「千と千尋の神隠し」という映画の中で
「カオナシ」というキャラクターがいます。

 

 

 

自我というものは、まさにあのカオナシそっくりです。
カオナシというその名の通り、自我には実態がありません。

 

ですから、自我は私たちの色んな思考や感情と一体化することで、
そこからエネルギーを得て、存在し続けようとします。

 

映画の中のカオナシも、色んな人（特に所有欲や自己顕示欲が強い人）を飲み込んで、
どんどん肥大化し、暴君化していきます。

 

自我もまた私たちの思考や感情の中で特に強いもの
往々にしてそれは、否定的な想念や感情と同化して、肥大化していきます。

 

自我にとっては、私たち側の都合（その思考や感情が私たちにとって幸せなことか、不幸なことか）はどうでもよく、
エネルギーが強いものほど良いのです。

 

私たちの中には、たくさんの想念や感情が湧き上がってきます。

 

たとえば本来は「私の中に悲しみという感情（エネルギー）がある」
という捉え方が正しいのですが、
自我はその悲しみと同化して、あたかもあなたが悲しんでいるような錯覚を抱かせます。

 

「悲しみのエネルギーがある」という状態から、
「私は悲しい」となった時、
私たちはまんまと自我の策略に嵌って、
自我というカオナシに主導権を明け渡してしまっているのです。

 

自我は、同化する対象が見つかったら、そこから一気にたたみかけて、肥大化していきます。

「私は悲しい」（自我と感情の同化）

 

→私は悲劇のヒロインだ（自己憐憫）

 

→こんなに悲しいのはあの人（あの状況）が悪いんだ（被害者意識）

 

→あいつはひどい奴だ（他者批判）

 

→私は間違っていないぞ（自己正当化）

 

→あいつが謝ってくるまで私はゆるさないからな（糾弾）

 

こうなった時、もう本来のあなたはどこにも存在していません。
自我に乗っ取られて、コントロール不能の状態になっています。

 

まさにカオナシが暴君と化し、
誰にも止められない状態になっているのです。

 

 

私たちが、みじめな私、できない私、持っていない私、先行き不安な私
そんな「不幸な私」に嘆いている時、

 

あるいは、

 

人よりできる私、わかっている私、知っている私、など、
そんな「すごい私」に気分が高揚している時、
私たちは間違いなく自我と同化し、エネルギーを明け渡し、自我を強化し続けているのです。

 

カオナシは寂しさ、所在のなさ、欠乏感から、
人々をどんどん飲み込んで行きました。
そして、手からニセモノの金を出し、人々を引き付け、
虚栄心を満たそうとしましたが、結局満たされることはありませんでした。

 

自分が空っぽであることを知っているが故に、
外側の何かで大きく見せようとする姿は、まさに自我の性質そのものです。

 

カオナシが本当に求めていたものは、
純粋な愛を与えてくれた千だったのです。

 

千はそんなカオナシに泥団子を与え、
飲み込んでいた人々を吐き出させます。
カオナシは苦しみ、怒り狂いますが、
千のその施しは、まさに本当の愛でした。

 

私たちがするべきことも、
自我と思考と感情の同化に気付き、

愛の光でもって、肥大化した自我のエネルギーを浄化していくことなのです。
今まで同化していたものを浄化する（吐き出させよう）とするとき、自我は苦しみ、抵抗します。

 

「いやいや、あいつが悪いでしょ」
「こっちは被害者だ」
「これを手放したら、大変なことになるぞ」

 

浄化していくプロセスで起きる自我の抵抗、
私が私でなくなるような恐れは、錯覚です。
カオナシがすべてを吐き出し大人しくなった時、
ようやくあなたの中の本当の自分、本質の光が輝きだします。

 

その本当の自分で生き始める時、
あなたの世界は調和していくのです。

 

カオナシは、千の中の自我（闇）の象徴でした。

 

そのカオナシという自我との決別（統合）を終えた時、
ようやく千は、本当の自分の名前「千尋」を思い出すのです。

 

 

・・・・・

 

とは言っても、自我は悪い者ではありません。

意外と愛すべきキャラクターです。

 

 

 

ですから、自我に愛を持って接する時、

私たちは一番早く、本当の自己を取り戻していくことができるのです。

 

 

・・・ということで、泥団子の強制浄化ではなく、

愛でもって、やさしく浄化し、本当の自己を発見していくためのセミナー開催します。

 

令和に向けて、浄化の大きな波がやってきています。

 

 

感情を浄化する、感じ切る、俯瞰する、見つめる、
手放す、統合する、など・・・

 

 

色んな表現がありますが、どれも
「感情に巻き込まれず、距離を置き、感情のエネルギーを解放していく」
ことを言っています。

 

 

私たちは総括してそれを「浄化」と呼んでいます。

 

 

色んな自己探求や自己実現の方法がありますが、
長年の経験からやはり「まずは浄化が一番大事」だと感じています。

 

 

たとえば「●●になってしまったら、どうしよう・・・」という
恐れの感情に同化したまま、何かを望んだり、対処したとしても、
一次的に解決することはあっても、「●●になったら困る」という恐れの感情が残っていれば、
やがて浄化のためにその恐れが湧き上がる現実が現象化されてきます。

 

 

望む現実を創造するにも、
悩みや問題を真の意味で解決するにも、
まずは浄化なのです。

 

 

そして、何より浄化は今、自分がとらわれている感情や思考から解放させ、
深い部分の本当の自己との繋がりを復活させてくれます。

 

 

その結果、「今、ここ」にある状態に立ち返ることができ、
本当の自己から、必要な答えや導きが得られるようになります。

 

 

こんなにもすばらしい「浄化」という万能ツールなのですが、

 

 

聞いたことはあるけれども、やり方がよくわからない・・・、
やってはみたものの、できているのかわからない・・・、
やってみたけど、効果を感じられない、
これで合っているのどうか・・・、
感じ切ることと、感情に入り込んでしまう違いがわからないなど、

 

 

意外と使いこなせている方が少ないように感じます。

 

 

人生を大きく変化させていくことができる方法であるにもかかわらず、
そこまで日常的に活用できている人はまだまだ少ないのはとても残念で、
もったいないと感じています。

 

 

そこで、浄化というものをメインでお伝えする会を催すことにしました。

 

 

今回の浄化実践会では、浄化の基礎から応用まで、
実践を通じて、浄化を理解し、習得していくことを目的にしています。

 

 

浄化にあまり取り組んだことがないという方も、
日常的に実践している方にも新たな発見や気付きを得ていただけるはずです。

 

 

皆さんのご参加お待ちしております。

 

金額　：　５，４００円（税込価格）

 

詳細・お申込みはこちら

 

 

 

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しあわせびより。では

 

メンターや霊能者、ヒーラーへの依存、ジプシーし続ける人ではなく、真の一人立ちのためのサポートをしています。

 

心理学や引き寄せ、願望実現などとの決定的な違いは、潜在意識だけへの働きかけではなく、そこに溜まった痛みに向き合い、さらにその奥にある超意識（本質、魂、普遍意識）とつながり、気付きや学びを得ることで、根本的変容を促すことです。

 

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