敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

だるまさんが……始まった。

2020年09月22日 | 俳優座
9月22日『火の殉難』稽古が始まる。

企画段階では仮題『だるまさんの殉難』。
そう、大蔵大臣を六度務めた
高橋是清の物語である。
故にこの公演についてのブログは
「だるまさん」を頭に付して・・・と、
あたりまえに書き出したけれど、
もしや高橋是清といわて
「???」な人も多いのかしらん。

ま、そのあたりはおいおいと…。

まずシルバーウイークも何のその、
一堂に会して読み合わせ。

実は俳優座研究所の発表会があり、
第一稽古場は一年生の仕込であった。
おとなりの第二稽古場にて。

作者の古川健氏にも同席いただいて
初稿を頭から読み進めた。

教科書に出てくる偉人(?)が
次々と登場する戯曲。
……犬養毅、原敬などなど。

ただ、作者は言った。
「あくまで普通の人のおはなし。
2.26という大きな事件を描きますが
そうではないものを書きたかった」と。

実際はもっと響く言葉でした

稀代の財政家・高橋是清を支えた
家族の暮らす御屋敷が主たる舞台。



歴史上の人物については、
明日以降、演じる俳優とともに
綴ることにして。
初回はタイトルの「殉難」について。

≪国家や宗教などにかかわる
危難のために身を犠牲にすること≫

確かにあの時代、多くの血が流された。
それは決して良いことではないけれど、
一人ひとりが国のことを(今よりも)
真剣に考えていた・・・と思わなくもない。
私見は短めに。

公演概要を書いて今日は終わります。

劇団俳優座No.343『火の殉難』
作/古川健(劇団チョコレートケーキ)
演出/川口啓史
出演/岩崎加根子、可知靖之、
平田朝音、河野正明、島英臣、
山本順子、坪井木の実、川井康弘、
渡辺聡、谷部央年、藤田一真、
馬場太史、山田定世、井口稀乃

時/2020年11月6日~22日
於/俳優座5階稽古場

助成/文化庁文化芸術振興費補助金
(舞台芸術創造活動活性化事業)
参加/令和2年度(第75回)文化庁芸術祭

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« cheers~『心の嘘』921 | トップ | だるまさんの、だるまさん »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿