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以前からお伝えしている自分の過去の浄化・統合のプロセスの続きです。

 

人生を魂のシナリオという観点から観る

 

前々回の記事で、過去の苦労や葛藤を通して養われた「天の才能」を開花させていくためには、自分の過去の浄化・統合が必要であり、その第一歩が感情エネルギーの浄化であるということをお伝えしました。

 

しかし、浄化のプロセスは、感情エネルギーの浄化だけで終わりではありません。

 

その他にも感情発生の元となる「価値観や思い込みの解放」や、深い部分でその体験を望んでいた「オーダーへの気付きと解放」など、それぞれに大事なプロセスがあるのですが、一番大切なのは、あなたの魂のシナリオの観点から、「過去の体験に示されていた本当の意味や価値」に気付いていくことです。

 

私たちはついつい「あれが起こったせいで、こうなってしまった」
「あの出来事がなければ、もっとこうなれていたのに」と思いがちです。

 

そして、その不幸の原因となっている過去を消し去って、より良い今を獲得しようとします。

しかし、それでは本当の意味での浄化は完了しませんし、あなたを輝かせる「天の才能」にも気づけません。

 

そこで必要なのが、「魂のシナリオ」という視点です。

それは起こるべくして起きたことであり、深い部分のあなた、つまり魂によって、設定されていたという考え方です。

 

なぜ自分の人生にこれが起きる必要があったのか？
なぜあの時、私はあれを体験する必要があったのか？
私はこの体験を通して、どこに、あるいは何をするように魂に導かれていたのか？

 

そういう観点で、捉えていくことによって、私たちは本当の意味で、過去の体験を浄化し、その体験から得た気付きや恩恵を自己へと統合していくことができるのです。

 

 

父の完璧な愛の演技に気付いた体験

 

私が魂のシナリオの観点で過去を肯定できた体験を書かせていただきます。

 

私の家庭はいつ不機嫌になり、怒りだすかわからない父の存在によっていつもピリピリした空気が流れていました。
ですから、小さいころから私は、常に父の機嫌を損ねないように空気を読まざるを得ませんでした。

 

かつては、「父のせいで安心した子供時代を送れなかった」、「そのせいで常に場の空気や人の顔色を伺う性格になってしまった」など、否定的に捉えていた時期もありましたが、被害者になっているうちはやはり何も解決しませんでした。

 

ある程度成長し、自己と向き合うプロセスの中で、魂のシナリオの観点から、父の存在について、本質的な意味を感じてみようと思いました。

 

魂の設定という観点でみた時、「私は父にその役割をしてもらい、空気を読む体験をさせてもらっていた」ということになります。

 

では、なぜ私はその体験をする必要があったのでしょうか？

 

この体験は、カルマ解消や自分の価値観を手放すという側面でも色々なギフトがあったのですが、その体験で養われた資質や能力（天の才能）という観点で見た時、父の存在のおかげで、私は今の仕事で必要なクライアントさんのエネルギーや波動を感じ取るというセンサーがものすごく鍛えられていたということに気づきました。

 

つまり、生まれる前にすでに「こういう仕事をしたい」という私の希望があり、そのためには色んなエネルギーや波動をキャッチするセンサーを磨かなければならないので、父にその訓練をやらざるを得ない状況を作ってもらっていたということになります。

 

また父は、色んな過去生で補佐役やサポート役が多かった私が、今世は「他者（特に上の人や力ある人）の意見や態度に左右されずに、自分が信じた道を生きる」という別のレッスンも兼ねてくれていました。

 

魂のシナリオという視点で、それらに気づけた時、私は「父は完璧に私のシナリオ通りの役割を果たしてくれていた」ということが深く腑に落ちました。
そして、そんな嫌な役割を引き受けてくれた父の愛の深さに感動し、深い部分から感謝の念が湧き上がってきたのです。

 

その瞬間、過去の暗いマイナスの体験が、一気に光り輝く今の自分にとってかけがえのない貴重なプラスの体験へと変化しました。そして、大きな安心感と共に、「これでよかったんだ」という自分の人生に対する肯定感がじわじわと内側から湧き上がってきました。

 

 

体験自体は変わらないのに、その意味や価値がガラッと変わり、過去のその体験は今の自分に欠かせないエッセンスを与えてくれていたという深い気付き。
これが今まで否定し、切り離されていた過去を統合するということなのです。

 

私はどんなにマイナスに見える体験であっても、すべての体験に意味と価値があると感じています。

その意味を見つけていくことが、ある意味人生の最大の目的ではないかと思うのです。

 

自分が完璧な魂のシナリオに沿って進んでいたことを実感できてからは、どんな人も、今、どんな状態であったとしても、完璧なシナリオの元、必要なプロセスを進んでいるということがわかるようになりました。

 

そして、苦しんでいる人ほど、実はそれに耐えうるだけの強い魂の力を秘めていて、尚一層光り輝こうとしている尊い存在、尊い魂に見えるようになったのです。

 

 

今、自己肯定感を上げるということがしきりに言われていますが、本当の自己肯定感は、何かができるとか、できないとか、何かを持っているとか、持っていないとかという自我の狭い視点からは得られません。

 

 

その自己肯定感は、得たものが失われると途端にになくなってしまうからです。

 

 

本当の自己肯定感は、魂の視点から見て、自分が持っているもの、持っていないもの、できること、できないことも含めて、自分の人生は完璧であったことを知っていくプロセスから生まれていきます。

 

 

それを実感する体験が積み重ねられていくと、徐々に自分の使命や役割、人生や魂が自分に何をさせようとしているのかが見えてくるようになるのです。

 

 

次回はその辺りをまた詳しくお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

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しあわせびより。では

 

メンターや霊能者、ヒーラーへの依存、ジプシーし続ける人ではなく、真の一人立ちのためのサポートをしています。

 

心理学や引き寄せ、願望実現などとの決定的な違いは、潜在意識だけへの働きかけではなく、そこに溜まった痛みに向き合い、さらにその奥にある超意識（本質、魂、普遍意識）とつながり、気付きや学びを得ることで、根本的変容を促すことです。

 

魂のナビゲーターである「しあわせびより。」が、常にあなたの本質に意識を合わせることにより、そこが目覚め、活性化されていきます。

 

 

今回の人生こそは、長らく持ち続けてきた魂の癖、魂の宿題から卒業していきたい！という方は是非いらしてください。

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