3月コロナウィルス感染拡大から50%近くまで暴落(分配金利回りの平均で7.9%)したJ-REITの投資口価格は、直ぐに反転し現在投資口価格は25%、分配金利回りは6.5%まで戻しています。ただし、コロナウィルスの終息と停滞した経済の反転の時期が見えないことから、アップダウンの状態が続きそうです。
下のグラフで、2003年から2007年前半のミニバブルとその崩壊までのJ-REITの推移を見ると、この間投資口価格は上昇基調で、2007年前半には分配金利回りは今回のコロナウィルスの影響が出る前の3%台まで高騰しています。しかし、2007年の夏にサブプライムローンの破綻を契機に投資口価格は急落し、分配金利回りは一挙に8%までアップしていきます。
ただし、1年後のリーマンショックの始まる2008年秋には、分配金利回りはすでにはピークとなる8%まで上昇しきっており、リーマンショックによる金融危機&景気後退を受けながらも、翌年の2009年秋には6%台までダウンしています。
これから賃料が下がるので、現時点の分配金利回り水準は割引く必要がありそうですが、過去のデータと突き合わせると、J-REITの分配金利回りは8%をボトムとして6~8%台で推移でしょうか。
(ファイナンシャルスターHP2020/04/04)
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