hasyan の 旅の散歩道

元気な間に余暇を通じてドライブなどで得た、行き先々の身近な風景・
神社仏閣・史跡・花の写真などをお伝えします。

秋深まる紅葉の比地の滝 2019.11.16

2019年11月17日 19時09分32秒 | 滝・渓谷・山

  所在地     比地の滝      兵庫県宍粟市山崎町上比地374

  「兵庫県立国見の森公園」のエリア内にあり、比地の滝への遊歩道の入口です。猪や鹿が出るため扉を開けて入ります。

  猪・鹿避けの扉を開けて300m程渓流沿いの滝見道を5分ほど歩くと滝に着きます。

  美しい滝で落差12mですが、もっとありそうな感じです。滝の周りの岩が苔に覆われていて美しい。滝口は大きな岩で二つの流れに分かれています。

  滝の前には、大きなイチョウの木があり黄葉で少し風があると「ヒラ・ヒラ」と舞い落ち素晴らしい光景です。

  滝から下流へと小さな段差が連続する渓流が続き、また滝周辺の苔も綺麗で、なかなか雰囲気の良い滝です。

  この滝は、国見山に源を発し、白い一条の糸となって流れ落ちる様から、土用の丑の日に白いウナギが滝を溯上するとの言い伝えがあるそうです。

 次回をお楽しみに では またね 


たつの市・東山公園の紅葉が見ごろに 2019.11.16

2019年11月16日 20時34分55秒 | 公園・名所・名勝

  所在地    東山公園      兵庫県たつの市新宮町新宮1093

  新宮地域の吊り橋のある、揖保川東岸の小嵐山(こあらしやま)の山裾一帯は、つつじと紅葉で有名で東山公園内には国民宿舎志んぐ荘があります。

 国民宿舎志んぐ荘から出される食事を待ちどうしのか真っ白いアヒルが「ガァ~ ガァ~」と

 東山公園の11月は、日増しに移り行くモミジなど色鮮やかな紅葉で彩られます。

  2019年は例年行っているライトアップに加え、紅葉の下を行燈で照らし、幻想的な世界が広がり東山公園内特設ステージで音楽等のイベントを開催があるようですが、写真を撮るにはちょっと邪魔かな~ それもまた楽しみに来る人が多いのでいいですね。

  揖保川のほとりにある東山公園は、ここには哲学者・寺田弥吉の記念碑や、宮本武蔵が修練を積んだといわれる不動の滝があり、秋は公園内がイロハモミジなどの鮮やかな紅葉で彩られた散歩道となります。

  朝日に照らされ紅葉したモミジに、まだ 紅葉していない木々がありコントラストが付き見ているとほっとするようなひと時ですね。

  期間中は毎夜のライトアップに加え、散歩道をほんわかと「行灯」で照らします。

 次回をお楽しみに では またね


高源寺の紅葉が見ごろ 2019.11.13

2019年11月14日 20時47分12秒 | 神社・寺院

  所在地     高源寺       兵庫県丹波市青垣町桧倉514

  高源寺は、かつて末寺3000を数えた名刹で、三重塔や本堂など多くの建物が建つ。新緑も美しいが、天目カエデの全山が紅葉すると特に見事のようです、

 惣門は、弘巌玄猊禅師が織田藩の援助を得て建立したものです。正面の額には、弘巌玄猊禅師の筆による「丹丘勝処(たんきゅうしょうしょ)」の額があります。

 

  平日というのに人手が多く人物を入れずに撮るのが難しいです。当山の山門は別名「紫鳳楼(しほうろう)」と呼び、二階には、お釈迦(しゃか)様と十六羅漢(じゅうろくらかん)をお祭しています。

  

  少し逆光で紅葉を見ると冴えて見えます。

 さらに上がって行くと方丈(ほうじょう)があり、近くには鐘楼もあります、その先には三笑橋があります。

  三笑橋を渡ると一般的には「三重塔(さんじゅうのとう)」と呼ばれますが、中は「輪蔵(りんぞう)」という造りになっていまして、経典が納めてあります。また、正面には三国伝来の印度昆須鳩摩の作と伝えられる開運「毘沙門天(びしゃもんてん)」をお祭しています。

  この方向から撮る三重塔は一般的でが、さすがに紅葉が見事で当山の境内の多くのカエデは、天目カエデと呼ばれます。それは、開山の遠谿祖雄禅師が中国杭州の天目山で禅の修行をしてこられました。

  中国天目山より持ち帰ったカエデを境内に植えたことから始まります。天目カエデの特徴としましては、葉が小さく、葉の切れ目が深く、枝が垂れ下がるといわれています。

 こんだけ紅葉も綺麗だと目の保養になります。

  道は綺麗に整備され大勢の人がカメラのシャッターを切っています。

  三丹随一の紅葉の名所として知られる禅宗の由緒ある寺院の高源寺は最高です。

     入山料 大人300円、小中学生100円です。

 次回をお楽しみに では またね


紅葉が綺麗な北播磨余暇村公園 2019.11.09

2019年11月13日 20時06分23秒 | 公園・名所・名勝

  所在地    北播磨余暇村公園       兵庫県多可郡多可町中区牧野817-41

  多可町にある妙見山の麓にあり、兵庫県北播磨地域のレクリエーション施設の利用を目的として、公園内にはアスレチック、バラ園、日本庭園などがある総合公園であります。

  小川の両脇に映える紅葉が美しく、特につり橋からの眺めは格別です。

  紅葉が綺麗ですのでつり橋から、離れて池の方へ降りて行きいきます。

  池に映る紅葉が素晴らしい

  小川には、水がありませんが逆光の枯山水の庭園のようでいい感じです。

  真っ赤に染まったように葉が綺麗です。

  広場には、多くの子供たちが遊んでいます。年間を通して多くの家族連れが遊びに来ています。

  公園内にはアスレチック、バラ園、日本庭園などがある総合公園であります。ここ日本庭園も落ち着いていいですね。

 今の季節、池には可愛いいトンボが舞い ちょっと羽休みです。

 次回をお楽しみに では またね

 


秋が深まる山乗渓谷の不動滝 2019.11.06

2019年11月12日 11時57分47秒 | 滝・渓谷・山

  所在地     山乗渓谷の不動滝    岡山県真庭市蒜山下和2096

  7月中旬~8月中旬の期間には、遊歩道入口の「涼水亭」にて自然の醍醐味を体感必至の「そうめん流し」も楽しめ、平成14年放送のNHK大河ドラマ「武蔵」のロケ地となったので
その記念碑が立っています。

  滝へ行く遊歩道は全長400m。渓谷のせせらぎを聞きながらのゆるやかな坂道が続きます。

  天然の涼しさと癒し効果満点でマイナスイオンを感じることのできる見どころの一つ。周辺のブナ林では、オオルリやミソサザイ・アカショウビンなどの野鳥、渓流にはヤマメなど川魚が生息しているようです。

  綺麗な渓流が流れに、切り立った断崖に囲まれた渓谷には、岩壁沿いに遊歩道が設けられています。

  マイナスイオンをたっぷりの飛沫を浴びながら苔むした岩肌も目には涼しげです。

  断崖に囲まれた迫力のある景観を持つ渓谷で、渓谷に造られた400mの遊歩道の先の、不動滝までは,沢山の淵があり楽しませてくれます。

  綺麗な渓流が流れに、切り立った断崖に囲まれた渓谷には、岩壁沿いに遊歩道が設けられています。

  不動滝は落差が約20mで滝周辺の水深は浅く周囲も開けていて、鑑賞しやすい環境を持つ滝です。

  「山乗の不動滝」は周囲を断崖に囲まれた自然の迫力あふれる独特の雰囲気を持つ滝で、上部はこれから紅葉が綺麗になるでしょうね.

 次回をお楽しみに では またね

 


紅葉する鬼女台展望休憩所から見る大山 2019.11.06

2019年11月11日 13時53分47秒 | 公園・名所・名勝

  所在地     鬼女台展望休憩所    岡山県真庭市蒜山下徳山1109

 鬼女台展望休憩所は、蒜山大山スカイラインの道中、鳥取県と岡山県の県境に立つ絶景スポットです。北には鳥取県の名峰・大山、振り向けば緑の高原地帯に描きだされる蒜山の町並みを一望できます。

 鬼女台展望休憩所からは360°大パノラマが広がる撮影ポイントですので、この時期、平日というのに駐車場は満車です。

 標高約900mの鬼女台展望休憩所からは紅葉が見ごろを迎える景色が360度の大パノラマとして望めます。

 この秋の紅葉の季節には鬼女台では、ススキ野原と紅葉の景色が一番素晴らしく飽きることなく、いつまでも眺めていたい景色です。

 駐車場から少し離れた高台からはススキが広がる草原が続きます。

 遊歩道を歩く人がススキの草原に溶け込むように素晴らしい光景です。

 鬼女台展望台からは、眼下には蒜山高原の雄大な牧草地が広がり、秋には、ブナ、ナラ,カエデ、モミジ,トチなどが色づき、色づく秋を身近に感じながら紅葉を楽しめます。

  次回をお楽しみに では またね


奥大山・木谷沢渓流 2019.11.06

2019年11月10日 08時08分22秒 | 滝・渓谷・山

  所在地    奥大山・木谷沢渓流      鳥取県日野郡江府町御机837

 

  奥大山スキー場の駐車場に車を止めて、木谷沢渓流の案内標識を目印に森に入ると、ブナ、ミズナラ、ケヤキなどの紅葉樹の巨木の緑の世界が広がる中を歩いて行きます。

  散策道を進むこと数分で、耳に前方からせせらぎの瀬音が聞こえ、そして森に住む小鳥たちの鳴き声。目の前に広がる風景は別世界で感動も心に響きます。

  この風景は何なのかな? 多くの人が水面に浮かぶ落葉と水面の波紋に木々が映りシャッターチャンスをうかがっています。

  渓流には、多くの写真を撮る人が今がチャンスかと待ち構えシャッターを押しています。

 日本のおいしい水の故郷の一つ奥大山。サントリーの天然水のCMでは、美しい渓流の中で人気アーティストの宇多田ヒカルさんがCMを撮影した場所のようです。

   

 木谷沢渓流は神秘的な風景に包まれ、五感で感じるごとく大山の神秘でしょうか、人の心を癒す不思議なパワーが宿つているのかな?

  

 これから秋も押し迫った頃に行くとあたりは落ち葉だらけで新緑の季節とは違う景色を見ることが出来るでしょう。渓流を流れる水は、天然水のCMのごとく綺麗な風景です。

  渓流には、苔むしたブナの古木、苔むした岩に包まれ感覚は、日頃の生活にはないまさに癒しの空間でマイナスイオンたっぷりの森林浴を満喫できます。

  次回をお楽しみに では またね 


奥大山スキー場から見る大山南壁 2019.11.06

2019年11月09日 19時51分43秒 | 公園・名所・名勝

  所在地    奥大山スキー場      鳥取県日野郡江府町御机837

 

  奥大山スキー場の閉鎖が決まったのかな? 総面積は18万平米、コース面積が8万平米、コース数は4本、標高差260m、最長滑走距離は約1200mの小規模なスキー場。スキー最盛期には、年間5~6万人と大勢の利用者がいたそうですが、最近は2万人を割ることもあるようで。

  大山の南側に位置するローカルスキー場ですが、景色も素晴らしいところです。

  雲一つ無い青空で写真を撮るには、ちょっと少しの雲がほしいですが、紅葉も綺麗に成ってきて素晴らしいです。

 大山南壁の露出する山肌と中腹から続く新緑や紅葉とのコントラストは大山でも屈指の絶景ポイントがここからも見られます。

  なだらかなゲレンデで、散歩するには最適でいい天気で素晴らしい。

 少し横にそれると、紅葉と落葉がある道を大山南壁を見ながら歩くことで癒されます。

 次回をお楽しみに では またね

 


奥大山鍵掛峠から見る紅葉 2019.11.06

2019年11月08日 13時36分02秒 | 公園・名所・名勝

  所在地    鍵掛峠     鳥取県日野郡江府町大河原1531

  快晴の天気の中、大山環状道路というアップダウンとカーブが連続する山岳路をしばらく走って、鍵掛峠の展望台までブナ林の続く道をドライブです。

 江府町側、南壁を眺める一番の絶景ポイントが標高約910mに位置する「鍵掛峠」に着きました。壁のように立ちはだかる大スケールの南壁が見えます。駐車場は満車状態です。ここには綺麗なトイレも設置されていますよ。

 手前に大山のシンボル・ブナ林の絨毯が広がり、その奥に壁のように立ちはだかる大スケールの南壁。露出する山肌と中腹から続く新緑や紅葉とのコントラストは大山でも屈指の絶景ポイントとして人気を集めています。 

  鍵掛峠からは、ギザギザした山容の大山の南斜面を見ることができます。岩がむき出しの大山の南斜面の下は、見渡す限りの紅葉が色がる広大な森が見え多くは天然のブナ林が広がっています。

  鍵掛峠から伯耆町方面へ抜けるブナのトンネルの途中にある一ノ沢、二ノ沢、三ノ沢は、そんな南壁のシンボルが見ることができます。大規模な崩落によりできた沢で、大量の土砂が流下する様は、まさに大山を流れる三本の巨大な川。自然が創り出す壮大な風景が見えます。

  鍵掛峠の駐車場は写真を撮るマニアの三脚が立ち並んでいますが、トイレの前を少し上がると素晴らしい風景が見えます。満足満足

 次回をお楽しみに では またね

 


御机から見る大山南壁 2019.11.06

2019年11月07日 19時49分59秒 | 公園・名所・名勝

  所在地   御机       鳥取県日野郡江府町御机

 早朝、4時半ごろ自宅を出て米子自動車道の蒜山高原SAで一休みして御机に、途中 道が整備されていますが古いナビを頼りに何とか到着です。

 奥大山の美しい自然の景色を一目見ようと多くの観光客や写真家が来町され、御机集落にある茅葺小屋も町内でも有数の撮影名所となっています。今日も朝早くから数人のグループが来られていました。

 初雪は、まだのようですが、茅葺小屋のそばにある柿木には沢山の柿の実が成り、のどかな田園風景に包まれる風景です。

 右に、目を向けると面白い姿の山が、そして四季の田園風景との共演で里山ならではの時間を演出しています。

 農具小屋として建てられた「茅葺小屋」は、大山南壁を背景に昔なつかしい原風景を残し、写真愛好家の中でも昔なつかしい原風景を残している場所と思っている一つです。

   次回をお楽しみに では またね


竜神様が祀られる飛龍の滝 2019.10.16

2019年10月17日 19時11分42秒 | 滝・渓谷・山

  所在地     飛龍の滝      兵庫県佐用郡佐用町櫛田

              私は車ですが、智頭急行の久崎駅から約3キロ(徒歩で約40分)で、「飛龍の滝」は、兵庫県佐用町を流れる滝谷川の上流部に位置する滝です。

 

   この階段を上がって行くと、その滝姿は、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のオープニングタイトルバックにも使用された、高さは約20m、佐用町随一の規模を誇る滝がみられます。

 

   滝見道は、90mほどで、滝周辺は、お社がお祀りされ大きな杉の茂る滝周辺には神秘的な雰囲気が漂っています。

  

  「飛龍の滝」は、切り立つ岩壁を変化をつけて流れる荘厳で優美な印象の滝です。下部の滝と合わせて落差20mとありましたが、実際にはもっと高いのではないかと思える迫力があり水量がもう少しあるといいですが、

  滝の少し離れた横には朽ち果てた倶利伽羅剣がお祀りされ石碑があります。一代目かな?

  滝に打たれて剣に巻き付いている竜は「倶利伽羅竜王」といい、倶利伽羅剣とともに「不動明王」本人の化身ともされます。

  滝中央部付近に突き出した岩壁が水の流れに変化をつけ、その姿が飛龍のように見えることから滝の名前が付けられたといわれています。

  滝壺は小さいですが、そこから石橋方面を見た風景です。

  岩肌を流れる水の流れが非常に美しい流麗な滝で、この滝は信仰の滝で滝下には竜神が祀られていて神秘的ですね。

次回をお楽しみに では またね 


癒しの大垪和西の棚田 2019.09.09

2019年09月10日 17時06分26秒 | 公園・名所・名勝

  所在地     大垪和西も棚田       岡山県久米郡美咲町大垪和西424

 

 大垪和西の棚田はすり鉢状の棚田で、そこには棚田公園があり駐車場とトイレが完備しています。

 岡山県の中央部に位置する美咲町西部の大垪和地区。標高400mの山間地に、360度すり鉢状に約850枚の棚田が広がっています。

 例年田植えは5月下旬~6月、稲刈りは8月下旬~9月上旬で、もう稲刈りが済んだところもあります。

 もう秋の気配がする風景でコスモスの花が咲き赤とんぼが飛び交うのんびりとした癒されるところです。

 水源は天水で、棚田が開かれたのは明治時代で、大垪和西の棚田は、通常の棚田の3倍~4倍の面積を誇り、瀬戸内地域でも最大規模を誇る棚田です。

 近くでは収穫に忙しく稲刈りに脱穀と農家の方が作業をしています。

 秋空の澄み切った空に雲、のんびりとベンチに座っていると時を忘れます。

 棚田の織りなす鎬模様が独特の曲線を描き、初夏の田植え、秋の黄金色に輝く風景や雲海、冬の雪景色など、四季を通じてさまざまな景観が撮影できるスポットで、田植えが済んだ後の水面に映る夕日が綺麗なスポットです。

 次回をお楽しみに では またね


エメラルドグリーンの滝壺がある八反の滝 2019.09.04

2019年09月09日 19時45分45秒 | 滝・渓谷・山

  所在地    八反の滝     兵庫県豊岡市日高町名色

 国道428号から滝に入る標識が「但馬ドーム」にあり、入り口に通ずる道は、見落としやすいので要注意で数台止めることができる駐車場があります。

 滝に下りる道は綺麗に整備された階段が続きます。八反滝は、1万年以上前に神鍋山から稲葉川を下った神鍋溶岩流により形成された渓谷にある滝の一つで、落差約24mの直瀑です。

 滝壺の色は、その日の天気や見る角度によって変化しますが、綺麗なエメラルドグリーンの水が太陽の光を浴びてキラキラ輝いています。

 滝の上段を撮ってみました。迫力があります。

 水量はそれなりの量があり、付近は緑にあふれ気持ちがいいです。

 水が綺麗で滝の高さが布八反に相当することから命名されたとされる。他所の同名の滝と区別するため、名色八反滝、日高八反滝と称されることがあるようです。水量は一年を通じて豊富で、雪解けの5月中旬から下旬に最大になるそうです。

 次回をお楽しみに では またね

 

 


山奥に日本一高い場所にある名草神社の三重塔 2019.07.31」

2019年08月06日 19時36分25秒 | 神社・寺院

  所在地     名草神社      兵庫県養父市八鹿町石原1755―6

  名草神社は、養父市八鹿町妙見村に鎮座し、妙見山(標高1139m)の中腹(標高800m)に位置し、古くは妙見社と称して、近世の但馬地方における妙見信仰の拠点として栄えました。明治6年、豊岡県の伝達により、妙見社から名草神社に社名を変更しました。

 養父市の市街地を外れて細い山間部の道を約8kmほど走っていると野生の鹿に遇いました。可愛いですね~

 三重塔の近くまで車で行くことができますが、手前で車を止めて歩いてみました。大きな杉林が続く道涼しいです。

 山道を歩いていると三重塔が浮かび上がって来るようで、重要文化財(国宝)である。元々、出雲大社に建てられていた塔を大社建築用の杉をこの山から提供した返礼に出雲から運ばれてきたと伝えられています。

 山奥に日本一高い場所にある名草神社の三重塔です。養父市内では、明治37年2月18日指定の「名草神社三重塔」が重要文化財の指定されました。      

 

 三間三重塔婆を過ぎると幅の広い石段が現れる。大きい鳥居の向こうに拝殿が見え、石段を登りきると本殿があります。 宝暦四年(1754)に造営されている。正面が九間、側面が五間、向拝付入母屋造で、屋根はこけら葺で正面に千鳥破風と軒に唐破風が付いている。向拝の両側の柱には口を押さえた獅子と耳を押さえた獅子、その上の軒下には力童子などの彫刻が多い江戸時代の神仏習合の神社建築ですが、今は改修工事です。

 由緒の、  社伝等によれば、敏達天皇十四年(585)、紀伊国名草郡出身の養父郡司であった高野直夫幡彦が当時流行した悪疫に苦しむ民を憐れんで、故郷の祖神を石原山(妙見山)に祀ったのを創祀としています。

 これで名草神社にある本殿、拝殿、三重塔の3棟の建造物が国指定の文化財になりました。国指定の建造物が3棟も並ぶ場所は北近畿でも他にはありません。江戸時代に建てられた大規模な本殿と拝殿は大変すばらしいものであり、兵庫県を代表する貴重な建造物です。現在改修工事をしていますが、工事関係者に聞くと終わるのが来年の秋の終わりごろのようです。

 次回をお楽しみに では またね 


妙見信仰の一大霊場 日光院 2019.07.31

2019年08月03日 20時42分42秒 | 神社・寺院

  所在地    日光院        兵庫県養父市八鹿町石原450

 養父市八鹿町石原にある日光院は、市街地から県道267入り途中から名草神社方面へ山間部に入りますと真言宗高野派に属して妙見山日光院があります。

 寺伝では、六世紀に日光慶重という道士が草庵を結んで建立したのに始まると伝えています。本尊は弘法大師作とも言われる妙見大菩薩で、妙見信仰の一大霊場として発展しました。日光院本堂の左手に聳える大イチョウは、幹周/5. 2m、樹高/35mがあります。

 伝えられるところによりますと山名宗全の祈願所であり、開運厄除けの妙見護摩祈祷のお寺として親しまれています。日光院では江戸時代に牛王札という護符を発行していました。これは妙見山の配札人が、浄財を募るため全国を巡って配ったもので、牛王(ごおう)の名の由来は漢方の妙薬である牛黄(ごおう:牛の胆石)を印色として朱印に用いていたためだと言われています。

 日光院文書は県指定文化財で、巻子本六巻などに仕立てられた合計133通の古文書です。内容は応永十四年(1407年)から天正七年(1579年)までに書かれた室町時代の寄進状です。山名宗全をはじめ、垣屋・八木・太田垣氏など但馬の有力武将たちの祈願所となりました。

 日光院の牛王札は厄除けに御利益があるとして信仰を集めていました。この牛王札の版木は、現在妙見山資料宝物館に所蔵されていますが、この版木には二匹の山犬像が彫り込まれています。つまり牛王札は狼の護符であり、日光院は狼の護符を配付する寺院だった事が分かります。

 古刹のお寺の雰囲気がいたるところに残り、渡り廊下の雰囲気がいいです。

 今の時期、新緑が美しく境内にいると心が落ち着きますが、境内には樹齢600年の大イチョウがありますので、秋の紅葉の季節には黄色の絨毯を敷き詰めたような景色を楽しませてくれます。

 日光院のご本尊、妙見菩薩は北極星の化身であり宇宙の象徴とされ、また天皇の本命星であるとされています。妙見菩薩信仰とは、中央アジアのミトラ信仰が東アジアに伝播したものと言われ、ミトラ神は遊牧民族の神らしく馬に乗り、眷属である烏と狼をお供にして狩をする神と表象されます。

 次回をお楽しみに では またね