アマゾン川下り準備13日目 イカダだけがプカルパの町
イカダ作成もいよいよ家部分に取り掛かることとなった2週目。イメージとしては土台よりも家を作る方が大変だし時間もかかる気がするのだけど、果たしてどうなるか?
知らねーよ
こちらの時間感覚を覚えたのか、最近は拠点で待ってなくともすぐ姿を見せるようになったオッちゃん。今日も川の対岸に渡る前で鉢合わせし、そのまま一緒に上流の木材工場へ移動することができて無駄がない。ここでハッキリしとくが、時間通りに現れるペルー人ってものすごい貴重なんですよ!
朝一なので人が少ないと思う
事前に打ち合わせして必要木材の本数を書き留めているため交渉自体は比較的スムーズに進む。いざ料金の話になった時、謎の20%値上げされたことが不服で説明を求めたのだが、ちっとも要領得ないしこちらもそれを理解するだけのスペイン語力がない。
結果的に「理由を理解できない自分たちが悪い」ということで納得したワケだが、理屈の上ではそうでも気持ちとしては「いきなりワケ分からん追加料金出してきやがって。ペルー人許せん!」とかなってしまう。悩ましい。
イカダまで運ぶのも一苦労
長さに合わせてカッティングの印を付けたり、切った角材を適所に配置したり。広いと思ってたイカダもこうした作業をすると「狭くて敵わん」と思わずにはいられない一辺5mの世界。
基礎部分の設置も始める
なお木々の接合部は組み木の技術を用いてみた。日本の匠の技を見せつけてやるぜ!とか自信満々でいたのだが、実際にカッティング作業をしたのは我々ではなくオッちゃんであり、日本の技術はアッサリ持ってかれてしまった模様。
上物できると立派に見えるな
キリの良いところまでやりたかったので、かなり粘って夕日が綺麗に見える時間まで作業したのだが。もう1つオッちゃんの良いところで「基本サボらない」という点がある。
ペルー人に仕事させると2時間のうち1時間くらいはサボってダラけてる印象だが、このオッちゃんはお昼休憩以外で休んだりせず黙々と仕事続ける真面目なタイプ。そんな彼に対する私たちの印象は「ペルー人なのにペルー人じゃないみたい」という最上級のモノ。
ペルー人を何だと思っているのか
夜はホテルで恒例の打ち合わせ。毎回思った以上に時間かかっているのが毎日の収支決算であり、ここらへん元書店員の久保さんはキッチリしており細かい。細かいのは良いが要するに長くなるのであり、毎回脱線気味になる話もあって大変だ。
そんな状況なので確実に長くなるな・・・と思っていたイカダの船名があっさり「ノーチラス号」で決定したのは驚いた。お互いジュール・ヴェルヌ好きというのが大きかったな。
2018年10月8日(月)