低金利麻痺1 | 不動産未来ナビ

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マイナス金利を反映して住宅ローンは、10年固定で1%弱、35年固定のフラット35で1%強と大底の水準にあり、マイホーム購入のローンは固定が多いと思いきや、「住宅ローン金利は上がらないと考える購入者が多いのか、金利0.5%前後の変動を選択する人が増えていて、固定の割合は3メガバンクで35%(2019年4~11月)、全国で30%(2018年度)まで減少し、統計のある2006年からの期間比較では固定の割合は最低となっている」(日経2020年1月9日朝刊「住宅ローン固定型急減」)

 

ローンの金利水準が大底で変動と0.5%の金利差しかないのなら固定の選択がベストのような気がしますが、将来も住宅ローン金利は1%も上がらないと判断をするのは、インフレを知らない世代が住宅購入の中心にいるからで、金利で資産を増やすこともできないしインフレも来ないのに、都心のマンション価格だけは上昇すると考えれば、少しでも金利の安い変動ローンを選択するというのは合理的選択だからです。

 

しかし、それは低金利麻痺で、将来の金利上昇の可能性をネグレクトしているような気もいたします。

 

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