進む。
アメリカはそんな国で無ければならない。
そこにワザワザ溝を作ったトランプ政治は危険だ。
「アメリカの価値観」
彼によって失われつつあったのだ。

私の観測は12月に入る頃には
「アメリカ国民がトランプに飽き飽きしている・・・」
様になるというものだ。
「面白くない彼のワンパターン行動」

「国際社会の静かな圧力」
がボディーブローの様に効いてくるはずだ。
そして、そう願いたい。

バイデン氏が無事に大統領として
この難局を文字通り「チームとして」
運営することになるであろう。
高齢なバイデン氏だからこそ
「チームの結束、チームワークは欠かせない」

2021年が良い年になることを祈る・・・・。
そして、このプロレスが早く終わることを願う。
今はただ、それだけだ。

《編集長「Mash」筆》



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