敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

だるまさんの、完売。

2020年11月21日 | 俳優座

劇団俳優座No.343『火の殉難』

作/古川健、演出/川口啓史

於/俳優座5階稽古場

時/2020年11月6日~22日(全16回)

 

「わしは運のいい人間だ」と

キャッチコピーを打った公演は、

実際「運の良い」まま、明日千秋楽だ。

 

 

前回の弊ブログ(17日火曜付)で、

〈残る6ステージのうちお席があるのは

土日の2日のみになっております〉と

書いたそばから、その2ステージも完売

 

COVID-19第三波の情勢下にありながら

多くの方々に「チケットがありません」と

謝らずを得ず、動画配信やDVD&Blu-rayでの

鑑賞を勧めることは心苦しいとともに、

有難い悲鳴でもあるのです。

 

それから公演期間中、一度も雨がなく、

もちろん芝居の前か後ろにパラついて、

傘をお持ちのお客様がいた回はあったけれど、

二週間と少し、お湿りなしで終わりそうである。

 

下の一葉は19日のアフタートーク。

出演女優揃い踏みの座談会。

顔ぶれは劇団代表の岩崎加根子以下

平田朝音、山本順子、坪井木の実、

そして今回が初舞台の井口稀乃の五名。

 

また、この日は初めて東京の感染者数が

500人を超えた日でもあった。

 

家と劇場の往復の二週間超は、

朝早く出て、深夜帰宅の日々で

「今」が実感しづらい部分もあったが…

19日の夜深く、池袋西口公園で

夜行バスを待つ若者たちは<Go To>に

旅立つ前から盛り上がっていたりいた。

かと思えば、その前日の夜

地下街に続く出入口のある路上で

ヘベレケの年輩の男女数人を見かけた。

 

ニュースで示される円グラフの、

家庭内感染の比率が高いのも知ってはいる。

けれど

繁華街の光景と家が繋がっていないはずはない。

 

 

そして歴史も繋がっている。

政治家のたたずまいのこと、

家族の営みのこと、世界とこの国のこと……

『火の殉難』はそんなあれやこれやを

決して声高ではなく客席に届ける舞台。

 

繰り返しになるけれど。

明日、千秋楽。チケットは完売。

配信とDVD&Blu-rayはまだ大丈夫。

詳細は劇団HPで。

https://haiyuza.net/performance-2-2/junnan/

 


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