エチオピア22日目 アレムテナの町〜アディスアベバから南に約180km ネゲレの町

 一応アディスで中1日の休養日取っているのだが、早くも身体がダルくて朝起きるのしんどいぞ。まだエチオピア抜けるまで結構な距離あるのだけど、こんな調子で大丈夫か私は?

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 8時過ぎまで寝てました

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 朝食も自炊せず近くの食堂で

 ところでエチオピアの食堂は写真のように床に植物の葉を敷く習慣があるようだが、これが足すべらせる原因になるし見た目にも良い感じとは思わず理解に苦しむ風習だ。ちゃんと営業終了で掃除して葉を回収し、翌朝ばら撒いてるの見ると結構ちゃんとした理由がありそうな気がするけれど。

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 ちゃんと走り出したの10時になってから

 かなり遅めの出発だが、強い追い風に助けられ遅れを一気に取り戻すハイペースで進む。昨日の時点で「多分この先しばらくは追い風で楽だろう」くらいのことは思ってたけど、こんなイケイケ状態になるとは想像してなんだ。

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 景色も良くて最高の気分

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 ただ路面状態だけがちょっと

 こうしてみると首都のアディスを挟んでエチオピア北部の日本が作った道路は素晴らしい状態だったのだと感じる。一部ガタガタになってるポイントはあったけど、やっぱ日本って道路造りに関してやたらレベル高い国なのだと思ったよ。

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 こんな感じで道端でパパイヤ売ってる

 50kmほどで到着した町が超リゾートというか観光特化した雰囲気で、場違いな気がしてしまいお昼休憩もしないまま郊外へ抜けてしまいガソスタ脇の定食屋でようやく腰を下ろすことに。エチオピアのレストラン程度で気が引けてたら、世界中ほとんどのお店に入店できないだろうと思うけども。

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 この辺は農業関係の施設が目立つな

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 この国でラクダは初めて見た

 当初は80km弱にあるブルブラという町で走行終了しようと目論んでいたが、追い風に押され余りにも早い到着となってしまったこともありもうちょい先に進むことにした。まぁブルブラは宿があるか微妙な規模の町だったし都合が良い。

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 人の休憩中にお金強請りに来んなよ

 2つの大きな湖の間を抜ける道路は西側が国立公園となっているスポットでもある。個人的にエチオピアの景色はどこも国立公園なんぞに引けを取らないレベルなので、特筆して気になったり感動するようなことはない・・・というか、むしろこの区間に住んでる子供は自転車見つけるとガンガン投石してくるタチ悪い奴が多く、腹が立ってあんま景色見てる余裕がなかった。

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 湖畔エリアはリゾートホテルが立ち並んでるらしい

 内陸国な上に山岳国でもあるエチオピアではこうした湖沿いがリゾートとして栄えているパターンが多く、特にこの周辺はそうした観光客を目当てとした施設や宿泊施設も数多い。そういう客相手にするつもりならさ、もっと旅行者に対する対応を学ばせろよ。自転車見つけるなり地面の石拾ってスタンバイしてるガキに何故注意しようと思わない?

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 自転車乗りは旅行者に非ず

 丸1日フラットな道で走りやすかったのだけど、よりによって最後の10kmだけ上り坂とか辞めてほしい。テンション的には「最後にキビしいのやって来たじゃねーか!」みたいな感じで盛り上がるけどさ、現実は快調に走れてたペースもガタ落ちだし両足ヘロヘロで汗まみれ。限界ギリギリでやっとこさネゲレの町に到着となった。

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 生ビールのお店見つけられず瓶ビールに

 ちなみにエチオピアでは投宿したら即シャワー浴びて、着ていた衣類を洗濯し翌朝までに乾くよう努めている。普段なら適当なタイミングで洗濯して翌日走行の自転車に服引っ掛けながら走るのが常だけど、エチオピアで自転車に小物引っ掛けてると子供が盗んでしまうためバッグの中に収納しないといけないので。

 なお1日ペアランしたジョージ曰く「エチオピアの子供は南部の方がより性質悪いらしい」とのことであり、マジでこれ以上酷い環境になったら我慢できる自信が無いのだけれど。明日の我が身が心配でならない。

 2020年2月9日(日) 走行距離127km 累計109356km